けっきょく市場獲得が狙いだ
先週アメリカの下院で、インドとの原子力協定を承認する法案が可決され、間もなく発効する。いちおう核不拡散条約なる国際ルールがあるが、この不平等条約にはインドは加入していない。しかも核実験をし核兵器を所有するような国にたいして、原子力協力なんて認められていないはずだ。さすがに米議会でも批判が強かった。高成長をつづけるインドの巨大市場に原子力産業が目をつけないはずがない。産業界のしもべであるブッシュはこの法案をゴリ押ししなければならなかったわけだ。
仏独露などの強い反対に耳を貸さず、イギリスと一緒になってイラク戦争を起こした動機も、大量破壊兵器を隠しもっているだとか、アルカイダと関係あるからテロ支援国家だなどとほざいていたが、ほんとうはそんなところにあるのではなく、地下に豊富に貯蔵されている油が目的だろう。それともう一つ、軍需産業はさぞかしうるおったであろう。多くの無辜の命を犠牲にして。その怨念、怒りがテロというかたちになっていま噴出している。
イラク開戦のとき、諸手を挙げて支持を表明していたのは、ブッシュの従順なるしもべ、小泉純一郎だった。そして、自衛隊をイラクに派遣した。
最高司令官として自衛隊に行けと命じておいて、国会では「戦闘地域か、非戦闘地域か私に訊かれてもわかるはずがないでしょう」などと、すっとんきょうな声を張りあげていた。公約は守らない、アメリカのためなら憲法に違反するようなこと平然とやってしまう、こんな政治家を支持してしまうこの国の人たち。
日本を開国させ、世界の市場に引っ張り出したのもアメリカとイギリスである。最初に通商条約を結んだのはアメリカだが、貿易の主導権はイギリスがにぎった。世界の市場を制覇しつつあったイギリスの最大の目的は、綿製品を売りこむための新しい市場の獲得である。初代の英国駐日公使オールコックは、われわれの唯一の目的は通商の拡大であり、いざというときは武力という手段に訴えることもできるということを知らしめなければならない、というようなこといっている。もう、いまのアメリカと通底する傲慢さだ。あの悪名高いアヘン戦争をみるがいい。
仏独露などの強い反対に耳を貸さず、イギリスと一緒になってイラク戦争を起こした動機も、大量破壊兵器を隠しもっているだとか、アルカイダと関係あるからテロ支援国家だなどとほざいていたが、ほんとうはそんなところにあるのではなく、地下に豊富に貯蔵されている油が目的だろう。それともう一つ、軍需産業はさぞかしうるおったであろう。多くの無辜の命を犠牲にして。その怨念、怒りがテロというかたちになっていま噴出している。
イラク開戦のとき、諸手を挙げて支持を表明していたのは、ブッシュの従順なるしもべ、小泉純一郎だった。そして、自衛隊をイラクに派遣した。
最高司令官として自衛隊に行けと命じておいて、国会では「戦闘地域か、非戦闘地域か私に訊かれてもわかるはずがないでしょう」などと、すっとんきょうな声を張りあげていた。公約は守らない、アメリカのためなら憲法に違反するようなこと平然とやってしまう、こんな政治家を支持してしまうこの国の人たち。
日本を開国させ、世界の市場に引っ張り出したのもアメリカとイギリスである。最初に通商条約を結んだのはアメリカだが、貿易の主導権はイギリスがにぎった。世界の市場を制覇しつつあったイギリスの最大の目的は、綿製品を売りこむための新しい市場の獲得である。初代の英国駐日公使オールコックは、われわれの唯一の目的は通商の拡大であり、いざというときは武力という手段に訴えることもできるということを知らしめなければならない、というようなこといっている。もう、いまのアメリカと通底する傲慢さだ。あの悪名高いアヘン戦争をみるがいい。