転職コンサルタントの独り言


東北関東大震災で、かつて経験したことのない甚大な被害と被災地住民の方々の窮状に心が痛みます。被災地の方々の早期の復興・再生を願っております。

さて、震災以来、連日福島の原子力発電所事故の状況が報道されている。

放射性物質の拡散の恐怖におびえつつ、日本政府や、東京電力関係者からは、半径20Km外は比較的に安全(?)なので冷静な対応をという呼びかけのもと、なんとか平穏さを保っている状況だ。

街中では通勤通学や買い物で外出する際にマスクを着用している人々が増えている。首都圏に住んでいる人々の最大の関心時は身近にどのくらいの放射性物質が拡散してきているのかという点だが、具体的なわかりやすい情報は得られなかった。

そんな中、ある新聞社のプレス記事より「日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測」という衝撃的な記事を拝見した。

気象庁による同原発から出た放射性物質の拡散予測を政府が公開していないのに、ドイツやノルウェーなど欧州の一部の国の気象機関は日本の気象庁などの観測データに基づいて独自に予測し、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サイトで公開しているというのだ(画像は、2011年4月4日14時30分 読売新聞サイトより抜粋)。

ドイツ気象局のホームページでは、福島第一原発から出た放射性物質の拡散分布予測(日本時間4月5日午後9時を想定)を公開した。原発からの放出量は不明とした上で、色が濃いほど、濃度が濃い傾向にあるとし、放射性物質が拡散する様子を連日、天気予報サイトで公開している。

これを見る限り、放射性物質は明らかに日本本土に拡散している。これは私たちが知りたい最も重要な情報であり、日本国民は風向きによって無用な外出は避けるべき状況であるのかも知れない。

いま政府・関係機関は、放射性物質による国内の事故沈静化よりも、むしろリアルタイムで拡散予測を知らせるべきレベルの状況なのではないだろうか。



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