夜明け前 | 山の声を聴け

夜明け前

 俺はいま、越後から飯山を通って善光寺に通じる北国街道沿いに住んでいる。市内でも少しばかり標高が高いところにあって、眺めはいい。晴れていれば、西の彼方に後立山連峰の鹿島槍が望める。
 東に連なる山なみは群馬との県境で、個性的な山貌はないが、横手山、白根山、四阿山(あずまやま)など2000メートル級の高山が連なる。朝まだしき6時前、今朝のような快晴の、放射冷却で気温がぐっと下がる夜明け前、この山々がシルエットのように少しずつ輪郭をあらわにしていく。ほんの数分の間に陽の光が増して、われわれの住む盆地がしらじらと明けていくのだが、その明ける前の数分がいいのだ。

 ピンぼけだが、こんな感じ。

 さあ、きょうはカーちゃんを施設にあずけて、京都に向かう。