FUJI ROCK 2014について語る。 | リトル・プーリームのプラスティック・スリル・ブログ

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テレビの低級化に抗し、マジで音楽を憂い、予言蔓延する世に悩み、
焦り多き家庭に困り、後悔伴う仕事に苦しみ、レーザー的に精密な
日本語の駆使に迷う中年男の見込み違いとニガリきった日々のアレコレ。

なにか「弱含み」だった今年のフジロック・フェスティヴァルのラインナップが、徐々に決まりつつある。


カニエ・ウェスト(Kanye West)&アウトキャスト(OUTKAST)という

大ラップ祭りの気配が、フジロックらしからぬものを予感させていたのもつかの間、

カニエのキャンセルという番狂わせで、一気に沈滞ムードが漂い、

しばらくのあいだ、今回は「ジャック・ジョンソン大会」なのか?と怪訝な思いで

サイトを眺める日々が続いていたが、

アーケード・ファイア(Arcade Fire)というビッグ・バンドが決定し、

とりあえず洋楽ファンを一安心させたとみられる。


さて、現段階で、チケット購入には、いまだ至らぬわけだが、

洋楽歴の長いさよちゃん先輩(以下「さ」)とともに、

久々の洋楽談義と行きたい。


***


俺「今年のフジロックについてだけど」

さ「あと一つの大枠の予想?まだ研究が足りないから、なんとも言えない」

俺「そうなんだ。じゃ希望は?」

さ「ブルース・スプリングスティーン(笑)」

俺「そうだね。でも難しいのかな~。自分の希望としてはカニエを埋めるエミネムかな」

さ「来たことがあるから、無いとは言えないね。でも、今回は無いでしょう」

俺「そうなの、残念。デ・ラ・ソウルとかが来れば、全然問題ないよね、格から行っても」

さ「でも、人気から言えば“ビルボード東京”クラスなんでしょ?(笑)」

俺「確かに。席は埋まらないよね~」

さ「まあ…埋まらなくてもいいんだけどね」

俺「ちゃんとした大ヒップ・ホップ祭りを貫徹したいなら、ルーツとか、パブリック・エナミーとかね」

さ「カニエよりも、ロック好きには受けるよね、その辺なら」

俺「でも、実際、ヒップホップの大物であと1枠を埋める可能性があるのかな~?」

さ「うーん、それとも、いつものUK枠なのかなぁ~」

俺「無難にポール・ウェラーとか???(笑)」

さ「ニュー・アルバムが出るんだものね、まあ、ルーツ(The Roots)も出るよね」

俺「じゃ、ルーツあるかな?あればうれしいな」

さ「そうね」

俺「マイブラ(My Bloody Valentine)はある?」

さ「しばらく無いです。」

俺「なんで?」

さ「前回のあれはヒドかったから(笑)あと、アルバムも微妙だった」

俺「でも、彼らは、意外に、あの新作に自信があるようなんだよねぇ(笑)困ったことに。」

さ「あの後すぐ来日して、“雪辱”を果たしたらしいから、今回の出演は無いよ」

俺「じゃあ、ジャック・ホワイトはどうかな?6月に新作が出るみたいだし」

さ「うーん…ジャック・ホワイトねえ。サイトを見たら、何か予定がかぶってるみたいだから……」

俺「そっか。すでに決まったラインナップについては、どう?」

さ「アーケイド・ファイアは、世界的に評価が高い。現役感のある大物が決まったのは良いことだよ。」

俺「うん」

さ「個人的にも見たい。フランツ・フェルディナンドも、いまさら感もあるけど……まあ、見たいね」

俺「あの人たち(=フランツ)は大物感が出てこない人たちだよね(笑)」

さ「でも、ヘッドライナーしたことがあるんだよ、だからホントは大物なんだよ(笑)」

俺「ところで、ジャック・ジョンソンの人気が分からない。自分は知らないに等しいし、あの格付けもどうかなあ」

さ「私たちの感覚だと、ちょっと不満。でも、じつは、ファンが多いんじゃないの?」

俺「そうなのかぁ。“小物”って感じだけど」

さ「プーリームさんの趣味とは対極にあるよね。へなへなした白人で、自然派で・・・」

俺「政治性も無さそうだし・・・」

