ハラスメントは、誰にでも起こりうる問題

「まさか自分の職場で起きているなんて」 「それ、普通じゃないの?」 「軽い冗談のつもりだった」

職場で起きるハラスメント(嫌がらせやいじめ)は、加害者も被害者も自覚がないまま始まることが少なくありません。だからこそ、ハラスメント撲滅月間(12/1~12/31)という節目にもう一度立ち止まって考えることが大切です。

 

 

ハラスメントってどんなもの?

職場で起こりうるハラスメントには、様々な種類があります。

・パワーハラスメント(パワハラ)

 職場での立場や権限を利用して、相手に精神的・身体的苦痛を与えること

 例:怒鳴る 無視する 仕事を与えない/過剰に与える

・セクシャルハラスメント

 性的な言動によって相手を不快にさせる行為のこと

 例:容姿へのコメント プライベートな話題 体に触れる

・マタニティハラスメント

 妊娠・出産・育児に関することで不利益な扱いをすること

 例:妊娠を報告したら部署異動させられた/プロジェクトから外された 「また休む   

   の?」などと言われた

※これはあくまで一例であり、実際の職場ではもっと多様なケースが存在します。

 

言った本人は冗談のつもりでも相手は傷ついているかもしれません

ハラスメントの一番の特徴は、受け取った側が「つらい」と感じた時点で成立するということです。加害者の悪意の有無は、免罪符になりません。「昔はこれが普通だった」や「自分もやられてきたからいいでしょ?」というのは、今や通用しません。

 

 

ハラスメントをなくすためにできること

ハラスメント防止は、まずご自身の言動を省みることから始まります。周囲の小さな変化に目を配り、「おかしい」と感じたら言葉にして伝えることを心がけましょう。その違和感が受け手としてなのか、行為者になりうる立場としてなのか、第三者としてなのかを意識すると、適切な対応につながります。小さな気づきと行動の積み重ねが、安心して働ける職場を育てます。

 

 

相談することは、自分を守る一歩

ハラスメントに悩んだら、一人で抱え込まずに相談してください。「相談=トラブル」ではありません。あなたの声が、職場を少しずつ変える第一歩になります。相談内容は守られますし、不利益を受けることもありません。

 

 

さいごに:思いやりが広がる職場・社会へ

たった一つの言葉が、誰かの背中を押すこともあればその一言で誰かの自尊心を傷つけたり、働く意欲を奪ってしまうことがあります。

気付いて 伝えて 変えていく

その積み重ねがやさしさの連鎖を生み出します。

ハラスメント撲滅月間が思いやりのあふれる社会への第一歩になりますように。

 

 

〈参考〉

あかるい職場応援団(厚生労働省)

職場におけるハラスメント対策パンフレット(厚生労働省)

NOパワハラ なくそう、職場のパワーハラスメント:政府広報オンライン