2014年5月13日の『ベストヒットUSA』(BS朝日)。
最新の20位までのランキングである。
変化が少ないので、更新しがいがない。
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◎20. Me And My Broken Heart (RIXTON)
◎19. Ain't It Fun (PARAMORE)
◎18. La La La (Naughty Boy f/ Sam Smith)
▼17. Take Me Home (CASH CASH f/ Bebe Rexha)
◎16. #Selfie (The Chainsmokers)
◎15. Animals (Martin Garrix)
▼14. Drunk In Love (Beyonce f/ Jay-Z)
▼13. Burn (Ellie Goulding)
◎12. Not A Bad Thing (Justin Timberlake)
→11. Hey Brother (AVICII)
▼10. Counting Stars (ONEREPUBLIC)
→9. Neon Lights (Demi Lovato)
◎8. Best Day Of My Life (American Authors)
◎7. The Man (Aloe Blacc)
→6. All Of Me (John Legend)
▼5. Pompeii (Bastille)
▼4. Team (Lorde)
◎3. Talk Dirty (Jason Derulo f/ 2 CHAINZ)
→2. Dark Horse (Katy Perry f/ Jucy J)
→1. Happy (Pharrell Williams)
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3週連続で1位をキープしたファレル・ウィリアムズ(41歳)が、今日のテレビ朝日「ミュージック・ステーション(Mステ)」に生出演し、カラオケ演奏をバックに、緑色のデカいハットをかぶり、シャウトも力みも無く、涼しげに若々しくライブで歌ったが、無難かつ穏健で、どこにも毒のない、平和的なというか、のんきな音楽で、ニーズがどこにあるのか分からないのであった。
……
さて、そんな今週の「ベストヒットUSA」のチャートからは、"Young Girls" (Bruno Mars ブルーノ・マーズ)と"Story Of My Life" (ONE DIRECTION ワンダイレクション)という2組のアイドルの曲が圏外に去り、新たに、4人組のイギリスのニュー・アイドル・グループ、リクストン(試験的にEP1枚しか出してないのになぜ売れる?)と、元パンク・バンドで現アイドル・バンド(?)のパラモア(2005年にアルバム・デビューの中堅だが、ヴォーカルのヘイリー・ウィリアムズはまだ25歳)の2曲がチャートインした。
アイドルが2組去り、2組のアイドルで補充される。
これでは、面白みがない。
……
他方、EDMの「誰が出しても売れる」状態は続いている。
すなわち、9位、11位、13位、15~18位と、全部で7曲も居座り、司会の小林克也は、先週にひきつづき今週も、これらのEDMについてひとこともコメントせず、無視を決め込んだ。
そこは面白い。
……
どぎつい、というか、えげつない路線のジェイソン・デルーロとケイティ・ペリーが、爽やかな「ハッピー」の陰に隠れて、2位と3位につけているのが、アメリカ文化を象徴する姿なのかもしれない。
実際、ロビン・シックもそうだった。
「ワルぶる」というのが、いかにも、アメリカで売れるためのツボのようだ。
ただし、それが最近は、「毒のないワル」、「芸としてのワル」になってきている気がする。
爆発的なものだったパンクやラップというものが、かなり変質してきてしまった。
そして、クールなハッピーさが蔓延する時代。
どこか落ち着かないものがある。
……
なにか、これは「嵐の前の静けさ」というべきものではないのだろうか。
あるいは、ハッピーってずいぶん退屈なんだな、ということかもしれない。
いずれにしても、音楽が浅いものになってきたことを感じてしまう。