BS朝日の音楽チャート「BEST HIT USA(ベストヒットUSA)」は、わりと面白い。
が、先週は英米の大スター、ポール・マッカートニーとイーグルスの大特集で、メインのランキングが超駆け足、というか、かなりおざなりな扱い。で、アッというまの紹介に終わった。
せっかく面白い新曲がいくつもランクイン&上昇してきたのに残念である。
(余談ながら、どうして、イーグルスは「特集」なんかでも、たいてい1曲「ホテル・カリフォルニア」しか流されないのか?ほかには、ズシンと来る名曲が無いのか?……他方、ポールは、お茶を濁すような軽い余興めいた凡曲を次々発表することが許される例外的な歌手に見える。が、これは彼の"人徳"のなすわざなのか?愛すべきポーリーの「いたずら」を、いつもお茶目なポーリーが50になろうが60になろうが、我々は温かく見つめるべく要請されている。そこは、不思議といえば不思議な話である。)
てなわけで、雑に扱われた今週のチャートのほうは、録画して、ゆっくり再生しつつメモするしかない。
(ケチなBS朝日のサイトには、チャートが掲載されていないのだから)
こよなく洋楽を愛するオレとしては、たとえダサくてダルい曲のオンパレードであっても、一応全曲をすこしずつ流す本来の番組スタイルに(うんざりさせられながらもアメリカの世相を嗅ぎ取れるような感じもして)、時には怒りつつ時には冷ややかに眺める楽しみというのを重視しているのだ。
小林克也だって、退屈なチャートの紹介に辟易しているのは分かる。しかし、次週から、番組が元に戻ることをオレは期待している。
1(U). Mirrors (Justin Timberlake)
2(D). Just Give Me A Reason (P!nk feat. Nate Ruess)
3(U). Can't Hold Us (Macklemore & Ryan Lewis feat. Ray Dalton)
4(U). Heart Attack (Demi Lovato)
5(D). Stay (Rihanna feat. Mikky Ekko)
6(U). I Love It (Icona Pop feat. Charli XCX)
7(D). When I Was Your Man (Bruno Mars)
8(U). Come & Get It (Selena Gomez)
9(U). My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up) (Fall Out Boy)
10(D). Feel This Moment (Pitbull feat. Christina Aguilera)
11(U). #thatPower (Will.i.am feat. Justin Bieber)
12(U). Cruise (Florida Georgia Line feat. Nelly)
13(D). 22 (Taylor Swift)
14(U). The Way (Ariana Grande feat. Mac Miller)
15(D). Alive (Krewella)
16(U). The Other Side (Jason Derulo)
17(U). Next To Me (Emeli Sande)
18(N). #Beautiful (Mariah Carey feat. Miguel)
19(N). Here's To Never Growing Up (Avril Lavigne)
20(D). Suit & Tie (Justin Timberlake feat. Jay-Z)
(順位の横のNはNew、UはUp、DはDown)
懐かしい気がするが、アヴリル・ラヴィーンが久々にチャートイン。人気者だねえ。あのスタイルに(パンク・ヒロイン的なもの)、アメリカ人は飽きないのかねえ。
マライア・キャリーが貫禄のチャートイン。
「ヒャ!」とか「キャッ」とか独自の声をもらしているだけなのに、あ、マライアだと分かるブランド力のすごい安定感。
チャートの動向としては、アリアナ・グランデ、セレーナ・ゴメスといった若いアイドル歌手が強いようだ。
そこに、誰も文句の付けようがないスーパーアイドル、テイラー・スウィフトが君臨し、白マッチョな女の見本・ピンクもいれば、黒マッチョな女の見本・リアナもいる。
さらには、元子役アイドルのデミー・ロバートや、元カリスマの中年歌手マライア・キャリー、元カリスマ・ロッカーのアヴリル、昔はアイドルだったアギレラなどなど、現在のチャート内には、女性が、あふれかえっている。スエーデンやEDMも、女部隊だ。
しかし、1位は、ティンバーレイク氏のセコい感じがする長くてぬるい曲。
どうしようなく古臭くてダメな曲に、さんざんカネと時間をかけて、妙な処理をほどこし、無理やり聴けるよう、強引に料理したような感じがある。
10位内にしがみついているブルーノ・マーズとリアナのおぞましい演歌が省略されて、耳に入らなかったのは、幸いだった。脳に、毒がしみこまずに済んだ。