MSXturboRの階層ディレクトリが使えるBASIC 自作音楽アプリ 最後にMSX2の名作は? | MSXさいたま仮想鉄道ブログ

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A列車で行こう9の仮想鉄道ブログです。

お久しぶりです。
自作音楽アプリとデータを分けてからアプリを作ることにしました。
環境をMSXturboRに変えたいのでDSKのフォーマットを変えてみました。
今回は説明すると本当に長くなりますが音楽アプリの紹介をします。
使い方はレコーダーで音を録音してWAVなどのデジタル加工向けの用途にしたので
保存機能はいらないかなと省いています。

 

■パッケージの内容



MSXturboRは新しくMSX-DOS2が拡張された高速モードが搭載されています。

MSXturboRはDISKBASICが拡張されて写真のようになります。

 

上のFILESを見ると最後に拡張子のないDATAがリストされています。
これはディレクトリ名です。
次にcall chdirでディレクトリを親からDATA(フォルダ)にしてみました。
.と..とあります。
ここで_ CHDIR("..")になるとa:\に戻ります。
絶対アドレスパスで_ CHDIR("A:\")でも戻ることができます。
また親から相対パスを加えてload"data\yae.bas"でもロードできます。

copy"test.bas"to"test\"

例えばTESTディレクトリへコピーしたいなら相対アドレスパスも可能です。
Aドライブ全体という意味でしたがA:¥はA:¥(パス)DOS2で拡張された記号です。
必ずパスを記述する必要はなくMSX-DOS記述でCOPY"A:”TO"B:”でも動作できます。
 

各ソフトともにデータの連携ができそうなところまで仕上がっています。
今回の3月のパッケージでは大規模なプログラムから1行プログラム程度のミニアプリ(ユーティリティ)も多くあります。
音楽系がてんこ盛りの構成です。FC:FULLMSXホームページで明日の21時(2023/03/20 21:00)に公開します。

 

■FMキーボード7.Gバージョン

 

キーボードを鍵盤のようにして使うものでFM音源を音色(ボイス)をセットします。

鍵盤モードからでも音色をリセットできます。


 

次はオクターブのセットです。音色によって異なります。
例えばトランペットの場合は5以上です。ベースは2以上ですね。

 

 

通常はタイプ1の1を選択します。
どうしてもうまくいかない場合はFから始まる、
「コンドルは飛んでいく」みたいな感じのものは2がいいと思います。

 

これは通常はCですが、キーを上げることもできます。
「チューリップ」などの簡単な曲で試してみてください。

 

古いバージョンでは鍵盤がありませんでした。
ESCキーで演奏モードを抜けてメニューを表示させます。

キーの上下でオクターブのアップダウンと左右でキーの上下を調整できます。
Vでリセットして音色設定になります。Eで音の編集です。Gでグラフィック鍵盤です。

 

音の高低差を表すグラフです。
カーソルを再生したい位置に合わせることができます。
赤いラインが再生した音です。ESCキーで戻ります。

1パートのみのキーボードソフトは良いですが、
まだPSGのほうが多チャンネル演奏できていいですね。

 

■UASSCORE

 


これはサンプル曲を自動で譜面にするプログラムです。
省略しないMML表記で「O5A8」とオクターブ、音階、音長を指定します。
音楽アプリの中間的なものになる感じです。

 

☆UASS

 


 

UASSは周波数レベルで音を変えて音の効果を出します。
データからTEST4.FQデータをロードすると音データが入ります。

ファンクションキーに登録することでアルペジオが実現します。
CBMEならドミソドのCの音が可能しなります。UASKEYでも可能です。


デチューンができるのがウリでUASKEYの前身で説明から抜粋しました。

もっといい方法があります。ソフトウェアデチューンです。
今まで、オクターブ奏法、サスティーン効果とやってきました。
そこでサスティンでエフェクトとしてやってみます。
カンキョウセッテイでデチューン量を1~20程度でやってみます。
低い音は元の音とずらした音が二重になるので、グーンというダイナミックな音のうねりになります。
ドラスレファミリーとかによくある演奏技です。
これはキーボードを押すたびにデチューン効果が誰でもわかるものです。

☆UASVO

 



これはPSGレジスタを使って最初にカーソルで周波数レベルを選択して
3378レベルの音を再生させるものでヴィブラートなどの波形などを描くことで
音色が変化できそうなものです。ブワーンと機械のような音がするのが特徴です。
この画面では3378の音を0にして赤がローレベルです。
これは初期作品(UASS:ユーアクティブサウンドシステム)で次のものへと派生していきます。

 

■UASKEY

 

 

