「今回ですけど…、以前の鉄旅リターンズプラスで地下鉄部分を取り上げたかもしれません。とりあえず、そちらも含めて流していきますか。」
 

2018年8月22日(水)午後2時5分 東京都新宿区/新宿駅


 34分で新宿に到着した特急。デッキは濃い木目調でまとめられ、高級感がある。デザイナーは新幹線E6と同じ人物が担当している。なお2019年改正からは中央東線の特急が全席指定になった。


25.新宿14:11発→四ツ谷14:18着 普通1442B/千葉行き モハE231-51
 ここからは黄帯の各駅停車に乗ろう。E231系の通勤型0番台は、500番台が全て入っても一定数残るという…。
めぐ「…あれ、違ったっけ?」
もも「何が?」
めぐ「次、四ツ谷なんだけど。コレじゃなかったみたい。」
さく「ああ、飯田橋?」


(S)八王子→四ツ谷:JR運賃 712円
 どうやら快速と間違えていたらしい。とりあえず降りる駅は四ツ谷であったため、2分程度の"誤差"で"事なきを得た"。
さく「ま、かえってよかったかもよ?午前中オレンジのE233ばっかりだったし。」
なぎ「…ここからは大丈夫だよな?」


 今回はさらに地下鉄南北線、さらに直通先の埼玉高速鉄道も制したい。それだけであれば飯田橋でもよかったものの、予定にあったのは四ツ谷である。乗り換えはそこそこ遠いものの、とりあえず距離が表記されているのでわかりやすい。
もも「で…、飯田橋じゃなくってなんで四ツ谷なのよ?」
めぐ「…なんでだっけ?」


 全線でフルスクリーン式ホームドアが設けられ、ホームからは車両の姿が見られない南北線。予定時刻より1本早く、浦和美園へ向かうことができそうだ。
さく「それで巻けちゃうし。」
もも「巻いたら巻いたでまた時間余らすってオチよね、どうせ。」

26.四ツ谷14:25発→浦和美園15:09着 普通/浦和美園行き 東京地下鉄9316
 乗るのは地下鉄所属車両。これまでは東急3000系が1度と埼玉高速鉄道2000系2度であり、9000系は初めてだったりする。バケット形状のある座席はピンク系で、青緑系の色をした床とはコントラスト差が大きい。
なぎ「あ、なかったっけ?」
めぐ「ないのよ、南北線なのに。」

 9年前は飯田橋まで乗っており、以降が新規乗車区間となる。全線に渡って地下を走行するため、景色は全く見られない。
もも「…寝てんの?」
さく「もう、ほとんど全部下じゃん?」

 赤羽岩淵からは埼玉高速鉄道となるため、これをもって東京の地下鉄は完全制覇となる。しかし実質ひと続きとなっているので、降りずに乗り続けることとしたい。


 そのまま浦和美園まで地上へ出ることなく、44分かけて到着。四ツ谷からは地下鉄でなくとも結構かかっている。
もも「…寝れた?」
なぎ「まあ…、な。見る景色もないだろうし。」


 現時点での終着駅にして、車両基地へつながっている浦和美園。唯一地上に位置している駅なのは、そういった事情もあるのだろう。これをもって東京の地下鉄と埼玉高速鉄道、完全制覇達成!
めぐ「ここまで長かったよ。」
もも「ついでだけど、最初っていつよ?」
めぐ「10…、16?」


 通常は1面2線のシンプルな構造だが、加えて臨時用ホームを有している。これは6万人規模の収容数を誇る、埼玉スタジアムの最寄り駅であるため。正式表記は『埼玉スタジアム2○○2』とあり、厳密には2002でない。
さく「やっぱり帰りが混むんだよね。」
なぎ「今日は終わって…、近くだっけ?」


(S)四ツ谷→浦和美園:東京地下鉄・埼玉高速鉄道運賃 707円
 旅行班が旅行班である限り、駅の写真を収めるのは自然な流れ。浦和美園の"駅ビル"は3階建てであり、橋上駅としての機能を2階に有している。シャッターの降りている1階は、臨時用ホームへつながっているようだ。3階はテナントスペースらしく、埼玉高速鉄道の本社も入居。壁面には2002年サッカーワールドカップ開催記念の表記がある。


 そんな埼玉高速鉄道。比較的路線開業も遅かったため、駅周辺に建物はあまり多くない。大きく目立つのは集合住宅と、ビジネスホテルだ。
さく「ま、今日はサッカーないんだし。来る人誰もいないでしょ。」
もも「誰もって…、せめて地元の人ぐらい。」


 駅から遠めに見れば、その姿を地らえられる大屋根。日本有数の国際規格を持つ埼玉スタジアムへは、駅から徒歩15分ほどと微妙な距離感。車両基地に沿って歩道が整備されており、迷うことはない。
めぐ「…あ、ダメだ。電池ない。」
もも「いや、アンタ。こんなとこで、何さらっと緊急事態みたいなんか…。」
めぐ「デジカメが…、どうかな?」


 時間はそれなりに有していたものの、デジカメの電池残量と荷物量などから埼玉スタジアムへは断念。道路を挟んで、イオンモール浦和美園が姿を見せている。
さく「こんな暑い中じゃダメだよ。」
めぐ「中…、休んでいい?」


 新しい建物の多くは低層住宅やロードサイド店舗など、まだ開発途上らしい姿を見せる浦和美園。"平成時代"も終わりを迎え、未来はどのような姿になるのだろうか…?


(現)南アルプスの天然水(サントリー) 110円
 猛暑続きの2018年夏休み。定期的に水分(と塩分など)を補給しなければ、体力が持たないもの。加えて東京ドームは小ペットボトルの持込が可能であったため、場内購入費用等を考えてここで確保しておきたい。
もも「…ま、こういうオチよ。」
めぐ「…メモする時間そんなになくって。」
(つづく)