2018年8月21日(火)午後9時58分 東京都文京区/東京ドーム


 改修によって登場した、バックネット裏の上級席。ビクトリーシートG2は見たところ、ナゴヤドームのエグゼクティブ・プラチナ席と同じ形状。通常の座席より幅が広く、1席ごとに電源コンセントまで設けられている。
もも「やっぱり違うわね…。」
なぎ「これさ、ナゴヤドームが元からいいのだったりな。」
もも「…何それ?」


 ビクトリーシートG1は革張りの大型座席となっており、ご丁寧にも床はカーペット敷きという"特別仕様"。既にロープで閉められ、座ることはできなかった。
さく「でもなんか…、映画館にあるっぽいでしょ。」
もも「映画ね…、何か見たいのあるとかないとかじゃなくって?」


 これら特別席の設定に合わせて、記者席が3塁に寄せて移動。わずかながら座席配置は左右非対称となっている。
めぐ「…これぐらい。」
なぎ「他、何もないんだっけな。」


 場内"座席調査"の最後は立ち見エリア。東京ドームの観客数値は、内野上階座席とこの立ち見で2万程らしい。
めぐ「最初来たとき上、開けてなかったんじゃなかったかなって…。」
もも「ああ、そう?」


 場内の清掃活動に支障をきたしてもいけないので、このあたりで回転ドアを介し外へ出よう。都市部の夏は猛暑が収まっても、熱帯夜として続くので厄介だ。
さく「あ、そうだった…。」
もも「本当、これブログ流れるのいつになるってのよ?」


 4ヶ月前から始動した旅行企画の"第1夜"を、東京ドームシティの夜景で締めくくろう。夜間は"本体"共々ライトアップされ、美しくなるのが有名。凧のようなものも揺れる…。
もも「で…、東中神行くの?」
めぐ「いや、八王子のネットカフェにして。始発乗ってこうかな…?」
なぎ「…それでいいんだな?」

(現)世界のKitchenから・ソルティライチ(キリン) 129円
 今夜用意していたのは八王子のネットカフェと、東中神の『銭湯』。このうち後者は深夜~早朝に営業しているものの、滞在に向いているかは不透明なのだ。まずは水分が尽きているので、ソルティライチで水分と塩分を補給したい。
さく「やっぱり安全策取るんだよね…。」
もも「そういうのは準備してるんだもん…、観光名所は全然なのに。」


11.水道橋22:31発→御茶ノ水22:34着 普通2152C/千葉行き サハ209-546
 ロッカーから荷物を取り出したあとは一旦東京駅に向かい、八王子まで着実に座って乗ることとした。黄帯の各駅停車は1駅乗るだけなので、中間付随車(サハ)で座らずとも問題ない。


12.御茶ノ水22:37発→東京22:41着 快速2164T/東京行き モハE232-234
 乗車前に新型特急車両たるE353系が回送として通過しており、東京では折り返して特急かいじ123号となる。
さく「前って…、終わってから武蔵五日市行ったんだっけ?」
もも「本当、そういうの昔だからできたってのよ。」
めぐ「だって、立川のもうなくなっちゃったもん。」
もも「あ、そこもうないの?」

13.東京22:47発→八王子23:54着 快速2265T/高尾行き モハE232-234
 E233系の折り返しはそのまま快速となり、八王子までの所要時間を多めに確保したい旅行班はこちらへ。
めぐ「…一応、外出て乗り直したよ?」
もも「いや…、別に何も言ってないわよ?」

 10年前の"2度目"は、当時E351系を用いていた中央ライナーに乗車。今日は追加料金不要のオールロングシートに座り、八王子まで寝られるだけ寝よう。それ以外に理由や目的など何もない…。


 67分かけて八王子に到着。今日の移動はここまで。なお中央ライナーは2019年以降、特急『はちおうじ』となっている。
もも「で、ネットカフェにした以上はね…?」
めぐ「帰って3日分全部まとめるのきついもん。」


 とりあえず駅の姿を収めるのはお約束。
なぎ「…もっといい角度なかったのか。」
さく「角度ってか…、全体でしょ。」


 日付も変わって、街もそろそろ寝静まる。開く店は居酒屋とコンビニぐらいか…?
もも「入ったらまた寝ましょ。」

 八王子駅北口から"キャンプ地"のネットカフェへは、斜め左方向へそのまま進めばたどり着く。
さく「本当、4時スタートでいいの…?」
めぐ「…それぐらいになっちゃうね。」

 そのまま朝4時までゆっくりと過ごす…。


(現)ナイト8時間パック(快活CLUB八王子本店) 1500円
 午前4時16分に店を出た旅行班。正味4時間の滞在にして、8時間分の料金で扱われたナイトパック。今回は会員の累積から使用しており、43ポイントを加味してこの価格で表記する。
さく「…早いよ。」
なぎ「メモ帳まとめれたか?」
めぐ「まあ、野球パートだけ。」
もも「いいけど、みんな寝れてないんだからね。」


 目覚めに遠い朝4時過ぎ、空気がぬるい日の出前の八王子駅前。それでもこの時間、コンビニ以外にも開いている店はあった。
もも「こんな薬局がね…。」
さく「使うんでしょ、結局。」
もも「…何を使うってんのよ?」


 改めて、駅の姿を収める。改札の階へ向かうエスカレーターはまだ動いていない。
さく「そりゃ、昨日のじゃダメでしょ。」
めぐ「まあ、なかったことにはしないよ。」


 橋上駅らしい通路に並べられているロッカーと"オブジェ"が、どことなくタンスを思わせる。
もも「…預けようってね?」
(つづく)