くちぶえのコンサート
最近、ブログのアップが滞っていて
順番がバラバラのまーぼーでございます。
今回は去る9/18に芸術館で行われた
くちぶえ奏者、りょうすけさんのコンサートについてです。
くちぶえのコンサートは行ったこともなく、
メディアで見たこともなかったので、
楽しみにしていました。
お隣の薬局さんが後援していたことでコンサートを知りました。
セッティングは、くちぶえのりょうすけさんとガットギターの田嶌道生さんの二人。
くちぶえは繊細な音であるため、大きな音との共演は難しいものと思われました。
はじめにクラシックの名曲から入りましたが、始まってすぐ、
あまりに透きとおった高音に魅了されました。
そのあと、日本の歌やアニメの主題歌が続きましたが、
ガットギター(およびギタリスト)は常に控えめながら陰になることなく、
相性は素晴らしいものがありました。
ガットギターは以前ブラジルに行ったころから関心のあった
ブラジル音楽によく似た雰囲気を醸し出しているなぁ、と感じていたら、
二人ともブラジル音楽の影響を強く受けていることがわかりました。
後半、りょうすけさんの奥さんが登場。なんと彼女は日系ブラジル人であり、
くちぶえの共演も楽しく聞かせてくれました。
私にとっては懐かしいブラジル流「わび、さび」がステージで展開され、
とても満足なコンサートでした。
ところで、このコンサートでりょうすけさんがセレクトした日本の曲は
昭和一桁前後の知られざる曲がいくつかありました。
(彼の奥さんの家族を通じて知った曲が多いようでした)
これは日本からブラジルに移民した人たちがそのころの歌を大切にしており、
日本ではとうに忘れられた名曲が地球の裏側で保存されていた、
という事実に驚きを禁じ得ませんでした。
美しい旋律(と歌詞)が、知らないだけで、
この国にまだまだ埋もれているかもしれない、と思うと
妙にわくわくとするのは変かな?