これは3和音を実現したキーボードでドレミの3チャンネル交互発音機能で
サスティンを実現しました。またオクターブ奏法を重みのある音にしたりできます。
例えばドラスレファミリーの最後のドラゴン戦の前のBGMとか不気味な感じになります。
ハイモードではPLAY命令を介さずにPSGレジスタに書き込むことで高速処理を実現しています。
最新版の05ではマウスカーソルで文字をクリックすると音がなるテスト版になっています。
カーソルキーを押すとマウスカーソルが表示されます。
ESCキーを押すことでマウスが消える(実は255,211座標に移動させているだけ;)ので

通常モードに戻ることができます。
トーンスケールは音の高低を変えることができます。
1を押すと-1、2を押すと+1になります。12の倍数がド(C)になります。


ファンクションキーを押すとSEモードに入り途中でUPしたりDOWNしたり
音の高低が顕著に現れます。

製作途中だったものを特別にバージョンアップしました。(パチパチ)

UASKEY06ではキーボードバッファを活用した高速アルペジオを実現しました。
音が速すぎるのでF3キーでSoundDelayを200~300に調整することで最適になります。
F6キーを押せば和音がアルペジオになります。
KEY6,"CBME"とキーの叩く順番を入れているのでいろいろなバリエーションができます。

簡単にCのジャーンっていう音がピンポンパンポンとチャイムの音になるわけです。
どこかで聞いたことのある効果音があると思いますが、
このアプリを使えばゲームに使える良質なサウンド!?ができます。

 

■UCODE-Z4

 


はじめてPCをさわった時に#の記号があるので音楽に使えるのかなと感じた人もいると思います。
残念ながらタイプライタがキーボードに進化したもので
音楽記号ではありませんでした↓でも、マイナーとか入力できるので、
コード演奏できるアプリを作りたいという念願がかないました。
FM-MUSICはモードとチャンネル設定で大きく変わりちょっとテクニカルなところがあります。
FM音源の9チャンネル設定を活用したものです。1chipMSX用のファイルでした。
何とボタンを押せばド(C)の和音が鳴ります。
CmならCマイナー、C7ならCセブンス、F#SUS4ならF#サスフォーといった感じですね。
この2011年頃に公開したプログラムでギターやピアノの和音をカンタンに鳴らします。



ZZ(2)のほうは10パッドで何となくロックンロールっぽい感じで
アップテンポのギターストローク感を感じることができました。

 

コードの種類が10以上ある場合はZ5なら20padまで登録できます。
pad keyは拡張されたので数字キー以外のキーで可能になります。
例えばZ5ではQWERTYUのキーをパッドにすることができます。
今までのスタイルのままなら1234567となります。

 

何回ストロークしたとかそういう感覚ができて軽い感じで音楽を楽しめると思います。

 

■リズムツール

 

 

これはPSGのサウンドセットを設定して色分けしたものです。
マルチカラーモードを使ってリズム音をならすことができるようにしていましたが、

見つからず…不明です。

☆SM_SOUND


これはスネアドラムのノイズをONに設定すると何とCがスネアになります。
ノイズは高い音から低い音を順にするとシガゴ~となります。
この微妙な違いで川の音や波の音を表現します。

実行すると16ビートの軽快なツッツクタンツツという音が響きます。
エンベロープをM260(ツ)とM2500(タン)でM260はM2500をミュートした感じです。

クは休符です。

いろいろといじっていたので;元に戻しました。
これがリズムツールの原型みたいな感じですね。

 

☆QUIZMML

 

音感クイズみたいなものがありました。

 

制限時間付きで待つと答えが出ますw。
現時点で調べると初心者向けにこれだけの事をブログで書いてきました。
MSXのサウンドライフを楽しめればと思っています。
また機会があればブログやホームページで特集したいと思います。
 

関連ブログ:
https://blog.goo.ne.jp/u-yans/e/7a21193d55ef2fcab480c15b13409948

 

2011年9月のブログ記事一覧-[FM]FULLMSX for BLOG (goo.ne.jp)

 

MSX2のSCREEN3 512色パレット 音楽ツールとして MML制作中のエラー - [FM]FULLMSX for BLOG (goo.ne.jp)

 

▼FM音源を使ったMSXの名作ゲーム

 

MSX2のFM音源は気になるほどの遅延ではありませんが
8ビットで多チャンネル演奏はかなり弱いところです。
MSX2でFM音源対応のゲームもありましたが、これはMSXをも含めたソフト設計だった感じがします。
たぶんルーンワースはMSX2で動作するように遅いマシンからの逆移植的なものだったのかもしれませんね。
MSXにアクションゲームのFM音源の移植となるとかなり難しかったようです。
英雄伝説とかFM音源対応になったことは嬉しかったです。
作るとしたら移動中の音楽をハイテンポにしないでアクション戦闘をさければ良いと思います。
でもMSX2のXakというゲームは独特なFM音源でマシンの限界に挑んだものですごいと思いましたね。
では。