愛知県道528号豊橋幸田線が、2025年1月10日付の愛知県公報にて路線認定された。これは長らく蒲郡バイパスの未開通区間に並行して国道23号が現道のままあり、3月8日の開通によって現道は存在意義を喪失。当該区間が愛知県へ移管されるとともに、新規の県道路線となるためだ。

 議員のページに経路が掲載されており、バイパスの開通をもって区域認定,供用開始となることだろう。そこで今回は"原付シリーズの机上企画"。当該区間は"非名豊"としてすでに制覇しており、過去の走行で間に合うことから新規走行を行わない予定だ。

桐山西(幸田町)→上六栗深田(幸田町)
 新規認定とされる区間は現国道が並行する幸田須美インターからでなく、愛知県道320号との箇所とされる。ここが起終点となるようで、幸田須美インターから引き続き県道383号が重複。よって県道が分岐する箇所までは県道320・383号に重複するということか。


上六栗深田(幸田町)→六栗踏切(幸田町)
 県道から分岐する形となり、JRの踏切を渡って突き当たるまでが短い単独区間となりそうだ。この区間はおそらく直轄区間外だろうが、主要な国道と同じ路線だとはとても思えないほどの弱々しいモノ。

六栗踏切(幸田町)→深溝愛宕山(幸田町)
 踏切を渡って信号もなく右折するのが"旧道"であり、この短い区間のみ愛知県道483号へ重複する。


深溝愛宕山(幸田町)→競艇場西(蒲郡市)
 程なく右折して国道248号へ合流しており、片側2車線なことから明らかに国道248号が優勢となっている。標識ではあくまで国道23号となっていたところ、国道248号の標識もあった。国道は一本化されるのだろうか?


競艇場西(蒲郡市)→蟹洗(蒲郡市)
 蒲郡市に入り、ボートレース場の付近で国道248号は起終点。左折して、交差した国道247号に重複。この区間も片側2車線であるが、国道247号は付近を旧道が並行している。

蟹洗(蒲郡市)→十能(蒲郡市)
 以降は国道247号が直進してバイパスへ進むところ、どういうわけか国道23号としてのみ旧道へ右折していた。よって蒲郡市内も単独区間を有することとなるだろう。問題は竹島入口を起終点とする国道473号か。対面通行で狭苦しければな…。

十能(蒲郡市)→日色野町(豊橋市)
 バイパスと合流後は再度国道247号が優勢らしく、中央分離帯の有無を問わず片側2車線区間も多くなってくる。国道23号としてはこれまでバイパスが完成しなかったため、こちらへ流入することで混雑していた。一方で豊橋市に入ってからは、市内完結の移動も考慮する必要がある。

日色野町(豊橋市)→渡津橋北(豊橋市)
 前芝インターからは豊橋市役所に向け、国道23号バイパスとは完全に別経路をたどる。もう少々だけ国道247号が重複するところ、小坂井バイパスの無料化以降はこちらも国道247号のみがバイパスへ統合。分かれてからは三度単独区間となるが…。

渡津橋北(豊橋市)→※表記なし(豊橋市)
 実際には愛知県道386号がしばらく重複することとなる。しかも県道は表記もなく、サイレントで分岐していたり。


※表記なし(豊橋市)→西八町(豊橋市)
 ということで、以降は単独区間のまま豊橋市役所(国道1・259号,西八町)へ。ただ市役所や中心市街地を起終点とする了見ならば、市内の"支線"を経路変更して『かもめ通り』を国道(指定区間外)とするのかもしれない。

 もしかすると…、この新規認定される県道そのものが"ダミー"かもしれない。一旦県道として継承させた後、幸田町,蒲郡市,豊橋市へ単独区間をそれぞれ移管。それをもって、早々に県道路線を廃止という流れになる。まあ、そこまではしないか。
(おわり)