ひたすら目を閉じて「無」になる。
瞑想=「無」になること
そう思っている方も多いようですが
何も考えないなんてことは無理です。
瞑想をしていていろいろなことが頭の中に浮かんでくることを
気にする必要もありません。
続けているうちに「無」に近いような感じを経験するかもしれません。
僕の場合しばしば
瞑想中に時間の感覚がいつもと違うことを
体験します。
その間、何をしてたかの記憶がないまま
気づいたら40分~50分くらいたっていることがあります。
眠っているのとも違う不思議な感覚です。
ただ、
何とも言えない
心地よさがあります。
思考が解放されたようで
とてもスッキリとした気持ちになります。
これが「無」なのかどうかわかりませんが
おそらく瞑想を続けると誰もが経験することだと思います。
またいろんなことが浮かんでくることも多く、
よく浮かんでくることの中に
治療のヒントになることも多々あります。
それが治療の効果を上げることもあります。
瞑想することで、日々の考えが整理され、
まとまり、集中するのかもしれません。
ひらめきやアイデアもそうです。
私の妻は夢で見たことを日常に生かしていると言ってました。
夢も瞑想も
潜在意識の中にある思考がみせることでもあるようなので
同じようなことなのかもしれません。
かの有名な
松下幸之助
メジャーリーガーのイチロー
サッカー日本代表の長谷部誠
ビートルズ
ビル・ゲイツ
スティーブ・ジョブズ
などの多くの著名人も瞑想をしていたといいますから
何か良い共通点があるのでしょう。
瞑想は本当に難しいことはなく、どなたでもできます。
多少の雑音があるところでもかまいませんが
できれば瞑想が邪魔されることのない
落ち着く場所で
あぐらでも、椅子に座ってでもよいので、
楽な姿勢で座ります。
両手は楽なところに置き
目を閉じてゆっくり呼吸をする。
時間も決まりはありませんが15分~20分くらいでも
淡々と続けることです。
時間帯としては食後すぐは避けて
リラックスできる時間に行うと良いでしょう。
簡単にやり方をあげましたが、
様々な方法があります
ご自分にあった方法を探してください。
今の時期、五月病の話が良く話題になりますが
心が落ち着かない時
精神的に不安定さを感じるとき
思考を解放したいとき
自分の内側に目を向けることが出来る瞑想を
取り入れてはいかがでしょうか。
すぐに何かの効果を期待せずに
ただひたすらに、淡々と続けることです。
よく分からない、退屈。
そう感じるかもしれません。
しかし続けることで、今後の人生に変化があるかもしれません。
瞑想=宗教と思われる方もいるかもしれませんが
今回のお話は、特定の宗教との結びつきはありません。
現代医療と併用されることのある
補完医療の中の心身療法でも瞑想が行われています。
また、瞑想の効果は近年、科学的に認められ始めているようです。
ただし、ご自分で瞑想のセミナーなどに参加される方は
主催されているものも様々ありますので、
自己責任でお願い致します。