2024年11月5日(火)午後3時36分 北海道函館市/函館どつく前停留場
坂の多いまち、函館。秋も深まり木々が色づき、夕暮れ時となればどこか哀愁を感じさせる。次に機会があるならば、もっとじっくり見ていきたい。
5.函館どつく前15:38発→函館駅前15:52着 5系統/湯の川行き 函館市電9602B
ということでそのまま、滞在5分のみで折り返す。大荷物持ちということもあるが、特に函館どつく前に目的もない。空席も多いので、座りやすいところへ座っていこう。
海に面する形に収めようとすれば、いまひとつしっくりこない。さて国道279(・338)号は青森県から津軽海峡を挟んで続いており、起終点を函館市内に持つ路線となる。
十字街を前にして多く乗ってきた。函館山ロープウェイはこの日時点で定期検査に入っているため、バスで向かうこととなる。車内の自動放送は、函館に縁のある様々な方々が担当しているらしい。
(S)函館市電:函館どつく前→函館駅前 230円
函館どつく前から14分ほどで函館駅前に戻ってきた。国道5号はここが起終点となっており、ここから札幌市まで長く続いていく。先述した国道279(・338)号もここが起終点となり、国道278号も同様だ。
まだ時間は余らせているものの、ここからの指定席を取っておくなどすればいいだろう。
(放)JR指定席券:函館→札幌 1/6回目
券売機では指定席から『回数券・おトクなきっぷに座席指定』を選択して、乗車券を投入と表示されたところでフリーパスを投入。乗車駅,降車駅,乗車日時を選択し、表示された中から希望する列車を選択などして指定しよう。指定券が発行されると同時に、フリーパスには指定席発行回数を示す"星印"が入る。
なお今回は回数制限があるものの、便宜上"食べ放題メニュー"として扱うこととする。7回目以降は実費で購入することとなるほか、SL『冬の湿原号』はフリーパスで指定できない。
6.函館16:40発→札幌20:36着 特急北斗17号/札幌行き キハ260-1112
さてJR北海道ではある程度順次キハ261へ、特急気動車の統一が進められた。現状は車体傾斜装置も搭載しないことから、キハ183の正統な後継となっただろう。
側面表示は3色LEDを使用しながらも、2015年以降は緑色の濃いモノとなった。午後4時20分頃から乗車可能と案内され、それまでは折り返しであることから車内の整備を行っている。
せっかくなので、隣にいるはこだてライナーの車内を見よう。出入口部分の壁面は木目調となっており、函館らしさもそうだが新幹線をも意識しているのかもしれない。座席モケットは札幌地区と同じであり、違いを感じられなかった。
今回使用する北海道フリーパスと、乗車する特急の指定券を画に入れよう。本来北海道フリーパスへは記名が必要だったが、結局旅行期間中は最後まで咎められなかった。また指定券は特急券扱いにならず、金額の記載がない。
満席にはならないまま函館を出発する。五稜郭に停車した後、時刻表上では新函館北斗まで停車しない。停止した七飯からは一方通行の短絡ルートが分かれており、北海道新幹線が開業するまではそちらを経由していた。
新函館北斗までの停車駅は特急と快速で変わりない。新幹線からの接続を受けるため、新函館北斗では乗ってくる客が多く見られた。外は暗くなるので、ここからの景色は見られないだろう。寝られるだけ寝ておこうか…。
2022年は函館本線の"山線"を目的にしていたため、長万部からの室蘭本線ルートは経由していない。今回はこちらも目的にしているのだが、復路でも経由する。おまけに2016年は満席のデッキから、景色は見ている。
洞爺での乗降は見られなかった。ここから洞爺湖や温泉へ向かうには、バスなどで20分程という。洞爺の次に停車駅となるのが伊達紋別だ。
(つづく)