2024年7月期、名古屋近郊を舞台(モデル)とする2本のテレビアニメが放映された。岐阜市がモデルとなった『小市民シリーズ』と、豊橋市が舞台の『負けヒロインが多すぎる!』。おまけに主演役まで同じ(梅田修一朗)だ。

そこで、1つの疑問が生じた!

 岐阜から豊橋は名鉄名古屋本線とJR東海道本線が並行している。双方とも最高速度120km/hと定評があり、競争力を見せている。では実際に図るとどうなるか。今回は近い時刻で並べ、机上で検証してみるとしたい。


A.名鉄岐阜11:18発→豊橋12:37着 快速特急/豊橋行き
 まずは名鉄から見ていこう。直通する最速種別にして、毎時2本が運行されるのが快速特急だ。まずは岐阜を出て、笠松,新木曽川に停車。名鉄一宮に停車すると11:31に発車し、国府宮11:35発の後は名鉄名古屋まで無停車。11:48に名鉄名古屋となり、豊橋に向けて早々と発車する。

 名鉄名古屋からは金山11:51発,神宮前11:54発,知立12:08発と停車していく。刈谷は知立から名鉄三河線を介しており、名鉄名古屋本線としての駅はない。新安城は通過となり、東岡崎12:17発。蒲郡は経由することなく、国府も通過。豊橋12:37着となる。

 名鉄の快速特急は岐阜から名古屋まで30分、豊橋までは79分となった。


B.岐阜11:23発→豊橋12:39着 新快速/豊橋行き
 JRでは毎時2本ずつ新快速と快速があり、ちょうど近い時刻に新快速があった。こちらは大垣を始発とし、岐阜からは座れないことも考えておこう。岐阜を出ると尾張一宮11:32発の停車のみで、他は名古屋まで無停車。名古屋で11:43着の後、11:46発まで停車する。

 金山11:50発の後は大府に停車し、刈谷12:05発となる。知立は刈谷から名鉄三河線を介しており、東海道本線としての駅はない。安城12:11発の後、岡崎12:16発。少々回り込むように蒲郡12:27発の後、豊橋12:39着となる。快速は共和に停車するほか、幸田か三河三谷のどちらかに停車する。

 JRの新快速は岐阜から名古屋まで20分、豊橋までは76分。所要時間に大きな差はなく、両駅間を利用するのはどちらでもよさそう。


C.結論
 好きにしろ!!
(おわり)