遊歩道でよく出会う高齢の男性がいます。


いつも散歩をされているようですが、一日に何回行ったり来たりしているの?と思うほど、行きも帰りも、早朝だったり午後だったり、いろんな時間帯にすれ違います。


一人で歩いていたり、誰かと連れ立って歩いていたり、時にはベンチでどなたかと話し込んでいたり……


とても人懐こい方で、たびたび話しかけられるのですが、ひとたび応えてしまうと、また戻って来て話を続けようとするのです。


いやいや、私、もう行きたいんですけど……無気力あせる


そんな空気を全開で出していても、一向に気にされない様子。


北関東なのか東北なのか、訛りのある話し方で、本当に人の良さそうな方です。


たぶん、ほんの10秒ほどのことだと思うのですが、私にはその10秒が我慢できない。


これ、昔からなんです。


今でも思い出すのは、娘を出産したあと、実家で初めての育児をしていた頃のこと。


隣に住む祖母がやって来ては、話し込んでいきました。


乳児を抱っこしていて出来ることなんて限られているのに、ただ祖母の話を聞いているだけの時間が我慢できなくて、追い返した……というのは大げさですが、苦い思い出として残っています。


別に時間に余裕がないわけではありません。


けれど私の中には、自分が興味のないことや、自分の役に立ちそうにないことに時間を使うのは勿体ない、という意識があるのでしょう。


これ、一事が万事。


たぶん相手は、ほんの10秒ほど立ち話をしたいだけ。


なのに私は、その10秒が待てない。


昔から変わらないなぁ、と苦笑いしてしまいます。


今となっては、祖母の話ももう聞けない。


あの時、もう少し付き合ってあげればよかったかな、とたまに思います。


それでも、遊歩道であの男性に会うと、やっぱり10秒が待てないのですがニヤニヤ




















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