2024年11月5日から11日にかけ、北海道フリーパスで回った今回の大周遊記。今回は7日間の総移動距離と共に、使用しなかった場合の運賃と特急料金を計算しよう。


 運賃等の計算対象から外すのは名古屋市内から新函館北斗の往復乗車券と名古屋から東京の新幹線自由席特急券、東京から新函館北斗の新幹線特急券。現地で購入したモノからは手稲から札幌の普通列車グリーン券に、新函館北斗から東京と東京から名古屋のそれぞれ新幹線特急券となる。

 新幹線は全て実キロで計算し、片道合計1165.7kmとなる。北海道内在来線は営業キロ(幹線)と運賃換算キロ(地方交通線)があり、名目上それぞれ分けて計算することとしたい。また新千歳空港は20円の加算運賃が設定されている。

 運賃等の計算で基準となるのは北海道フリーパスで、27430円となる。普通車指定席は6回まで行使でき、自由席は全て利用可能。全席指定の場合は空席を自由席とみなして、回数の制限なく利用できる。

 1日目は新函館北斗から函館が17.9kmとなり440円。函館から札幌は318.7kmで運賃6270円に、特急券が3170円となる。合計すると9880円となった。道内在来線のみの移動距離は336.6km、名古屋市内から新幹線を合わせると1502.3kmになった。


 2日目はまず札幌から室蘭が136.2kmで2860円と、特急券が座席の指定有無にかかわらず2360円。室蘭から北広島は115.4kmで2420円だったが、そこへ東室蘭から白老まで特急料金が1160円追加となった。

 北広島からは新千歳空港へ向かったため、加算が適用され24.8kmで560円。新千歳空港から新札幌も加算が適用され、35.7kmで880円となった。新札幌から札幌は、10.9kmで340円。この日は最後に"謎の駅"ほしみへ往復したため、片道15.3kmで440円で締めくくる。

 2日目は353.6kmと距離ベースで控えめになり、合計すると11460円となる。北広島から『Fビレッジ』へのバス往復(片道200円)は、北海道バスによる運行となることから計算に加えていない。


 3日目は札幌市内から網走、釧路を経て1周することとなる。石北本線と釧網本線は地方交通線に当たるため、運賃換算キロがやや増加。経路が重複する白石まで926.7kmで計算することとなった。

 当該周回分の運賃は12980円となり、札幌から網走は指定席としたため3170円。釧路から札幌の特急は全席指定となるため、指定の有無に関係なく3170円となる。最後に周回から外れた分となる白石から札幌の5.8km、250円が加わることとなった。

 3日目は合計すると892.1km、通常の場合に金額で19570円となった。長時間の輸送障害があり翌日未明に一部かかったが、便宜上当日中として扱うこととする。また遅延が2時間以上となったため払い戻しの対象となるが、フリーパスでは対象外なこともあるのでそのままとしておいた。


 4日目は札幌と新千歳空港を2往復することとなった。片道46.4kmで、2往復の合計は加算含めて4600円。札幌から苫小牧は71.2kmあり、運賃1680円に特急料金が1680円。苫小牧から岩見沢を経て札幌は、沼ノ端~苫小牧が重複するため分割し116.4kmで2420円。

 今回は湯処『ほのか』へ向かうこととしたため、札幌から最寄りとなる上野幌が13.8kmで340円。無料送迎バスはカウントしないこととして、新札幌から札幌は運賃340円に特急料金850円が加わる。4日目は総合計が397.9km、特急含めて11910円となった。


 5日目は3日目と逆回りに、札幌市内から釧路と網走を経て1周。運賃換算キロも同様となり、経路が重複する白石までに926.7kmで12980円。札幌から釧路の特急は3170円ながら、網走から札幌の特急を自由席としたため2640円。周回から外れた分となる白石から札幌の250円が加わる。

 さらに札幌駅南口のネットカフェに空きがなかったため、札幌から森林公園まで12.2kmの340円が加わることとなった。このため5日目は合計すると904.3km、19380円となる。


 6日目はまず森林公園から札幌へ戻るとして、通常の普通運賃が340円。札幌と旭川の136.8kmを往復することとしたため、片道2860円を2回分。往路の特急は自由席で1830円であり、復路は指定席としたため2360円となる。

 この日は札幌から手稲の10.6km、340円で終えることとした。6日目は特急込みの合計で296.4km、10590円となる。手稲からていね温泉『ほのか』への無料送迎バスは、翌朝含めてカウントしない。


 そして7日目、手稲から札幌が340円。札幌から函館は運賃6270円に特急料金が3170円。道内在来線の最後は函館から新函館北斗へ440円となった。道内在来線のみの移動距離は347.2kmで、合計すると10220円。新幹線の実キロを含めると1512.9kmとなった。

 今回は27430円の北海道フリーパスを使用し、有効となる7日間で堂々の93010円分を北海道内在来線にて利用。名古屋から新函館北斗の新幹線往復移動と合わせて、5859.5kmもの北海道大周遊記はこれにて完結となる。ようやく終わったんだ…。
(超ぐるっと!北海道大周遊記 おわり)


めぐ「ということで…、ようやく長い北海道旅行が終わりました。北海道フリーパスがなかったら、往復など含めてどれだけかかったんでしょうか。後々見て結構怖いです。こういう条件下で長期日程を確保することもあまりありませんし、帰ってきてからも編集作業がたんまり。ご清聴ありがとうございました。」