働く皆さんは、普段運動をする習慣がありますか?働いていると運動の時間を確保するのが難しい方々も多いかと思います。

スタンフォード大学の心理学者は運動の効果には健康増進やダイエット以外に様々な効果があると伝えています。

 

  運動の効果

・不安の緩和・抗うつ作用

定期的な運動は、脳の構造を変化させ、メンタルヘルスの改善に効果をもたらすと言われています。「身体を動かすこと」には不安や孤独感を解消させ幸福感も与えてくれると研究データで明らかにしています。
 

・良質な睡眠につながる

習慣的に運動を続けることで、寝つきが良くなり深い睡眠が得られるようになります。不眠症の方でも、運動習慣で症状が改善されることもあります。
 

・幸福度・満足度が上がる

アメリカとイギリスの研究では「座りっぱなしの生活」では、1週間もしないうちに人生の満足度が31%も低下した。また、毎日の平均歩数が5649歩を切ると、不安や気分の落ち込みなどの症状が現れるというデータもあります。

 

・心と身体の結びつき

実は身体が硬い人ほど少しの動きだけで「必死」の状態に自分を導いて、ストレスを発散させやすいと言われています。ヨガでは心身一如といって、心と身体の結びつきを利用して、身体を使って心を上手にリセットしようとします。
 
 

 

  さいごに

運動を長続きさせる為には「運動をしなければ!」と義務に思うのではなく、自分にとって好きな運動であること、自分が楽しいと思える運動が効果的です。ヨガや、好きな音楽を聴きながらのウォーキングも良いですね。仕事で時間がとれない方は、帰宅時間を10分遅らせ、その分歩数を増やすのも効果があると言われています。デスクワーク中でも、かかとの上げ下げや、両膝をくっつけて座るだけでも下半身の筋トレになります。

 

すぐに取り組めるものから是非みなさんも一緒に身体を動かしてみませんか?
 
【文:Y.S】
 

〈参考〉

・スタンフォード式 人生を変える運動の科学(著者ケリー・マクゴ二ガル)

・厚生労働省 身体活動・運動(2024,7,26アクセス)

https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html