人は相反するものを持っていると思います。

自分のことが大好きだけど大嫌いで、大胆だけど繊細で、明るいけど暗い、みたいな。

 

 

 

相反するものをそのまま受け止めてあげることが大事だなと最近感じています。

 

 

 

相反するもののどちらかを抑圧したり無視したりするのは良くないことです。

 

それらは同時に存在しているのものですから、一方を無視したところで(部分的かもしれませんが)その人を拒絶しているようなものです。

否定されること、無視されることはストレスがかかります。

これは他人対してだけでなく自分に対しても同じことが言えると思います。

 

 

また、言い換えれば、相反するものを受け止められた時、安心感を与えることが出来るとも思います。

 

多くの場合、相反するものをそのままではなく、何かしらの解釈を挟んで人に理解されることが多いです。

わかりやすく理解するため、あとは心理的な納得感を得るためにも、相反するものをそのまま、とはいかず、人それぞれに解釈を挟むことで矛盾がないような状態を作ろうとします。

ある程度はしょうがないのかもしれません。

ただ、上述の通り本来はその矛盾や葛藤も人の一部ですから、もしありのままを受け止めることができたなら、受け止めらた側は安心感を感じると思います。

(これもまた他人だけなく自分に対しても。)
 

 

相反するものをそのまま受け止めることはとても難しい作業です。

さきほど、”解釈を挟むことで矛盾がないような状態を作ろうとする。”と述べました。

これは一貫性の原理といって、人には言動や態度に一貫性を求める心理が働くという原理があります。相反するものへの認識は実

感や共感を得づらかったり、時に不快感を伴ったりします。

 

だからこそ大事なのだと思います。

難しいことほどやる価値があり、難しいからこそできた時に善いものが生まれるのだと思います。

 

 

 

スポーツはメンタルの影響を多分に受けます。

自己認識がそのままパフォーマンスに現れるといっても過言ではありません。

メンタルをしなやかに健やかに。

まずは、自分の中の葛藤・矛盾をありのままに。そして他人の持つ相反するものもそのままに。

受け止めてあげることが大事だなと思います。