liverpoolfc.comより。

 

ユルゲン・クロップは、ロンドン・スタジアムでウェストハム・ユナイテッドを相手に4-1で勝利する上で、リヴァプールが行ったシステム変更がどのように助けとなったかを説明しました。

 

Q.この結果とパフォーマンスをどう考えるか

 

「こういった日にロベルト・フィルミーノのことを忘れちゃいけない。彼はゴールを決めなかったし、彼自身ゴールがなかったことに腹を立てていた。彼に“凄いパフォーマンスだったぞ!”って言ったら、“でも、僕はゴールを決めたいんです!”って言ってきたよ。こういった選手がいてくれることは本当に大切なことさ。世界で最高のマッチプランを立てることはできても、そのプランに十分な選手たちがいなければ、そんなプランは何の助けにもならないんだ。選手たちがピッチ上で試合を決する。特に良い試合ではね。」

 

「我々は昨日からいくつかとても難しい決断を下した。怪我から復帰したばかりで、1度セッションを行い、それから昨日チームと一緒に2度目のセッションを行ったばかりのサディオ・マネを起用したが、正直に言うと、こんなことを今までやったことはなかった。私が今まで考えた中でも最悪のアイデアって訳ではないのは間違いないがね!それとシステム変更したんだが、実際我々がそれをやったのは昨日が初めてだった。4-4-2だったんだが、多分最初からとても攻撃的なラインナップのように見えたんじゃないかな。違うアイデアもあった-より深く、よりコンパクトに守って、カウンター攻撃を仕掛けるスペースを活かしたかったんだ。我々が先制ゴールを決めていなかったら、どうなっていたかは分からないね。それまではオープンな試合だったと思う。我々はそのフォーメーションに少し慣れなければならなかったし、選手たちがいつもみたいに行くよりも、もう少しチャレンジしていくには難しかったね。」

 

「我々が決めた1点目は、ファンタスティックなカウンター攻撃だった。2点目は1週間で2度目のセットプレイからのものだ。私がリヴァプールに来て以来、そんなことはなかったと思うから、本当に特別だね!1週間にセットプレイで2ゴール以上決まることはあったが、対戦相手のゴールだったからね!それから、相手が変更を加えてきて2-1となった訳だ。アンディ・キャロルは脅威だよ。どのハイボールに対しても彼は本当に必死にやってくるんだ。彼だけが脅威という訳じゃない。ゴールを決めたランシーニはボックス内で一番小柄だったが、誰もがキャロルのことを見ていたからね。それでチャレンジに行くのが遅すぎたんだ。それは我々のミスだ。だが、我々はそこからまた反撃を見せた-本当に素晴らしく良かったね。ロベルト・フィルミーノが作ったファンタスティックなシチュエーションだった。“あいつはボールをどうするつもりなんだ?”って思っただろうが、彼は“この方向に走っていって、オックスにパスを出そう”と考えた。オックスは2度トライして、そのチャンスを活かしたのさ。それで4点目は、サディオ・マネの素晴らしいプレイがまたあって、モー・サラーが凄いフィニッシュを決めた。」

 

「これがこの試合のあらましだが、これまでのところ、我々にとっては残念なことに、こういう感じの試合はそれほどなかった。だが、今日、それと今週はファンタスティックな1週間だよ。2週間前はここからさほど離れていないところにいたが、まったく違う感じがした。だが、今の我々は本当に良い対応をしてみせたんだ。トッテナム戦で我々が悪かったことは我々も分かっていた-トッテナムは確かに良かったが、その結果の主な理由は我々にあった。それで我々は逆襲したかったし、選手たちは本当に、本当に良い結果を出してくれたよ。」

 

Q.サディオ・マネを先発起用する決断について

 

「実際には1度目のセッションの後で決めたんだが、昨日はまた違うことをやった。サディオは自然にフィットする選手だ。リトルマシーンだね。マリボル戦の後の木曜日にトレーニングを行った時、最初は彼もちょっと堅かったんだが、そのうちに彼がトレーニングのインテンシティを楽しみ始めているのが見ていて分かった。だから、我々は試してみる決断を下したんだ。彼には尋ねたよ。セッションを終えて彼がどう感じたのかは分からなかったからね。昨日の記者会見では彼が25分間プレイする準備ができていると私は言ったが、実際には25分以上プレイする準備はできていた。我々にとっては良いことさ。」

 

Q.ジョーダン・ヘンダーソンの負傷欠場の代わりに、ジョルジニオ・ワイナルドゥムが起用できたことについて

 

「その日は良いスタートという感じじゃなかった。昨日、新しいシステムで、ジョーダンを6番で起用して、戦術的なことをすべてやったんだ。彼はプレイできると言ってきたんだが、残念ながらメディカル部門の意見はちょっと違った。まぁこんな感じの1週間を過ごすと、選手たちが筋肉にちょっとした違和感を感じるのは普通のことさ。私はこの決断を下さなければならなくて、それで彼はスカッドにいなかったという訳だ。彼を先発で使えないのであれば、彼をスカッドに入れることはできないし、使ったとしても10分後にはまた別の交代をしなければならなかっただろう。多分彼はプレイできたかもしれないが確信はない。最高のニュースではなかったが、奇妙なこともあった。昨日ジニ・ワイナルドゥムを試してみたが、我々の間ではノーチャンスだと言っていたんだからね。それが一晩で彼は改善したんだ。彼を遠征に同行させはしたが、それはドクターの側に置いておきたかったからだ。彼はブーツを持ってこなかった。今朝になって彼は大きく改善していたので、トライすることができた。ブーツをどうするかってことだけでね。どこから持ってきたのかは私には分からないよ!」

 

Q.トッテナム戦後の批判は解消することはできたか?

