リヴァプール・フットボールクラブは、アンフィールド・ロード・スタンドの拡張案に関する最新情報をサポーターの皆さまにお伝えします。
・ＣＯＶＩＤ－１９のパンデミックによる遅延の影響でプロジェクトが一時中断しており、建築および建設プログラムにも影響を及ぼしています。
・複雑に入り組んだ建設はシーズンとシーズンの間で完了する必要がある為、影響により少なくとも１２ヵ月間の休止となります。
・プロジェクト完了の最も早い目標は２０２３年夏になります（当初目標は２０２２年夏でした）
クラブは昨年１１月に地元住民や地元グループ、地元企業やサポーターと２段階の協議を開始しており、２０２０年春に計画申請書の提出を目指していました。
ＬＦＣは当初から、拡張を進めるには３つの主要分野について確実性を持つことが必要だと述べてきました－拡張を進めることを許可する地元の近隣住民の同意、長期的に持続可能なアンフィールドを実現する為の金融モデルと経済モデル、そして複雑な計画の活動状況をナビゲートする我々の能力です。
アンフィールド・ロードの拡張プロジェクトで提案されていた１８ヵ月間の建設スケジュールは、メインスタンド拡張時と同様のものです。
これは時間的制約のある様々な変量に大きく依存する複雑な建設プロセスです。これらには調達や建築、下請け業者、サプライ・チェーン、フットボール・カレンダーも含まれており、プロジェクトを完了する為に２度の夏の時間枠を設けることで、サポーターへの影響を最小限に抑えるものです。
ＣＯＶＩＤ－１９のパンデミックがもたらした遅延については、当面の間続くであろう建設業界の高いレベルでの不確実性と相まって、予見可能な将来の為に継続して検討していきますが、クラブが少なくとも１２ヵ月間アンフィールド・ロード・スタンド拡張の提案を一時停止することになったのは残念に思っています。プロジェクト完了の目標とする日程は最も早くて現在のところ２０２３年夏です。
リヴァプールＦＣのＣＯＯアンディ・ヒューズは次のように語っています。
「ＣＯＶＩＤ－１９のロックダウンの直接的な結果として、計画されたプロジェクトに多くの遅延が発生しています。建設、調達、公共部門など、現在多くの部門が直面している課題を踏まえて、プロジェクトを少なくとも１２ヵ月間の一時停止するという責任あるアプローチを取ることとしました。」
「アンフィールド・ロードの複雑な建設プログラムは１８ヵ月間に及ぶプロセスであり、これを成功させる為には明確にシーズンが終了している夏の時間枠が２つ必要です。これがプロジェクトを少なくとも１２ヵ月間休止させる理由です。その為、プログラムを完了することのできるのは最も早くて当初計画されていた２０２２年夏ではなく、２０２３年夏になります。計画の申請はもはや時間重視ではなくなりましたので、次の１２ヵ月間のある段階で計画申請書を提出する予定です。」
「我々はこの期間を利用して、オプションの見直しおよび検討を行う予定です。フットボール・カレンダーと建設業およびサプライ・チェーン産業へのより大きな遅延が安定した段階で、更なる最新情報をお知らせします。」
「今回の件が多くの方にとって残念なことであることは我々も理解しています。しかし、アンフィールドの地元の近隣住民、我々のサポーター、市議会やその他の方々が計画前段階で多大な協力を下さったことも含め、あらゆる主要な利害関係者の皆さんに感謝しています。」
「我々がの最優先事項は、この困難な時期に我々の人々、地域社会、サポーターの皆さんの健康と安全にあります。ＣＯＶＩＤ－１９の影響を受けるすべての皆さんにお見舞いを申し上げます。」
日本と違ってガッチリとロックダウンを実施している英国において、この話は進められていないだろうな～とは思っていましたが、正式に一時中断の発表がありました。
２０２０年に工事を開始する訳ではありませんが、その前の様々な手続きも進められない状況でしょうから、当然の結果でしょうね。
１２ヵ月間の延期で済んでくれたらいいけど．．．というのが正直な感想ではありますが、この拡張工事は地元の建設業界にとっては大事業のはずで、アフター・コロナのリヴァプール地域の経済活性化の意味も含めて、しっかり実現させたいところです。
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