火球! 十勝岳望岳台で星を見る | kamuymosir カムイモシリ北海道

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月曜祝日の快晴。以前から星を見たいと言っていた子どもを連れて望岳台へ。

この季節、夜の気温は氷点下。稜線は積雪があり、防寒には最新の注意を払わなければならない。最新?そう、令和最新版、電熱ベストに電熱シュラフ。駐車場の近くで重さが許容できるなら、昔のようにダウンで震えなくても星が見られちゃうのである。

 

降ったばかりの白が美しい十勝岳連峰。望岳台の標高は黄葉・紅葉の季節。

空にはまだ夏の大三角形が残り、冬の天の川は日付が変わる頃に上がってくる。

明日はジャコビニ流星群の極大のようだ。

ジャコビニ座なんてあったっけ?と思ったけどこれは母彗星の名というか命名者の名に由来する名称で、「りゅう座流星群」とも呼ばれているらしい。

そのせいか、なんか違うような気もするけど流れ星は多かった(みたい)。

自分がカメラをセットしながらゆっくりと流れる大きな流星を一つ見つける間に、寝転がって空を見上げている子どもは3つみたと言っていた。よかったよかった。

 

赤道儀にカメラを載せ、追尾しながらタイムラプス。

別に特別な意図があったわけではないが、星が固定されて地上の景色が流れる様子を見たかっただけだ。

 

そしたら大きな火球が写っていた。流星痕が残っている。

残っているのにカメラを止めてしまったのは痛恨の極みだが、まあ見てたわけじゃないからしょうがない。…肉眼で見たかったなあ

 

 

流星。

もやっとした煙のようなものが残る。

拡散されて分かりにくくなってくるが、まだ残っているタイミングで撮影を止めてしまった。

 

その後も快晴。23時30分、稜線の向こうに月が出る。月が出ると地上の風景が見えるようになる。

月が細ければ星空とのバランスが取れて天上天下よく写るチャンス到来だ。

 

今日は寝るが。

 

 

…おはようございます。

快晴の朝。登山者が続々と出発していく。こんなに素晴らしいタイミングで登れる人はきっと、普段から善行を積み重ねている人です。

表大雪には雲がかかっているが、山頂は雲上。あちらからも絶景を見られるに違いない。

 

旭川遠望。低い雲が少し。

 

上空を舞い飛んでいくのはツグミ

 

マヒワ

 

富良野岳は望岳台よりも先に日が当たって神々しい。

 

旭岳。

粉雪を降ったような新しい白が美しい三段山の山肌と、奥には上ホロ稜線。

 

美瑛富士には斜め下から光が入る。

足元の草木は霜が降りていて初冬の空気。

 

日が高く昇ると、打って変わって暖かい秋の日が始まる。

 

高い梢にヒガラ。

 

ガレ場にはナキウサギ。

 

白ひげの滝に

 

青い池

観光客たくさん。日本人も外国人も多い。

 

芝生には夏鳥のアカハラ。もうすぐ日本を去る。

 

登山ではなかったけれど、とても楽しく過ごせた1日だった。

眠い