前回、排水管の更新工事は「手強い」と書きましたが、その理由をお話しします。
理由として主なものは
○共用部分の排水縦管、継ぎ手が部屋内(専有部分)に有る。
○排水縦管は一般的に内装の壁の中に隠れている。
○排水縦管を更新するには、部屋に入り、壁、床、場合により天井を壊す必要がある。
○排水縦管は上下の部屋を貫通しているため、縦系統の部屋すべてを一斉に工事しなければならない。
○専有部分である床下の排水枝管が縦管より1m又は全部が鉄管を使用している時、その部分が劣化していれば更新の必要がある。(なぜ、これが問題かと言うと、専有部分修繕に修繕積立金を使用するには規約などの改正手続きが必要な為です。この件は、昨秋、最高裁で一定の条件付きで使用可能と判決がありました。)
など問題が山積みです。
(この共用・専有部分の区分は標準管理規約によります。)
以上のように普通のマンションでも手強いのに、「更に手強い」のはマンション1階部分に床下、地下ピットが無い、又は有っても中に入れない場合です。
これは本当に困ります。床下、地下ピット配管を更新しようとしても、そのままでは施工が出来ないのです。
どうするかというと、床下配管は例外としてライニングする。または1階部屋内床コンクリートを壊して地下ピットの中に入る。地下ピットが無い場合は配管が施工できるまで掘削する。これを1階部屋内で行なうので住民の方の負担は大変なものです。
排水管更新の手強さは他にもありますが、今後も手強さに負けずお客様の為、全力で取り組んでいきたいと思っています。