2018年8月22日(水)午前9時3分 東京都あきる野市/武蔵五日市駅に到着


 西立川からの遅れは拡大して、乗車時間30分で到着。現在はこの武蔵五日市が五日市線の終端駅となる。
さく「ちょっと時間短くなっちゃってるけど…。」
もも「いいんじゃないの?余らせるぐらいならちょっとぐらい。」


 水道橋や東中神と同じ東京都に位置しながら、周囲は山々が広がっている武蔵五日市。遠くの鉄塔も気になるようで…?
なぎ「わかったから、外出ような。」


(S)西立川→武蔵五日市:JR運賃 302円
 まずは駅の写真から収めたい。秋川渓谷への入口らしく、立派な高架駅になった武蔵五日市。大きな木材板に楷書体で書かれた駅名看板が、どことなく強い印象。
もも「…それで?」
めぐ「他もちょっと見て回る?」


 バスロータリーが広がる南口。離島を除く東京都で唯一の村である檜原村など、各所へ向かうバスがここから出ている。
さく「時間あれば、そっちあったかもね。」
なぎ「ってか、メインじゃないんだろ。」


 さらに山々を見る。どこまでが東京都に入るのだろう…?
さく「…あんまり時間ないからさ。」


 高架駅であるため、南口から北口へ通り抜けられるというもの。出てきた北口は南口は一転してひっそりとしている。山林と住宅以外に何もない。
もも「ま、朝食べてないんでしょ。」


 他に適切なタイミングもないため、武蔵五日市のコンビニ売店で朝食を購入。高架下に設けられた改札の周囲は木材が多く用いられ、温もりを感じさせる仕上がり。


 エスカレーターも天井など、木材で覆われている。後で調べれば、多摩産の木材を使用しているらしい。
めぐ「旭川もこんな感じだったよね?」
なぎ「旭川なんか…、今関係ないだろ。」


 五日市線の駅番号は中央快速線,青梅線と共通化しつつ、さらに分けてJC81から付番。6つめの駅であることから、武蔵五日市はJC86だ。
さく「これ、高尾から先につけるってなったらどうするんだろうね?」
もも「…そのために51とか81にしたんじゃないの?」
めぐ「そうだけど、甲府とかまで入れたらあふれるし。」


18.武蔵五日市9:28発→拝島9:49着 普通940/立川行き モハE232-260
 そのまま往路と同じく、E233系の6両が入ってきた。中央快速線の編成とは"同一のモノ"として製造されているが、それらのうち分割可能な編成とも運用等は別になっている。
さく「…食べるなら今しかないでしょ。」
もも「…ここ逃したら奥多摩までないからって?」


(S)クラフトBOSSラテ(サントリー) 150円
 飲食に適さないオールロングシートだが適切なタイミングもなく、空席の多いうちに朝食としておこう。ひとまずは甘さ控えめ、ミルクたっぷりなコーヒー飲料で1杯。
めぐ「自動販売機の負け。」
なぎ「負けって、カネ?」

(S)和風ツナマヨおにぎり(NewDays) 134円
 やはり醤油味の御飯に、ツナマヨを合わせたくなる。JR東日本グループのコンビニでは、醤油ご飯に直接ツナを混ぜ込まないタイプらしい。
もも「で、どこが和風かって言うんでしょ。」

(S)トルティーヤ焼肉(NewDays) 210円
 ある種本命、野菜たっぷりな巻物。焼肉もキャベツやレタスのサラダと頂きたい。
もも「…わかった?」
めぐ「…まあ、ビジターならできるだけ。」


 復路は遅れることなく発車した五日市線。往路とは逆に山から下って、客が乗ってくる流れ。しばらく田舎風景が広がっており、拝島に近づくほど住宅が多くなるもの。秋川ではそこまで乗車してこない。
さく「景色はこれでいいとして…。」
なぎ「もういいのか…。」

 武蔵五日市から21分。八高線と交差して、青梅線が合流する拝島に到着。奥多摩へ向かうべく、乗り換えよう。


 八高線のE231系3000番台も、中央総武線各駅停車から転用と改造を受けている。半自動ドアによって近郊型タイプへ寄るも、番号等は重複しないよう工夫された。帯の緑色も近郊型と異なる"黄緑"であり、下帯に占める面積も小さい。
もも「朝4時半に見たんじゃなくって?」
さく「…いいけど、209とE231の違いわかる?」


19.拝島9:56発→青梅10:14着 普通913/青梅行き クハE232-521
 青梅線のうち立川から青梅までは、東京からの直通もあって10両編成が多い。中央快速線用のうち分割可能な編成とは、車両番号下2桁で判別するしかない。
なぎ「…なんだって?」
めぐ「青梅線とかのは番号が後ろのほう。」


 半日間同じオールロングシートなので、座ったらそれだけで感想は終わり。そんな青梅線も、次第に標高を上げていく流れにある。周囲の景色はやはり住宅街だ。
さく「ここは直通あるでしょ。」
もも「そういやね…、誰が時間つぶしに通勤特快なんか。」


 拝島から18分、青梅まで来ると山々が近く見える。


20.青梅10:15発→奥多摩10:50着 普通1011/奥多摩行き モハE233-621
 着いたら隣の4両編成に乗り換え、すぐに発車する。車内は年配者を中心に、それらしい装いをしている客が多い。
もも「…別に1分しかないとか、全然空いてなかったとか?」
なぎ「やめとけ。」


 こちらも次第に山々へ入っていく青梅線。青梅から奥多摩が2018年9月以降に『東京アドベンチャーライン』と名付けられただけのことはあるのだろう。二俣尾の近くではこのとおり、緑豊かな雰囲気。
さく「まあ立派なお屋敷だこと…。」
(つづく)