授業を終えた後、あの日のように公園へ行く。この日は雨も降っていなかったし、さくらとひろっちもいる。足洗い場があるので汚してもいい。3人なら心強くなるのか、あるいは…?
さく「ここだよね…?」
あい「よかった、また誰もいない。」
ひろ「ここでしたのか?」
すると少々ぎこちない手つきながらも、さくらは自ら靴と靴下を脱ぎ裸足になった。
さく「あっ…、すご。なんか、気持ちいい。」
割と積極的なタイプではあったかもしれないが、やはりその様子はあまり見られるものでない。あるべき靴と靴下のないまま、屋外に立つ彼女の裸足姿は新鮮だ。おまけにその感触も楽しむように、足がよく動いている。
ひろ「で…、見たいんじゃなかったのか…?」
ひろっちもゆっくりと靴と靴下を脱ぎ、その"中身"を見せてくれる。今直視できなくて、次はいつに見られるのか…?朝に比べて"仕上がった"のか、汗ばんだ匂いはした。そんな小さくかわいくきれいな素足は、赤みを差した部分が鮮明に。特に裏はよりコントラストがはっきりして、彼女が彼女らしくない…。
ひろ「じゃあ、そっちも…。」
そして私も靴を脱ぎ、靴下をも外していく。露わにした裸足のまま地面に触れると、乾いた分だけあの日とはちょっと違う感触…。やっぱりちょっとくすぐったくて、気持ちいい。
さく「ちょっと…、比べてみようよ。」
あい「あ…。」
かわいくないはずの、大きな私の足。ましてや靴も靴下も履かない裸足。今までは見せられるものでなかったけど、さくらはきれいだと言ってくれた足。気負って見れば、私は幅の割と狭いような形。そして親指が大きく、他より少し飛び出すように長い。
さくらの足はそこまで大きくなかったのだが、幅はバランス的にやや広い。親指はあまり大きくなく、人差し指のほうが長くも見えた。元は私よりやや色黒な感じだろうか。
ひろっちはやはり小さくてかわいい足をしていた。指も全体的に小さめで細長く、親指から薬指まであまり差がないようにも見える。何より、足にこんな個性があったなんて…!
とはいえ、やはり人の視線は気になってしまう。落ち着かず足の指を動かすと、感覚が…。
さく「これ、秘密にして。」
あい「いい…?」
ひろ「なりたかったんだろ。」
3人それぞれの裸足が、地面の砂などで汚れていく。水道で洗えばきれいになるし、感覚がたまらなかった。これはやっぱり、3人だけの秘密にしておこうか…?感想もまとまらないし。
(おわり)