最近立て続けに読んだ垣谷美雨さんの本
「うちの子が結婚しないので」
「結婚相手は抽選で」
「四十歳未婚出産」
どの本も切実で、ついつい読み耽ってしまった
そしていずれの内容も、結婚相手を見つけることがいかに難しい時代？になってるか…が描かれていた
確かに、我が娘が２７歳くらいの時、俄然焦り始め、婚活を真剣にやり始めた
結局高校の同級生と結婚したけど
何が問題って、学校を出てしまうと、そしてちゃんとした社会人（てのも変だけど）じゃないと、まともな出会いの場が極端に減ってしまうということだ
それは昔もある程度そういう状況ではあったと思う
大学時代、取っ替え引っ替え（は、ちょっと…いや、かなり盛りました
）選り取り見取りだった男子が、就職した途端、サーッと身の回りからいなくなってしまったことを思い出す
元々男子比率９０％以上の大学だったので、見渡せばオトコばかり
会社は営業本部と称する部署で、男性と言えばオジサンばっかり
同期の男子が一人いたけど、私の基準（て、失礼だけど）ではなかった
私は自分で言うのも何だけど、かなりの男好き
いつも恋していたい体質（恋愛体質ってやつ？）だった
そんな私でも、さすがに標的？とできる男性が周りにいなければ、やっぱり難しい
となると、少しずつ基準を下げて、標的を探すようになる
ある時そんな自分に気づき、これはマズイ！と襟を正した結果、今の夫を見つけた
垣谷さんによると、今の若い人たちはあまり恋愛体質ではないようだ（他でもそう言われてる）
ただでさえ、ビビッとくる相手を見つけるのは難しいのに、恋愛体質でもなく、今まで一度も異性とお付き合いしたことがないなんていうと、もはやプロに頼まないと結婚なんて永遠にできない
結婚するのがいいと言っているわけでは、まったくないので、そこは誤解なきようお願いいたします
問題は…、女性には、とある年齢制限があるということ
そう！出産可能年齢です
これもまた、女性の皆が皆、子供が欲しいわけではない！という議論に持って行かないでね
結婚に興味がないからといって、子供を持ちたくないとは限らない
ただいかんせん、今の日本ではシングルで子供を産み育てるのはかなり厳しい
1980年にフランス留学してた時、当時少子化に悩んでいたフランス政府は
何国人であろうとフランスで出産すれば出産・育児に関わる費用を国が負担する
という政策を取ってた
この政策のおかげで、夫はいらないけど子供は欲しい女性が増えた
そして、2010年には出生率2.03人まで回復した（今、また下がってるけど、それでも1.87人！）
我が日本は2019年の出生率が1.36人！！！
高齢者の枠に入った私は、老い先が心配…って、子や孫の肩にしっかり乗っかるつもりか？！っつ〜の
話を戻して、日本は、何十年経ってもこんな政策、できそうにないよね
というより、結婚すると、女性男性を問わず、生きにくい時代になってるのかもしれない
ちなみに韓国は結婚年齢が高い気がする
その理由として、仕事も家もまともに手に入らない現状があるとか
全部、ドラマの受け売りですけど
私の高校からの親友は、子供を持たない選択をした
相手から猛烈なアタックを受けてした結婚で、しかも彼は彼女の考えを尊重してたはずなのに、最後は「自分は長男なのに子供を産んでくれなかったから」なんてほざいて浮気した挙句、執拗に離婚を要求し、結局彼女は離婚した
彼女は今、幸せな第２の人生を歩んでいるので、あんな奴とは別れて正解だったけど
我が家も紆余曲折を経て、とりあえず結婚維持（40年近くも！）してるけど、結婚って制度、何だろうね…と思ったりする
同居している異性（夫のこと）だけど、ときめくわけでもなく（ときめいてたら怖い）、かといってすべてをさらけ出せる相手でもない
肉親に近くなってるのだとは思うけど、でもやっぱり血の繋がった親や妹たちとは違う存在
私のような性格で、よくもまあ、何十年も一緒に暮らして来られた（妹たちは、そういう意味で夫を尊敬してる）とは思う
ついこないだ、同居の娘が離婚か？！という状況に陥っていた
夫など、婿殿のいない生活をあれこれ考えていたし、私も、のん気に年金生活送ってる場合じゃないかも…などと思ったりした
子供を抱えた専業主婦がいざ離婚となると、今の世の中、生活が一気に厳しくなる気がする
日本は世界の中でも住み良い国だとは思うけど、いざ子育てや福祉のことを考えると、途端に暗雲が立ち込める
結婚？
良いか悪いか、した方がいいか、しないほうがいいか、さてはて、どっちなんでしょうね
結婚40年でも、わっかりませ〜ん
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