liverpoolfc.comより。

 

昨年の今頃、ネコ・ウィリアムズはリヴァプールU18チームで欠かせないメンバーでしたが、メルウッドでトレーニングを行ったのは1度だけでした。「1年でいろんなことが起きるものだね。」と18歳のウィリアムズは笑います。

 

12ヵ月が経って、ウィリアムズはファースト・チームで5試合に出場しており、ユルゲン・クロップにリヴァプールの現在と“未来に向けて大いに”貢献できる選手だと考えられています。

 

では、彼はこのすべてのことが短期間で起こると想像できたでしょうか?

 

「いいや。まったくだよ。」とこのフルバックは認めました。「でも、ハードワークと献身で起こせることは間違いないね。」

 

「僕は毎日そうしていくだけだし、すべてを掴んでいくだけさ。信じられないようなトレーニングだし、世界最高のチームの1つと一緒にやれるんだ。」

 

「毎日彼らと一緒にトレーニングをすることで、経験を積んで選手として僕を向上させてくれるね。彼らと一緒にトレーニングをするたびに自信が増すんだ。」

 

「まだちょっと非現実な感じはするね。トレーニングに行った時に選手たちを目にすると、自分をつねって“僕は本当にここにいるの?”って感じになるんだ。」

 

「でも、芝の上に立つとすぐにそういう感情は全部どこかへ行って、できるだけベストを尽くそうとすることに集中するだけだけどね。」

 

クロップについてはウィリアムズは次のように続けました。

 

「彼は信じられない存在さ。上がってきた若手皆にとって一緒に信じられない存在だね。僕たちが手助けやサポートを必要とする時はいつだって彼はそこにいてくれるんだ。」

 

「彼は僕たちと冗談を言い合うし、普通の選手と同じように僕たちのことを普通に扱ってくれるのさ。それが誰であろうと-僕たちが若手だろうと年長のシニア選手の1人だろうとね-僕たち皆を同じように扱うんだ。僕たち皆が同じように冗談を言い合ってるし、メルウッドでは良い時間を過ごしているよ。」

 

 

もちろん、クラブにおけるレフトバックの序列でウィリアムズの前にいるのはトレント・アレキサンダー=アーノルドです。

 

チャンスを掴む為にアレキサンダー=アーノルドと競うことに専念しつつも、ウィリアムズは彼の始まったばかりのキャリアのこの時点で66番のことを学び習う上で最適な選手だと考えています。

 

「ハードワークと献身によって何だってできることを皆に証明していることはまさに目を見張るものがあるよね。」とU9レベルでリヴァプールに加入したウィリアムズは語りました。

 

「トレントは小さい頃からアカデミーに在籍してランクを上げてきたんだ。今じゃ間違いなく世界最高のライトバックの1人だし、信じられないようなプレイを見せているよね。」

 

「だから、アカデミーの皆にとって、どんなポジションだって構わないけど、それが可能なんだってことを証明しているのはまさに目を見張るものだって思うんだ。」

 

「僕がトレーニングしている時は間違いなく自分自身のプレイに集中しようとしているけど、同時にトレントのことを見るんだ。彼がどんなプレイをするのかを見て、彼がやっていることの一部を自分のプレイに取り入れようとしているよ。」

 

「僕がそこ(メルウッド)に行くようになってから、僕がこれまでやってきたことだと思うね。それは間違いなく選手としての僕を向上させてくれるさ。」

 

アレキサンダー=アーノルドと同様、ウィリアムズはファイナル・サードで積極的に貢献を果たす者ですが、自身の守備における責任にも誇りを持っています。

 

元U23チーム監督のニール・クリッチリーは、2月にアンフィールドで勝利したFAカップのシュルーズベリー戦で、このウェールズユース代表が“我々のおそらく最も危険なアタッカー”だと感じていました。

 

その夜のウィリアムズには、ロ・ショーン・ウィリアムズのオウンゴールを誘発したクロスを放つ前にもゴールの決定機がいくつかありました。

 

「ブーツが間違った方向に回っただけだと思うよ!」と76番は冗談を言います。

 

「まぁそれが僕にとってのフットボールだし、自分が望むすべてを手に入れられるものじゃないよね。僕がゴールに貢献して、アシストを記録できたことを嬉しく思うよ。」

 

「僕がランクを上げていく中ではいつもウィンガーをやっていたからね。攻撃的なシナリオをいつも頭の中とプレイに入れてやってきたんだ。」

 

「U16チームになった時にライトバックに移ったと思う。それからはずっとライトバックをやって来ているよ。」

 

「いつも攻撃的なプレイをやってきたけど、今は守備的なプレイに取り組んでいるし、取り組まなきゃいけないのは間違いないね。」

 

ウィリアムズの能力とボックス内へのボールの配給の正確さにより、彼は既にシニアで3アシストを記録しています。

 

それは彼がトレーニング場で数え切れないほどの時間で反復し訓練してきた結果の証と言えます。彼はしばしばカークビーのアカデミーで指導者を務めるかつてリヴァプールに在籍した元イングランド代表フルバックのロブ・ジョーンズを巻き込んでそれを行ってきました。

 

 

「僕がU16にいてU18に上がる頃は、いつクロスを上げるのが一番良いのか分かってなかったと思う。無理矢理な感じでやり続けてはいたけど、一番良いやり方を身につけたかったんだ。」

 

「でも、ここ何年もハードワークして、トレーニング場で取り組んできたきたことで、間違いなく改善されたと思うよ。」

 

「長い間、ロブ・ジョーンズと一緒に取り組んできたね。僕がクロスの練習をするたびに彼は僕を助けてくれるし、テクニックを見せてくれるんだ。僕が小さい頃から一緒にいてくれてるんだけど、僕にとっては信じられないような存在さ。」

 

 

ウィリアムズの次の目標はシンプルなものです。ファースト・チームの試合に出場することへの強いハングリーさを満たすことです。

 

「試合終了のホイッスルが鳴ったら、次に考えていることは“次はいつプレイできるんだ。”ってことさ。」

 

「その為の最善の方法は、ただただハードワークし続けて、上達し続けていくことだね。うまくいけば監督が次に僕を起用できる時はいつでも選んでくれるさ。」

 

「ただプレイし続けられたら良いなって思っているし、ハードワークし続けるよ。うまくいけばチャンスが巡ってくるだろうし、少し歳を重ねて経験を積んだら、トレントとポジション争いができるんじゃないかな。」

 

ネコ・ウィリアムズの成長の裏側にロブ・ジョーンズの存在があったのはちょっとした驚きでした。

というのも、ロブ・ジョーンズは2013年にロビー・ファウラー、スティーブ・マクマナマンと共にアカデミーの臨時コーチのような仕事に就いていたのですが、公式HPのスタッフ欄にも名前の載らないような扱いなので、今もその仕事をやっているのかすら最近まで分からなかったんですよね。
ちなみにロブ・ジョーンズのBehind the Badgeも公式HPに最近掲載されたので、いずれこちらでご紹介したいと思っています。

 

まぁジョーンズのことはさておき、ネコが成長して、トレントとポジション争いするレベルになってくれることはほぼすべてのリヴァプールファンが願っていることだと思います。フルバックは要員が足りないし、かといって簡単には獲得できないですからね。

 

 

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