今回の妹の件で感じたことです。
妹の乳がんはステージⅣです。
なんでそんなになるまで気づかなかったの
と、妹のどんくささを恨めしく思いました。
もちろん、そんなことは言いませんが…。
でも、妹にも言い分があったのです。
妹は4年前に腎臓がんを患い、片方の腎臓を全摘しました。
その後、定期的に検診に通っていて、去年の9月にも問題なしとの結果をもらっていました。
また、2年半前に市の健康診断でマンモグラフィーの検査をし、やはり何も異常は見つかりませんでした。
それが、結果として発見を遅らせたのです
秋口から何となく異変を感じてたという妹は、それでも腎臓の検査結果がOKだったことで、少し安堵してしまったのです。
自分で触ってしこりを感じても、マンモの検査では何もなかったし、乳腺炎かな…くらいに思ってしまったとか。
12月末に旦那の会社の健康診断があるから、そこで何か分かるかも…程度に考えていたというのです。
それはあまりにものん気過ぎると言ってしまえばそれまでですが、精密検査の結果、10年物の癌と言われた時には、さすがにマンモグラフィーって意味あるの?と思ったと言っていました。
主治医曰く、一般の健診で行うマンモグラフィーは一方向からしか撮らないから、見逃されてしまうことがあると。
それに比べて乳腺科専門病院で撮るマンモは二方向から撮るから、小さな癌も見逃さないと。
もしそれが事実なら、会社や自治体で実施する乳がん検査を受けて、異常なしと言われて安心してたら、とんでもないことになります。
実際、少しでも情報を…とネット検索して、そういう事情を書いている方が複数おられました。
実際には、マンモグラフィーは万能ではなく、私の友人は自分でしこりを見つけて検査に行き、マンモには映らなかったしこりを生検したら悪性だったと言っていました。
ピンクリボン運動で乳がん検診を推奨するのはいいことだと思います。
でも、同時にそういう事実(マンモを信用し過ぎないこと)も伝えて欲しいのです。
私は30歳過ぎから、少しでも胸や脇に違和感を感じたら検査に行くということを繰り返してきました。胸に限らず、体に異常を感じたら、調べないと気になるからです。
妹が私と同じ性格であってくれていたら…と、そして少しでも何か言ってくれていたら…と、悔やまれてなりません。
でも今はとにかく、最善の治療を受けられるよう、家族みんなで妹をサポートしようと思います。
妹がのんびり構えているのがせめてもの救い
※過去ブログを読み返し、当時アメンバー限定にしていたブログを公開しています。
当時は、たぶん、色んな気持ちが交錯して、公開しなかったのだと、自分ごとだけどそう推測してます。
読み返すと、あの当時はこんな風に考えたんだ…とか、過去に戻って教えてあげたいわ…とか、思いました。
長らくブログを書き続けて来ましたが、過去の自分(の気持ち)との遭遇!です。
