(※この記事は3月5日に予約投稿したものです。)

 

https://www.jreast.co.jp/press/2024/20250304_ho03.pdf

 JR東日本は東北新幹線の次期車両『E10』系について公表した。公式資料から引用したJR東日本によるイメージ画像と共にみていこう。試験車両『ALFA-X』から反映させた要素が登場することはある程度想定されたが、新形式を出すとは…。

 ということで、内容についてやや軽めに取り上げていこうか。まずは『TRAIN DESK』を発展させたサービスの導入がある。東海道系統では通年で設定される『S Work』があり、ひとまずは登場によってこちらも通年化されるとみておく。


 公表された座席はグリーン車と同様の2列2列となる。座席間に仕切りを入れたのは、先行して導入した東海道系統の『Pシート』に準じていることかと。一方で形状から見るには、どう考えてもグリーン車のそれであった。

 一方でグランクラスについては記述がない。ひょっとすると諸般の都合あってか、廃止ということもありうるのかもしれない。そんなこともあり、今回の車両は『やまびこ』メインという意見も見られた。

 引き続き旅行者の荷物量が多くなっていることから、大型荷物置き場の拡幅がなされることとなった。また電源コンセントの全席設置はE5でも後期型から実現しており、形状がおそらくはE8のひじ掛け内蔵となったか。

 また当初から荷物輸送を考慮し、専用の出入口が設けられることとなった。記述するタイミングを逸していたと思うが、この度『つばさ』から退役することとなったE3を1本だけ残存させて改造。荷物専用編成の試験を開始する。


 北海道新幹線の札幌延伸はとりあえず2040年とみておこう。そのためか最高320km/hとなっており、従来のE5と同等となった。一方でブレーキ装置の改良が進んだらしく、最高速度からの制動距離も短縮することとなる。あとは制御伝送装置に『S-INTEROS』を採用するのかということか。

 そうなれば気になるのが…、今後登場予定であろうE6『こまち』の後継だ。元来この了見では暫定的にE5を番台区分させた"E5アルファ"と見ており、同様に"E6アルファ"とみるか。まさか"E8アルファ"なのか?ともあれE10では外装も一新されており、統一感を出すのか注目だ。

 

 

 そして3月11日…、あの日から早14年。E5『はやぶさ』が華々しいデビューを飾って、わずか1週間後の出来事だったか。運行再開後は復興の象徴となり、また1つ時代を越える…。
(おわり)