2024年11月6日(水)午前10時1分 北海道室蘭市/東室蘭駅


10.東室蘭10:03発→白老10:27着 特急北斗3号/札幌行き キハ261-1405
 南千歳までならばさほど長くもないので、指定席を確保するまでには至らないだろう。3号車は無条件で"新車"の1400番台らしいので、せっかくならばそちらへ乗っておこう。空席も少々あるので、適当に座っていけばいい。


 ひとまず右側に座っており、登別を前にして険しいような海岸線を見る。調べれば実際は、半島が突き出ているだけだったらしい。


 登別で多くの下車客がある。左が空いたので、ここまで見ていない左の景色を見ていこうか。駅近くには観覧車など遊園地らしいものが見られ、登別マリンパークニクスの一部を構成していたり。


 本州より早く訪れ、深まっては過ぎ去る北海道の秋。青空と雲と、流れる川。白老からは左の席に指定が入っているので、また移動することとなる…。


 結局は白老で特急を乗り捨てることとした。せっかくの視察機会でもあるし、この日は時間も有している。余裕があるうち、もう1ネタぐらい入れてもいいはずだ。


 駅舎を改札内、反対方向のホームから見る。以前から特急『すずらん』は停車していたところ、2020年改正からは特急『北斗』も多くが停車。主要駅となりつつも、そうまで感じさせないシンプルな駅と…。


 現状は2面2線と、中間に貨物専用の待避線。加えて苫小牧,札幌方向に待避可能なもう1線あるぐらいにまとまっている。跨線橋にはエレベーターがあるので、上下移動の負担はさほど大きくなく済みそうだ。


 橋上駅舎ではないものの自由通路が設けられており、跨線橋との間に臨時改札があることで成立している。2020年に開業した民族共生象徴空間『ウポポイ』へ徒歩で向かう際は、こちらを出て右へ進んでいくのが便利。


 駅舎内の改札に自動改札機はなく、概ね発車10分前から有人窓口で列車別に改札を行う。発車案内はカラーLEDなど、最新式の装備を有していた。待合所にはテレビがあり、主要な駅だと思わせる。


 外へ出て、駅前広場から駅舎を収めよう。本体は平屋建てで、観光案内所も入居。バスやタクシーで向かう際はこちらから利用することとなる。自由通路があるため、反対側への通り抜けも容易になった。トイレでも入っておこうか。


11.白老10:46発→南千歳11:28着 普通431M/千歳行き クモハ737-13
 ということで、白老からは東室蘭まで乗車していた普通へ。737系の2両には比較的空きが見られ、特急とは異なるモノだと改めて…。


 さて白老の民族共生空間というのはどういったモノだろうか?単なるテーマパークと考えるにも、少し違うような気がする。


 もう1枚収めよう。おそらくこちらがエントランスのある"母屋"だ。


 白老からは長大な直線区間にあり、普通でもそれなりに飛ばしていく。青葉では煙突のあるオシャレな家々が並んでいるのが見られた。


 苫小牧からは多く乗ってくる。ここからは札幌の近郊とされるところ、まだそのような様相とはならない。前乗り前降りのワンマン運転もそのまま継続する。気のせいか、先程より飛ばしている。


 植苗は待合所となる駅舎があるぐらいしかなく、駅前もほとんど道路すら怪しい。反対側となる右を見れば、馬が放牧されていた。


 そろそろ南千歳。この普通は千歳までしか運行されず、北広島へは乗り換えて向かうこととなる。特急に乗り続けた場合も南千歳から新札幌まで停車せず、乗り換えることに変わりない。


12.南千歳11:32発→北広島11:49着 快速エアポート61号/札幌行き サハ733-3105
 南千歳では多く乗り換えるところ、新千歳空港から来た快速はオールロングシート車両だ。思いのほか空席があり、新千歳空港から札幌市内ならばむしろ有利となる。


 快速は恵庭に停車する。ここまで来れば大都市札幌の近郊らしく、家々が多く見られる。
(つづく)