AdobeのLightroomにAIノイズリダクション機能が加わった。
つまり、「肉眼ではノイズまみれだと判別できるのに、パソコンくんには何がノイズか理解できない」という頭の悪い状態だったのが、「AdobeのAIちゃんが目で見て判断してノイズを取り除いてくれる」ようになったのだ。説明下手だなあ。
実は機能としては新しくなく、Pure RAWはじめいくつか存在した。だが有料ソフトを増やしたくない僕はAdobeの対応を待っていたのだ。やったね!
では早速。
この間の旭岳。
AIでNRするといじりやすくなって調整幅が広がる。いい感じ。
ピクセル等倍で従来のNR。ノイズが減ると同時にディテールも消失。仕方がない。
AIちゃんよ、マジか。そこに尖った岩があることに気づいてくれたか。
遠く霞む古い避難小屋。
新築!
しかし欠点は明らかで、星がニョロニョロになる。ナメクジが這い回った痕跡か!
(画像は強調するためにコントラスト等調整、等倍)
強度を初期設定の強度50にすると耐え難いレベルなので、30まで落として適応しているがそれでもまだニョロニョロだ。まあブログやSNSのサイズ程度ならどうでもいい欠点だから気にしなければいいのだけど・・・当然気になるよな。気になる。
去年の沼ノ平。月が綺麗で旭岳の夜景がよく見えた。
なんだか星が横に伸びてる。嫌だなあ。
些細なことにこだわらなければコレが
↓
こうなるのだから間違いなく凄い。
雲海。
四角がケラレているのは使い慣れないフィルターホルダーのせいだから気にしない。
NRなし
旧来のNR
AIのNR(強度30)
まあ弱目がいいね。それでもディテールを残したままノイズを減らすことができるのは驚異的だ。
現像ソフトの進化が素晴らしいのは、古い画像にも適用できることだ。
ノイズ多くて泣く泣くボツにした画像が復活する可能性がある(まあ実際どれくらいあるかというと・・・)。
それに調整幅が広がるのが素晴らしい。
「テクスチャ」「明瞭度」「かすみの除去」あたりは常にノイズ様との戦いだ。人類はついにノイズ様を封印できる伝説の武器を手に入れたのだ。
許容できる高感度も広がるかもしれない。いまのカメラならISO6400くらいが限界と思っていたが、1段か、もし2,3段上がったらすごいことになりそうだ。
都市夜景は強度50で問題なさそう。
んじゃ星の形がおかしくなる件はよろしく。