安居院聖覚(あぐいせいかく)の謎
時代は鎌倉初期、律令制が崩壊して権力交代が起こる激動期である。栄華を極めた平氏一族ははかなく滅び、政治権力が鎌倉幕府に移る時代だ。仏教界では法然が浄土宗をたてて、新しい仏教が起こる。つづいて栄西、道元、親鸞、そして日蓮といった宗祖が登場する時代である。新しい仏教が起これば、比叡山や奈良の旧仏教と対立することになる。旧仏教側からの強訴や破却、そして権力による弾圧が起こる。
そういう時代、安居院聖覚は比叡山の天台宗に属しながら法然の浄土宗布教ににつくし、親鸞からは深く尊敬された人物である。とこ ろが、この聖覚が、法然死後に起きた嘉禄の法難では加害者側にあったという。その事実を検証した平雅行さんの『親鸞とその時代』はちょっと衝撃だったね。
法然や親鸞が流され、安楽や住蓮たちが死罪となる建永の法難でも、この厳しすぎる処罰は何を意味しているのかねえ。
そういう時代、安居院聖覚は比叡山の天台宗に属しながら法然の浄土宗布教ににつくし、親鸞からは深く尊敬された人物である。とこ ろが、この聖覚が、法然死後に起きた嘉禄の法難では加害者側にあったという。その事実を検証した平雅行さんの『親鸞とその時代』はちょっと衝撃だったね。
法然や親鸞が流され、安楽や住蓮たちが死罪となる建永の法難でも、この厳しすぎる処罰は何を意味しているのかねえ。