うっす~い内容を承知のうえでBS-TBS『ライバルたちの光芒』(司会:高橋英樹・高畑百合子)を、時々鑑賞する。
先日は、「私学両雄・福澤諭吉と大隈重信」というテーマで、一体どういうライバル関係を仕立てあげるか、と思い眺めていたが……
慶應大教授・福田和也は、枯れ切った顔に、ギクシャクした挙動そのままの、うすぼけた発言しか出来ず、早稲田卒・井沢元彦も、これまたのんびり、イジケた態度に終始、要するに、福澤も大隈も、ちっともライバルではなかったよ、わりと仲が良かったよ、というお話。
ただ、福田の奇妙なオレンジ色の丸いセル縁メガネは、変人めいた印象で、オレを強く揺さぶった。脳科学者の池谷裕二に張り合おうとでも言うのか、いつから、福田和也は馬鹿馬鹿しいメガネをかけるようになったのか、と、ヒジョーに気になったので、ついネットで検索してしまったほどだ。
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「ベストヒットUSA」をたてつづけに2週分見たが、かんじんのチャートに大した変動がないのが痛々しい。
真剣さ・マジメさを気取っているぶん余計にバカバカしいのがEDMの曲で、困った潮流だが、祖形にあたるLMFAOは、その点、クールだった。
彼らには、EDMのチープな馬鹿馬鹿しさをパロディ化して過剰に押し進めたような、知的痛快さがあった。
その辺のクールな自意識を欠いた点で、EDMよりも、さらに痛々しいのが、リアーナとブルーノ・マーズの寒気のするほど古臭いバラードである。ココロを欠いた、薄らマジメ気どり演歌バラードとでもいう2曲である。
この2曲の持続的な上昇ぶりも、まだまだ、おぞましいので、こうなってくると、チャートでは、マックルモアの「節約ショップ」のラップだけが、相対的に、良心的に見えるのは仕方がない。
紙ふうせんのように魂のないマルーン5ですら、EDMに辟易した層を取り込んで、上昇しているありさま。
ベン・フォールズ・ファイブ(Ben Folds Five)というメガネ・ピアノ・バンドが、先週のゲスト、そして、フォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)というメガネ・メタルが、今週のゲストというのも、いまいちな感じだ。
が、この2組ともオレには疎遠なので、多少は勉強になり、ベン・フォールズというベテラン・シンガーの見解「日本では洋楽があまり流れなくなっている」に共感しつつ、だからといってUSAのチャートは聴けたもんじゃないよ、ひどいもんだぜ、とも思う。
それでも最後に、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の「グローリー・デイズ(Glory Days)」がリクエストで流されると、文学性の高さ、薫り高い真摯なスタイルに、改めてココロ癒された。
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NHKの「SONGS」のサカナクション特集も、観た。
ヴォーカル男・山口一郎の文学オタク少年的な田舎カフェの生育環境が少し独特だと感じられ、さらに印象的なのは、彼の生まれた小樽の暗さだった。
そしてまた、寺山修司・吉本隆明・石原吉郎といった現代詩に親しんだ湿っぽさが、サカナクションの唱歌的アングラ演劇的な小世界につながっていることは、少しばかり想像できたのである。
しかし、フォークギター歌手の影響色濃い場所から、シンセ・ポップへの接近のきっかけについては、触れられず終わった。
また、デビュー当時のさわやかな髪型を、どうして、韓流アイドル的な、妙に重たい前髪へ変化させ続けるのか、といった問題にも、鋭い追究がなされなかったのは残念の極みである。
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それにしても、浜松市の茶畑の地すべりを、連日(24~29日)、まるで国家の大事件のように、長時間をさいて報道するマスコミのニセ・ニュース体質にうんざりさせられていた数日も、過ぎてみれば、あっさり忘れてしまうのは、よくないことだ。
TVを眺めながら、こんなニュース別にやる必要ないよ、まったく、とおもっていたのはオレだけではないようで、ニュース・ランキングの上位に食い込むこともないまま、茶畑の「崩落騒ぎ」は、たいした国民的な注目を集めることもないまま、終わった。
しかし、「崩れた、崩れた」と連日滑稽にわめき続けるマスコミの執拗な空回りなアクションは、安倍首相の野放図な言動を取り上げずに済ませようとする政権迎合的などんちゃん騒ぎだったのかもしれない。
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ネットでいくら調べても解明できない謎シリーズ。
それを、オレは、このブログで、時々、書き継いでいるが、最新のテーマは「銀行振り込みは、何分後に、相手口座に反映されるか?」である。
各銀行のサイトを見ると、いちおうQ&Aコーナーはあるが、「当日中」か「翌日」になるかしか答えておらず、「何分後か」という問いを、はぐらかしている。「当日」なのは分かり切っているのだ!
いわゆる「教えて!」的サイトや「知恵袋」的なサイトでも、この種の質問者に対して、「当日中です」などとマヌケな答え方でシラばっくれている人間が結構目に付く。
問題は、「何分後か!?」なのである。
「経験上、数分後です、遅くてもせいぜい1時間でしょう」というのを、まれに見かけるので、暫定的に、これを信じるしかない。
こうして、明かされない謎が、ネットの隙間から、まれに湧き上がるのである。