2024年1月8日(月)午後1時33分 愛知県豊川市/国府駅
今回はここで乗り換えて豊川稲荷へ向かうところ…、次に乗る豊川線の普通までは時間が生じるようだ。せっかくの機会なので、この国府駅を見ていくこととしよう。
もも「ってか、前から見たかったんでしょ。」
めぐ「前から気にはなってた。」
橋上駅舎への階段と共に、ホーム幅はなかなか狭い。3面6線式のホームは名古屋本線が2面4線(1~4番線)を使用し、豊橋方向の待避線となる4番線は豊川線と共有している。発車案内はLED式であり、路線や方向別に表示する方式。
さく「これやっぱ、全然狭いよ。列とか並べる?」
なぎ「まあ…、そこまで並ぶかどうか。」
名古屋市内,岐阜方向を見る。名古屋本線と豊川線が合流し、東岡崎にかけて山間を縫って進んでいく。特に快速特急は通過した後も高速走行を続けており、優等列車らしい走りっぷりは見もの。
もも「そういや、今事故だけど。東岡崎まで1駅だけのを。」
さく「ってか、さっき回送ってなかったっけ?」
自動改札は有人窓口を兼ねた幅広い1通路のほか、通常幅のモノは3通路ありうち2通路がICカード専用となる。精算は窓口で行う方式。このあたりは橋上駅舎を持つ、名鉄の主要な駅らしいものか。
めぐ「須ヶ口がこんな感じかなって。」
なぎ「須ヶ口今、関係あるか?」
ということでいったん外へ出よう。改札を出ると左に窓口と券売機、右にコインロッカーが構えている。雰囲気は1980年代後半から1990年代初頭らしく、須ヶ口にも通じるものがある。こういう駅が結構好きだったり…。
めぐ「なんていうかな…?ちょっと材質がよくて、なんかしっかりしてるっていうか…。」
もも「…またまとまってないし。飛ばしたっていいのに。」
東口から外へ出よう。こちらは見る限り駅前広場といたものはなく、駅前を通る道も狭い。駅や自由通路へ上がるには階段を使うこととなり、自転車を押し歩きできるようスロープ状にもなる。付近には病院がある以外、店らしい店は見当たらない。
さく「あの…、エレベーターだっけ?」
なぎ「ああ、なんかオシャレな塔みたいなってか。」
西口への自由通路は装飾もなく、日中は照明も一部落とされているだけあって薄暗く殺風景。
もも「本当、これ。切符売り場とか出口とかなかったら、なんだかわかんないわよ。」
さく「なんかどっか、学校の渡り廊下とかなかった?」
西口のエレベーターへは自由通路から分かれる形となり、さらに装飾もなく殺風景な通路が少々長く続く。少なくとも駅施設内には店が一切ないので、国府を目的地とする際はあらかじめ何か仕入れておいたほうがいいのかもしれない。
西口の階段は直線状となっており、こちらも自由通路を兼ねるため自転車の押し歩きができるようスロープ状。階段の"中腹"には有料の自転車置き場へとつながるよう、出入口が設けられている。
もも「そういや、この辺まで原付で来たんだっけね?」
めぐ「今更そんな…、スルーしたし。」
なぎ「ここ置いて、また回るか…。」
せっかくだからと駅の西口から出て、ほど近い個所で交差する国道1号へ。店を探すとなれば、主要幹線道路たるこの道沿いとなりそうか。この手の駅と主要道路の間は県道が通っていることが多く、この国府駅も例外でなかった。後で調べればここは、愛知県道375号の途中個所にすぎなかったらしい。
めぐ「…以上。」
さく「あっさり終わったし。」
なぎ「次って時間…。」
もも「あんま余計なことしないでよ?」
あまり時間もないので、そのまま駅に戻ろう。駅前広場と西口を外から見つつ、付近に少々ある店は居酒屋系となる。コンビニが駅にあったと思われたものの、2024年初頭時点ではすでに閉業していたようだ。エレベーターの屋根が三角状となっており、国府以外もそうだがなかなか洒落ている。
豊川線は2面3線(4~6番線)を使用し、4番線は名古屋本線豊橋方向の待避線と共用。6番線は豊川線のみで行き止まりとなり、側線を設けている。ホームにもエレベーターが設けられたため、上下移動に段差は生じない。
(名鉄国府駅 おわり)