影響の程度-----------------------------------------------------------------------
宇宙飛行士は大量の宇宙線を浴びる。被曝量は1mSv/日、163日では170mSv。
それによる発癌リスクは3%以下だと云う。
宇宙に行けるならそれ位はしょうがないのだそうだ。→
ここ双葉郡浪江町は今でも宇宙ステーション並み、=半年で発癌リスク3%増!原発事故での退避勧告が出される年間20mSvでは、高々
0.X%程度の発癌リスク
増大だと云われている。
原発放射線を浴びてしまっても、バタバタ人が癌で倒れるようなことは無い。
無闇に恐れる必要は無い。必要以上に恐れ、ノイローゼになるのが一番良く
ない。
だが放射線の影響は発癌だけではないようだし、良く判っていない点も多い。
それにα線やβ線が当たれば細胞は必ず壊れる。無害の筈は無い。(X線は透過性が高い。つまり影響を与えず通り抜ける率が大きい)
君子危うきに近寄らずである。避けられるなら出来るだけ避けた方が身のためである。
意味の無い比較-----------------------------------------------------------------------
原発事故による環境放射能について、自然放射線、CTスキャン、国際線旅行、
喫煙、受動喫煙などと比較して、それらより小さいから安全だと云う人は信用
しない方が良い。これらは決して無害ではなく、全ての害は加算されるからだ。
原発環境放射線の害+
自然放射線の害+
CTスキャンなどの医療被曝の害+
エアライン利用での宇宙線被曝の害+
喫煙、受動喫煙の害+
紫外線の害+
高圧線(電界?)の害+
・・・・
が問題であり、原発放射線を被曝すれば他の害を免れるわけではない。こんな
簡単な原理には知らぬ顔で「安全」を説く学者、専門家は、間違いなく貴方を
騙そうとしているのだ。
自然放射線やCTスキャン、エアライン利用などは無害ではない。体は必死で
そう云うものの害と闘っている。そして何時かは負けて死に至るのだ。何とか
平衡状態で頑張っている所で、原発放射線が最後の一突きとなるかも知れない。
ICRPが確率的影響にしきい値は無いとしているのは、それ故だと思う。
ダウン症発生率は高齢出産で多いが、それは必要以上にCTを含むX線検査を
受ける回数の問題のようだ。→
ここ →
妊娠での放射線の影響それに細胞が変異しても必ず癌細胞になるわけでもない。癌細胞は勝手にどん
どん増殖するので破壊的だが、そうではない異常細胞だって有るはずだ。そう
云う細胞が増えれば何となく体調が良くない状態になっても不思議ではない。
いろいろな症状が有って当然なのに癌が発生しなければ無害だと云うのはおか
しい。
自然放射線が高いことで知られている中国広東省の陽江地区の200万人以上に
ついての調査結果は、放射線無害論者によって良く引用されている。
電中研のレポートではサンプル数が記載されていないのは何故だろう?
別の資料では
表2 観察中のコホートの分析状況(1979~1998年)
項目 高線量地域 対照地域 合計
人員数 89,694 35.385 125,079
人・年 1,464,929 528,010 1,992,939
全死亡者数 8,905 3,539 12,444
がん死亡者数 855 347 1,202
死亡率(1/1,000) 6.08 6.70 6.24
がん死亡率(1/10万) 58.36 65.71 60.31
となっていて、確かに高線量地域では死亡率は低いようだ。しかし陽江地区の
がんによる死亡は全死亡の1割程度であり、かなり寿命が短いようだ。それが
どうしてかが判らないと全然参考にならないと思う。
核実験による放射能についても「影響無し」と云う学者が多数いるが、統計を
見ると肺癌が1970年から1995年まで単調に増加している原因は核実験と原発
以外には求められない。→
ここアスベストや喫煙による肺癌は実は被曝による-----------------------------------------------------------------------
Wikipediaによれば、
アスベスト吸入や喫煙による肺癌の発病などは、これらに含まれる微細な
亜鉄が肺に入り形成される「フェリチン」というたんぱく質が、大気中
などにある放射性物質ラジウムを集めて蓄積させ強力な内部被ばくが起きる
事が原因と解明されている
(日本学士院発行の自然科学系英文学術誌に論文掲載)。
と云う。
ラジウムは空気中に存在しないので吸い込んだラドンが体内で崩壊して
出来るのだろう。フェリチンが集めるのはラジウムに限るわけではある
まい。通常の状態ではラドンだけが空気中に存在する放射性物質だから
それから出来るラジウムなのだろう。
膀胱ガンも喫煙により誘発されるらしいが、肺癌と同様に放射性物質の
集積が最終的な原因だろう。放射能汚染環境での喫煙は自殺行為かも。
殺害と傷害-----------------------------------------------------------------------
放射線を浴びると細胞は自分のコピー生成が出来なくなり、新陳代謝能力を
失って滅失することがある。これは不安定型の異常(2動原体/環状染色体)
と云う型の異常染色体に起きるようだ。その発生には線量のしきい値は無く、
高自然放射線地域の僅かな線量で有意な相違が観察されると云う。
この場合は癌にはならないが、細胞が属する器官の機能は低下、または滅失
する。広範にこれが起きると発病、死亡してしまう。
放射線を浴びた細胞が傷つく、と云うか修復に失敗する現象は「転座」を持つ
異常な染色体で起き、発癌や子供への遺伝的影響(ダウン症など)を惹き起こす。
こちらは高自然放射線地域で多いと云うことは無いらしいので、時間当り放射
線量がある程度大きい時期が無いと発生しないようだ。
→
高自然放射線地域の染色体について 染色体やDNAが壊されると突然変異し、癌細胞になる事もある。