さ「まあ、これを機会に改めて研究対象としてみては?」

俺「そうだね」

さ「デーモン・アルバーンが心配だねぇ(笑)」

俺「どういう心配なの?」

さ「ソロ・アルバムがどうなっているのか・・・」

俺「たいしたものじゃない気がするけど」

さ「ゴリラズは良かったけど、ソロになるとどうなのかな。人脈とかセンスで成り立ってる人のような気がするから」

俺「うーん。地味っぽくなのかな、ライブは……あと、マニック・ストリート・プリーチャーズの人気も、日本だけのものじゃないのかな?」

さ「英国では人気があるんじゃないの?あの青春ロック的な路線は嫌いじゃないけどね、私は」

俺「ヒップホップってのは、いつのまにか終息したムーブメントになってるよねえ。そんな中、かろうじて人気があるのが、カニエ、ジェイ-Z、エミネムの御三家。で、休んでた大御所アウトキャストだけど、路線がかなり“歌モノ”へシフトしちゃってるから、ヒップホップの活性化にはつながらないんだよな~」

さ「プーリームさんのいうところのヒップホップ性って、パンク的なものなの?つまり、ギャングスタ的な?」

俺「パンク的なものに近いけど、それよりも、もっと言いたいことがハッキリしている感じかな。破壊というよりも主張だよね」

さ「なにかオレ様的な、“オレの話を聞け”的なものなんでしょ?でも、ラップって、政治性というよりも個人的なことを言い合ってるって感じがするけど」

俺「それが大勢を占めているのかもしれない」

さ「ヒップホップの世界でも、ロック同様に、歌モノっぽくなってるとイヤなんだ?」

俺「そうだね。ケンドリック・ラマーなんかのようなヒップホップの魂を感じさせるバンドが複数出演して欲しいね」

さ「ケンドリック・ラマーは“歌モノ”っていうより、“曲モノ”って感じがするね。確かに、いいかも」

俺「“曲モノ”って概念は面白いね。さて、今回、一般受けしそうな名前は、フォスター・ザ・ピープル、ロード(LORDE)、トラヴィス、ストライプス、ルミニアーズあたりかなあ」

さ「そうね」

俺「先輩は、ビッフィー・クライロ(BIFFY CLYRO)に興味あるんだって?」

さ「以前、サマソニに来たとき、テレビにも出て、アンプラグドでちょっとライブをしたんだよ」

俺「へー、それで?」

さ「なかなかイイと思って、CDを聴いたんだけど、そのときはピンと来なかった」

俺「うん」

さ「むしろ、ライブだと魅せるところがあるんじゃないかっていう予想があるんだよ。欧州では大人気だし」

俺「なるほど」

さ「逆に、ロードとか、ストライプスなんかが、ライブはどうかなあって思う」

俺「アカペラ的にやるしかなさそうだもんな(笑)」

さ「ロードはそうだろうけど…、ストライプスは“子供名人芸”的なものが見られるだろう(笑)」

俺「でも、それじゃ中身が無さそうです・・・」

さ「どっちも子供のすることだから、あたたかい目で見守りましょうよ」

俺「あと気になるのは・・・」

さ「ボンベイ・バイシクル・クラブ(Bombay Bicycle Club)、オーガー・ユー・アスホール(Ogre You Asshole)、ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート(The Pains of Being Pure At Heart)が見たい。どれも名前が長い~」

俺「だから売れないんだ(笑)」

さ「あと、ブルース・スプリングスティーンがイチ押しのガーランド・ジェフリーズ(Garland Jeffreys)、大物アーチストのU2やレディオヘッドに支持されているウォーターボーイズ(The Waterboys)に注目してる」

俺「その辺は日本じゃ無名に近いけど、見る価値が大いにありそうだ」

さ「楽しみです。けど、まだチケット買ってません。もし、レッチリが出ることになったら大変だから、今から買ったほうがいい」

俺「そっか、買えなくなるか!」

さ「レッチリに根拠はないけど(笑)」


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