平和の滝から手稲山 | kamuymosir カムイモシリ北海道

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忘年会で過剰摂取したカロリーを消費せねば。

以前から気になっていた手稲山、未踏の平和の滝コースで出発だ。初めてなのでコース説明多め。

 

駐車場。誰もいない。

と思ったらすぐにもう一台。とはいえガラガラ。トイレは冬季閉鎖中。

 

登山口。しばらくは傾斜が少なく歩きやすい道。

雪は昨日降ったのかなあ。北区では積雪ないが、手稲はやっぱり凄い。

氷柱。

ツルツルの氷の上にパウダースノーが乗っている状態でよく滑る。途中からチェーンスパイク着用。

アップダウンを繰り返しながら沢沿いを進む。無名の滑滝。

こちらは布敷の滝。布感なし。

いかにもカワガラスがいそうな雰囲気だが声すら聞こえず。

沢沿いリバーサイド♪

氷柱多い。厳冬期はどんな感じなのかな。

 

木々の間からぼんやりとした太陽が顔を出した。

青空も見えるがどこからか雪が舞ってくる。上空の風の音が凄い。

ガレ場で視界が開ける。

歩きにくい箇所だが先行者の的確なトレースがあり、ありがたかった。

ナキウサギいそう(いない)。この辺りは岩がツルツル過ぎて、爪の短いチェーンスパイクでは心許なかった。軽アイゼンが良いかも。

なんかいそうで何もいない。生き物の気配はどこ行った?

立派なケルン。

青空が見えるが風が強い。

山頂付近は地吹雪。海の方の視界はあるが、他は雪雲の中。

積丹から手稲山にかけての山々が日本海で発生する雪雲を退けているのがよくわかる。

 

テレビ局のアンテナが並ぶあたりで、樹上からボサボサ頭が覗いていた。

コガラかな。2羽のペアで、混群をつくるでもなくここで冬を越す決心をしたんだろうか?

樹皮の間を丁寧に突き回し、小さな虫を食べている様子。

あまり人を気にしない。寄ってくるでもなく、逃げるでもなく。

嘴を突っ込んだまま両足を離しているように見えるのだけど…

キリッと。

頭にも嘴にも光沢がなく、形態的にコガラっぽいと判断。

 

そこからはずっと、ずーっと生き物の気配なし。なんなんだ今日は。

やっとカラ類の混群を見たのは駐車場まであと1.5km地点。

ゴジュウカラ。いつも通り。

 

エナガの群れ。ちょっと場所がイマイチなんだけど。

シマエナガことエナガです。

時には飛んだりします。

 

コゲラ。今日はコゲラを探すにも一苦労だった。

 

アカゲラ。ちょうど光がきれいな場所に出てきてくれた。赤が際立つ。

 

木の幹にへばりつくのはキバシリ。嘴の湾曲が素敵。

 

そういえば平和の滝ってあったかな?まさか途中であった人工の堤防の滝じゃないよな、と考えながら駐車場へ。駐車場の脇にあったわ。

ツルッツルだから下りません。

 

往復約10km、距離は十勝岳往復と同じくらいなんだけど十勝岳は何であんなに疲れるんだ?