出来た癌細胞は免疫力によって駆除されるが、何らかの理由で免疫力が低下
すれば増殖し始める。
転座は不妊の原因の一つで、更に遺伝し、死産、乳児死や奇形の原因とも
なるらしい。但し、転座が有れば必ずそうなると云うわけではないようだ。
癌細胞ではなくても少しだけおかしい細胞が出来れば、健康ではいられまい。
原爆でも「ぶらぶら病」と云う厄介な症状を示した人がいたようだ。
チェルノブイリでは心臓疾患や脳障害で50にならず亡くなる人が多いと
云う。検索して見て欲しい。
→
染色体の話→
放射線が細胞に影響を与える仕組み具体的にどう云う放射線が何回ヒットすると殺されるのか、或いは傷つくのか
までは判らない。ストロンチウム89のように「遅延効果」のある放射線を浴び
ると、何代も後に修復失敗が起こるらしい。(Sr89の遅延放射線など)
放射線を当て癌細胞を殺す放射線治療では放射線が弱いと、癌の付近に新たな
癌を作ってしまうらしい。高自然放射線地域程度の弱い放射線でも転座は起き
ないようなので、転座はある範囲の放射線量または強度で発生するようだ。
放射線は鉄砲玉に似ている-----------------------------------------------------------------------
「放射線を浴びると」と上にも書いたが、放射線は線というより鉄砲玉に似て
いる。ピストルの弾丸が前の人に当たれば後ろの人は大抵は無事だ。放射線が
細胞に大きな影響を与えればエネルギーを失う。
但しα線は複数細胞に大きな影響を及ぼすように説明されている。散弾の様な
ものなのか、弾がデカイのか、クラスタ爆弾みたいなのか、素人の私にはわか
らないが。
一過性被曝と継続性被曝-----------------------------------------------------------------------
CTスキャンなどの医療被曝やエアライン利用での自然放射線被曝は一過性だ。
汚染された環境に住んでいれば継続的に被曝するが、立ち去れば外部被曝は終る。
一時被曝については「年間100mSv以下では影響が無い」と云う説を唱える御用
学者が多いが、データを男女別に分けて分析すると女性では被曝量と発癌率の
増加には50mSv以下でも明確な相関関係があるようだ。
「
疫学研究の現状としきい値問題」の図2
因みにこのレポートは原発推進側に属す「電中研」によるものだ。
詳しい議論は
許容放射線量(改訂版)を見て欲しい。
それに対して空気、飲料水、食品による体内被曝は継続性で、逃げられない。
半減期が長ければ時間当り放射線量は小さいので、内部被曝については半減期
何億年と云うようなことだけで「大変だ」と考えることは無い。
具体的な数値はここで。
核種別の放射能と生涯被曝量低線量被曝の影響-----------------------------------------------------------------------
低線量被曝については2つの考え方がある。
低線量被曝は癌発生などを低下させると云う説。(ホルシミス効果)
ラドン温泉が良く引き合いに出されるが、体内に取り込めば猛毒の
鉛として長期間残るのでどんなものか。
放射線の影響が発癌だけと考えているが、発癌までは長い期間が
掛かる。癌になる前に早死にしているかも知れないので、簡単に
信じることは出来ない。
低線量被曝こそ危険とする説。
甲状腺腫瘍や甲状腺ガンの治療にヨウ素131の低線量投与は治療
対象の腫瘍/癌の付近に新たな癌を発生させることから低線量
被曝こそ危険と云う説が出ている。
個人的には男性にはホルシミス効果があるグループと無いグループが
存在するが、女性ではホルシミス効果は見られないと考えている。
なお、女性は男性よりも放射線感受性が高いのではないかとも思う。
ベクレル、グレイとシーベルト-----------------------------------------------------------------------
ベクレルは1秒間の原子崩壊数
物質固有のベクレル値/gは次の計算式で求められる。
原子重量g=原子量x1.660538782×10^-27x1000
原子数 N=1g/原子重量g
1秒間に崩壊する原子核数比率=1-2^(-1/半減期秒数)
ベクレル値/g=Nx(1-2^(-1/半減期秒数))
食品や飲料水について発表されるベクレル値はシンチレーションカウンタで
測定されたkgあたり電離現象数/秒である。
狭い窓から入ってくる放射線による電離現象をカウントしているので当然
誤差は小さくない。またα線、β線の正確な測定は困難だと思われる。
グレイは1kgの物質に1ジュールの発熱をさせる放射線量(吸収線量)
これは主に放射線医療関係で使われている。
放射線量を校正済みの機器で設定する場合はこの値になる。
線種と何に吸収させるかで崩壊カウントは変わると思われる。
α線は100%吸収されるのでグレイ値=カウント値だろう。
β線はほぼ100%吸収されるのでグレイ値はカウント値に近いだろう。
X線だと吸収率は低いのでグレイ値<<カウント値だろう。
シーベルト(等価線量)は吸収線量(グレイ値)x放射線荷重係数
グレイ値は一応明確(である筈)な値。
放射線荷重係数は大まかで投げ遣りな態度で設定されている。
どうやって検証されているかは不明だ。
ベクレル値を実効線量(シーベルト値)に換算する方法。
もっともらしい核種別、吸入摂取/経口摂取別の「実効線量係数」が
公開されている。→
ここ いろいろもっともそうだが本当は怪しげな計算、加工をしている。
どのような検証がされているのか全く不明。と云うか出鱈目なので
実際の影響との相関が大きくないように思われる。
非常に長期間の内部被曝量との相関の強い値なので、その価と短期間に
おける発癌率などの影響との関係をプロットしてみて相関がある、無い
などと云うのはナンセンスだ。
→
何やら変な放射線の計算など →
ここも参考になるか。