一応区切りというかまとめ記事を記しておきます。

 

COVID-19の影響により、一時はどうなることかと思った2019-20シーズンのプレミア・リーグが無事終了しました。

 

このシーズンもリヴァプールとマンチェスター・シティの一騎打ちになるかと思われましたが、マン・シティが予想外に勝ち点を落とした為に、早々とリヴァプールの優勝は“ほぼ決まり”という状況になりました。

パンデミックの影響で一時中断となった後のシーズンの行方にはリヴァプールを応援する者としては少々気を揉むことになりましたが、およそ3ヵ月間の中断を経て再開できたことは良かったですし、すんなりと優勝できないあたりはリヴァプールらしいと言えばらしいとは言え、注釈付きではなく、しっかりとシーズンを完走して優勝という記録を残せたのは一安心ですね。

 

リヴァプールに後れを取ったとは言え、それでも強さを発揮し続けたマンチェスター・シティは2位でフィニッシュ。
ファイナンシャル・フェアプレー違反でヨーロッパのコンペティションへの2年間の出場禁止の処罰を受けていたものの、CASの裁定によってこの処罰も無効となり、彼らは来シーズンも無事チャンピオンズ・リーグを戦えることになりました。
違反自体は限りなくクロに近いグレーだとは思いますが、UEFAのお粗末ぶりに助けられた気はします...ただ、FFPが今後どうなっていくのかは分かりませんが、今回のCAS裁定はあまり良い影響は及ぼさないのではないか?という危惧はあります。

 

CL出場権も一時は5位まで与えられるのでは?なんてことになっていましたが、マン・シティへの処罰がナシとなったことで通常どおり4位まで与えられることに。
チャンピオンズ・リーグとヨーロッパ・リーグの出場権はかなりの接戦を演じましたが、最終的にはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがCL出場権を獲得し、ヨーロッパ・リーグにはレスターとトッテナムが参加することになりました。

 

レスターはトップ4入りのチャンスは十分にあったんですが、リーグ再開後に急ブレーキがかかってしまいました。
一方のマン・ユナイテッドはシーズン前半は結構な体たらくだったと思うんですが、冬に加入したブルーノ・フェルナンデスが良い効果を生んで、シーズン後半で急上昇し、リーグ再開後も勢いを失わなかった印象があります。チェルシーは補強禁止処分を食らって若手中心のスカッドに監督のランパードはプレミア初挑戦と不安要素はありましたが、トップ4入りは見事な結果でしたね。

 

なお、ウルヴズやアーセナルにもFAカップの結果等でヨーロッパで戦える可能性が残っています。

 

降格チームのうち、ノリッジはシーズン序盤は悪くはなかったのですが、次第に他チームとの戦力差が如実に表れてしまいました。
最下位のノリッジは早い段階から降格濃厚でしたが、残り2枠は複数のチームが残留を争った結果、ワトフォードとボーンマスが降格することになりました。
ボーンマスは怪我人があまりに多すぎましたね。

ワトフォードは降格するようなチームには見えなかったんですけどね。リーグ中断前にリヴァプールを唯一破ったチームでしたし。

 

という訳で、最終的な順位はこんな感じになりました。

 

1 リヴァプール(CL)
2 マンチェスター・シティ(CL)
3 マンチェスター・ユナイテッド(CL)
4 チェルシー(CL)

5 レスター・シティ(EL)
6 トッテナム・ホットスパー(EL)
7 ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ
8 アーセナル
9 シェフィールド・ユナイテッド
10 バーンリー
11 サウサンプトン
12 エバートン
13 ニューカッスル・ユナイテッド
14 クリスタル・パレス
15 ブライトン&ホーヴ・アルビオン
16 ウェストハム・ユナイテッド
17 アストン・ヴィラ
18 ボーンマス(降格)
19 ワトフォード(降格)
20 ノリッジ・シティ(降格)

 

で、当然ですが、降格するチームがあれば、昇格してくるチームもあります。

 

既にリーズ・ユナイテッドとウェストブロムウィッチ・アルビオンの2チームがチャンピオンシップからプレミア・リーグへの昇格を決めており、残る1枠をプレーオフでブレントフォード、フラム、カーディフ・シティ、スウォンジー・シティが争っています。
リーズは遂にというかようやくというか...変人ビエルサがプレミアでどういった戦いを見せるのか楽しみですね。

 

さて、改めてですが、我らがリヴァプールは遂に悲願のリーグ優勝を果たしました。
勝ち点については100には及ばなかったものの、最終節をしっかり勝利して99。十分に素晴らしい数字です。

 

私はそこそこの年数をリヴァプールを応援してきて、ずっとこのクラブにはよく分からない呪縛が纏わりついていたと思ってきましたし、過去十数年でリーグ優勝のチャンスは何度かありましたが、その度にその呪縛に足元を掬われてきたと思っています。

それはリーグ優勝できないことへのプレッシャーなのか何なのかは分かりませんが、今回の30年ぶりのリーグ制覇がようやくこの呪縛からクラブを解放してくれたと言えます。
その呪縛から解放された今、リーグ連覇なんて大風呂敷を広げるつもりはありませんが、今のクロップ率いるリヴァプールが一時代を築いてくれることは十分に期待できます。

 

とはいえ、懸念がない訳ではありません。
COVID-19のパンデミックは、リヴァプールの首脳陣が元々思い描いていたプランを大きく狂わせたはずで、財政的なダメージは移籍市場での動きに少なからずネガティブな影響を既に与えています。

 

一方でFFP違反による処罰を免れたマンチェスター・シティが、今後はある程度配慮しつつも、更なる補強を行ってくることは容易に想像できますし、補強禁止処分の結果として、潤沢な軍資金を残しておけたチェルシーは早々に大規模な補強を行いつつあります。
ノースロンドンの2チームの動きは読めない部分もありますが、息を吹き返しつつあるマンチェスター・ユナイテッドの動きも気になるところですね。

 

そんなこんなを考えると、来シーズンもリヴァプールとマン・シティが優勝争いの軸となる可能性は高いものの、他のビッグクラブもそこに絡んでくることは十分に考えられます。


また、2020-21シーズンのプレミア・リーグは9月12日に開幕し、翌年5月23日に最終節を行うことが発表されていますが、通常よりも1ヵ月遅い開幕かつ最後は通常と同じ時期というスケジュールは、ウィンターブレイクをどうするのかはまだ定かではないものの、今まで以上の超過密日程になることは必至で、怪我人なども増えそうですね。

 

もっとも、ヨーロッパのコンペティションは8月に一気にやってしまうことが決まっているので、勝ち残っているチームは勝ち進めば進むほど、来シーズンまでの休養と準備期間が短くなって、これはこれで大変です。

その点、既に敗退が決まっているリヴァプールは少し余裕があるかもしれませんね。

 

と色々考えてみると、2020-21シーズンは今シーズンとはまた違った難しいシーズンになりそうですね。

 

まぁ先のことは置いておいて、リヴァプールの選手、スタッフたちは今シーズンの仕事は終えました。
本当にお疲れ様と言いたいですし、まずは2週間のオフでリフレッシュしてもらいたいですね。もっとも、バカンスにはあまり行けなさそうな気はしますが。

 

 

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