 

「メディアが言うことは聞いていないんだ。意味がないからね。我々が悪かったとしても、そんなことは君らが書く前から私には分かっている。最初のマリボル戦では良い反応ではなかった。マリボルとトッテナムを比較するというのではない。その週で我々は7-0で勝って、トッテナムはレアル・マドリーを相手に激しい試合をしたというだけだ。だが、我々はロンドンに来たものの、完璧という訳じゃなかった。それは起こるべきことじゃないし、私のチームでは頻繁に起こることじゃないが、選手たちが完璧にやれるかどうかは私の責任だ。試合後の5分か10分は本当に怒る必要があった。翌朝になってもまだ怒りが残っていてね。それで試合について話をしたんだ。」

 

「そういう訳で、君らのように選手1人に責任を負わせるのではなく、チームで責任を負う、そういうものさ。ミスを犯したのはセンターハーフではなかったが、センターハーフがヘディングのチャレンジに行ったのだとしても、あの状況でチーム全体が守備していなかった。そういうことは変えていかなければならない。あれ以来、我々が時間を割いてきたことの1つだ。我々が既に知っていることだと思っていたんだが、間違いなく忘れてしまっていたから、改めて学ばなければならなかった。それが今日システムを変更した理由の1つだ。とても攻撃的なラインナップのように見えただろうが、とても守備的なラインナップだったんだ。6番を2人置いた。明確な6番だ。真のミッドフィルダーであるサディオとオックスをウィングに置いて、ロベルトとモーにはしっかり守ってもらわなければならなかった。それが我々がやったことで最終ラインの助けとなった。今日に関してはそれが功を奏した訳だ。」

 

Q.フィットしたマネが代表に臨むことについて

 

「正直に言って、いつも心配している。私にとっては一番難しい時期だ。怪我というのは毎日起こり得るものさ。我々のトレーニングでも起こり得るし、代表のトレーニングでも起こり得るし、試合中だって起こり得る。どう起こるのかってことくらいさ。代表戦に出ること自体は何の問題もないし、セネガル代表がワールドカップに出場できれば、私としても本当に嬉しいし、その為にも彼らにはサディオが必要だってことだ。彼がプレイできるくらいにフィットしていることは私も理解している。私が尋ねられる唯一のことは、彼らが初戦に出場を決めることができて、それから彼が戻ってこられて、サウサンプトン戦に向けた準備をできるのであれば、クールだねってことくらいさ。そういうことは我々が決められることじゃないし、試してもいない。だが、コンタクトを取ってはいるよ。まずは彼が代表へ行き、リカバリーをして、長距離移動をする。それから試合に出て、セネガルにとってはグッドニュースだろう。彼にはしっかりとしたリカバリーが必要だ-セネガル代表のコーチと知り合いなら、教えてやってくれ-今日のこの試合の後でもあるしね。それから彼は南アフリカ戦に向けた準備をするだろうね。」

 

Q.得失点差が改善されたことについて

 

「ミーティングでは特に言及しなかったんだが、そうなることは嬉しいよ。ウェストハム相手に4-1で勝ったというのに、今からドレッシング・ルームへ行って、失点を許したことを怒鳴るっていうのかい?幸い、私はそういうことは好きじゃないんだ。我々は今や+4だが、試合前に君らが100%そうできるなんて私に言っていたとしたらどうだろうね。まぁ7-3だろうと7-4だろうと私は気にしないよ。+4ってのは良いものさ。」

 

Q.モハメド・サラーのインパクトには驚いたか?

 

「いいや。我々は彼のことをとても頻繁に観ていたからね。スカウティング部門は本当に私の力になってくれたし、早く彼の獲得に動きたかったんだ。だから、他のどこも飛びつくことはできなかったんだ。我々には様々な選択肢があったんだが、彼の獲得は我々全員が一致した決断だった。関わるすべての人間が選手の獲得に同意する状況になれば、それに向けて実際に動けるという訳さ。そうだね。彼をチームに加えられたのは本当に嬉しいことだ。彼は真に相手ゴールの脅威となる男だ。彼はよりストライカーに近い攻撃的なミッドフィルダーで、それは事実だし、ちょっと異なるスタイルに適応する必要があったんだ。彼はローマではエディン・ジェコと共にセカンド・ストライカーとしてよくプレイしていた。今日の彼はそんなポジションでプレイしたが、間違いなく彼も気に入っていたようだ。どういうものを作っていけるかを見ていきたい。今は選手たち全員が代表へ向けて出発していくし、彼ら全員が元気に戻ってきてくれることを願っている。それが最も大切なことだ。アダム・ララーナが戻ってくるだろうし、フィル・コウチーニョもサディオも、ヘンドももちろんそうさ。それは我々をとても助けてくれるだろう。我々にはたくさんの試合があるし、これから一番忙しい時期がやってくるんだからね。」

 

 

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