2018年8月21日(火)午後8時7分 東京都文京区/東京ドーム
それのみならず、中村はレフトスタンドへの3ランホームラン!周囲のテンションは上がり放題。
さく「やぁぁぁ~~!」
もも「…誰か、この酔っ払い止めてよ。」
井上はセンターフライでようやく3アウトチェンジ。実のところ、旅行モノで千葉ロッテが必ずビッグイニングだけを見せ場にしていた。
なぎ「3回目ならな…。」
めぐ「考えたらそうだった。」
満員御礼の東京ドーム。発表された来場者は43284人という。
めぐ「…ちょっと外していい?」
なぎ「ああ、じゃあ頭冷やす水とかも頼むな。」
(現)メッツグレープフルーツ(東京ドーム) 260円
手元のドリンクが尽きたので追加しよう。さあ、明日は可能な限り500mlペットボトルを持ち込もうか…。
めぐ「アルコールじゃないならいい?」
さく「あー、ありがと…。」
なぎ「これで冷やせ。」
6回表、1アウトから森はフェンス直撃の二塁打を放つ。勢いのまま、外崎は左中間への2ランホームラン!
もも「またああなるんじゃないの?」
さく「そんなのやめてよ。」
中村は空振り三振で2アウト。栗山がフェンス直撃の二塁打を放つも、金子侑司はセンターフライ。
もも「それでアンタも余計なもん買い足してさ?」
(現)ドームエッグバーガー(東京ドーム4階) 470円
ありきたりなようで、これが思いのほか掘り出し物だったりする。バンズも肉も厚みがあり、目玉焼きも黄身が半熟トロトロ。十分すぎる食べ応えだ。
めぐ「全然期待してなかったから、すごいイケた。」
もも「そんな言い張るなら…、次もらおうかしらね?」
6回裏のマウンドは2017年秋、中日のファンフェスタ(芝生ウォーク)でハイタッチしている小川。今年は出番がなかったため、埼玉西武へ金銭トレードで移籍。これが初登板となる。
さく「あ、そう?」
めぐ「そんなことまであの時考えてないもん。」
角中がセカンドへ(はじいた)内野安打の後、鈴木は見事送りバントを成功させる。根元のファーストゴロで3塁へ。しかし田村はライトフライ。東京ドームでは構造面からジェット風船が禁止されているため、7回の前に球団歌を流す程度で終了。
もも「風船ないからってスルーってのもどうよ?」
めぐ「見所、何もないんだよね…。」
7回表からは6回4失点の有吉に代わって、岩下がマウンドにあがる。秋山がレフトへのヒットを放つも、源田はお手本らしい4-6-3のダブルプレー。浅村はセンターフライ。
さく「もうさっさと終わっちゃったほうがいいでしょ。」
なぎ「お前が言うな。」
7回裏、埼玉西武の3番手は齊藤大将。平沢はフォアボールを選ぶも、盗塁失敗。岡は見逃し三振、藤岡がセカンドゴロ。
もも「はいはい、次進みましょ。」
8回表に千葉ロッテは勝ちパターンであろう、松永がマウンドにあがる。1アウトから森はフォアボールを選び、外崎がセンターへのヒットを放って1,2塁。中村のサードゴロは2塁だけアウト。栗山がハーフスイングを取られて空振り三振。
なぎ「…30分浮いたな、今日。」
今年は例年にも増した猛暑だったのだろう、クローザーにとっても受難のシーズンだろうか?8回裏の追う展開で、クローザーから"降格"した増田がマウンドにあがる。
めぐ「…クローザー、今誰?」
もも「…さあ?」
1アウトから井上はフォアボールを選ぶ。角中がライトへのヒットで1,2塁となり、1塁の代走は加藤。鈴木がライトフライで2アウト、根元はセカンドゴロに終わった。
もも「9回に逆転されるの、前月知ってるからね…。」
めぐ「ごめんって。」
9回表は故障を経て、クローザーに返り咲いた内がマウンドへ。対して埼玉西武は代打にメヒアを送るも、空振り三振で1アウト。秋山がセンターフライ、源田は見逃し三振でゲームセット!
出迎える1塁ベンチ。
さく「ああ、よかった。」
もも「荒れてもよかったのにね。」
恒例となった儀式。選手がライトスタンドに向かって声をかけ、応援席が応えるというもの。千・葉・ロッ・テ!
さく「千・葉・ロッ・テ!」
もも「こういうときだけ…。」
点は比較的入りながらも、2時間53分という比較的短い試合。50周年記念セレモニー等で30分遅く設定されていたことが、今回は"帳尻合わせ"になったようなものだろう。
めぐ「もうちょっとね…?」
なぎ「いや、11時過ぎは勘弁してくれって。」
お立ち台は打点を挙げた3人。岡はその打席で15球投げさせていた。
もも「そんなんわかんないわよ、メモ係。」
めぐ「…へ?」
もう少しだけ続くロッテ球団50周年記念試合。セレモニーと試合の"フィナーレ"として、この50年に在籍した全メンバー(選手,コーチ)がエンドロールとして流れる。
マスコットも改めて記念撮影。ズーちゃん,マーくん,初代カモメ,バブル坊や,リーンちゃんが並び、奥のほうから"魚"が顔を出す。以前いたイワトビペンギンの『COOL』は2017年初頭に退役し、この日も残念ながらおらず…。
入れ替わるように来た"幕張の魚"は、これが最終形態でなかったりする。2021年に登場し歌手デビューまで果たすも、2021年中をもって体力の限界を理由に引退した。
めぐ「…このぐらいかな?」
なぎ「時間…、どうなんだ?」
もう少し時間があるので、下階へ降りて座席を見ておきたい。こちらは上階より背もたれが低いものの、クッションの入ったモケットが背もたれに張られている。
めぐ「形は変わってないんだよ。」
さく「じゃあ、もうちょっとゆっくりしてこうよ。」
(つづく)