昨夜の事。
いつものように疲れた体を横たえ、眠ろうとしていた。
昨日は久しぶりの仕事。
その疲れもあってか、最近ままなってない食事も、
さらにままならない位の状況だったのだが…。
目をつぶろうとしたら、事故の時の記憶が一瞬よみがえった。
あわてて、目を開ける。
又、目をつぶろうとする。
また蘇る。
その繰り返しを何度続けた事だろう。
その内、事故の記憶だけではなく、最近の事も含めて、
忘れる事の出来ない出来事が瞬時に蘇る。
目をつぶれば、それらの記憶がよみがえるのではないかと思うと
目をつぶりたくなくなる。
だが、体は睡眠を欲しており、まぶたも次第にまた、重くなる。
そして目をつぶれば、また蘇り、
つぶるまいとしてもまた、まぶたが重くなると目をつぶり、また蘇る。
気が付くと、そうやって、朝を迎えていた。
これがもし、続いてしまうとなると、
僕は他人のことどころではなくなってしまう…。
今日から僕の専門領域であるカウンセリングを再開。
事故にあった。
命に別状はないとはいえ、僕の乗っていた車は廃車。
そのくらいの衝撃はあったわけで、
何もかもが今まで通りとはいかず、不自由もある。
だが、松本の生活もあとわずか。
松本とイコールなものでなくても、
爪痕は残したかった。
がむしゃらに近かった。
いや、悪あがきしたかったのかもしれない。
いずれにしても、
改めてカウンセラーとして、4名の声に耳を傾けるに至った。
それぞれが悲痛の叫びだった。
声に出せる声ならばまだいい。
声にならない声もある。
嘆き・悲しみ・怒り・失望・妬み
虚無感・空虚感・焦燥感
当人も、そして僕らも
声にならない声にまで、耳を傾けなくては本当の解決にはならない。
自分自身で自らを見つめ直さなくては何の解決にもならない。
僕らは自らで探し出せるようにするだけ。
偉そうなことをいうつもりはない。
だが、僕を信頼し、頼ってきてくれる人がいる以上、
僕は持ち得るすべての能力を使って、全身全霊を注ぐだけ。
これまでも、これからも。
人々の声に耳を傾けていくだけ。
それが松本であっても、松本でなくても。
机で机上の空論をとくだけの上司がいようといまいと。
病院から覗いたあくる日の松本の風景。
今日はそれ以上に快晴の天候だったな。
久し振りの松本の自宅。
多少は良くなった膝の影響もあってか、動きは軽やかでもある。
明日は少し負荷をかける為に歩いてみるかな、街を。
なぁんて唐突な話。
この松本で僕は事故に巻き込まれた。
その時、助手席に乗っていた僕は十字路で急に飛び出してきた
車に追突された…。
幸い、命に別状はなかったが、
これがきっかけで東京に戻る事になってしまった。
親会社から出向しての転勤場所、それが松本。
その松本で親会社の人間が事故にあう。
くだらない上下関係と言ってしまえばそれまでだが、
まだまだやり残したことがたくさんある松本を
こんな形で近い内に去らなくてはならない事が悔やまれる。
