2024年10月4日(金)午後3時27分 愛知県岩倉市/岩倉駅


 今回は名鉄犬山線の主要駅、岩倉を見ていこう。元々は4月に見ていくことを思い付いており、先延ばした結果が10月ということだ。それがホームの発車案内。


 岩倉のそれは早い時期からLED式となっており、2024年に更新時期となる。更新後は有松と同様の液晶画面式となり、自動音声も新しく合成音声となった。

 乗車位置案内も方式を変更。これまでドア位置に準じた番号のみだったところ号車単位となり、通常の18m級3ドア車両マル印で表記する。地下鉄直通用の20m級4ドア車両はサンカク印となった。


 そんな岩倉は2面4線式のホームを持ち、本線が外側となる。内側は待避線となるほか、岩倉を発着となるものも使用。ホーム幅は名鉄ではそこそこであろうところ、あまり広いとはいえないか。


 ホームから改札を出るには地下へ下りることとなる。エスカレーターはなく、エレベーターは後年になってから設置された。エレベーターの屋根が名鉄に多い三角形状となっており、なかなか洒落ている。


 犬山方向を見ると、間に1本の引き上げ線を有することがわかるだろう。ここから犬山方向に向けては、2008年末の改正で準急が各駅に停車するようになった。


 改札の前にある発車案内も有松と同じく、液晶画面式になっていた。見たところは市販品と同様な液晶テレビであり、コストダウンにも寄与しそうだ。


 階段のみ上下移動が可能なことから、自動改札機はICカード専用の1通路を含め全て通常幅。左にICカード入金機と、右には有人窓口を有する。


 エレベーターは専用の無人改札を利用することとなる。方向別に遠隔操作対応の幅広い1通路ずつがあるのだが、精算機は犬山方向にのみ設置。名古屋方向はインターホンだけで大丈夫だろうか?


 改札の左右に券売機が1つずつと、左にはICカード入金機と有人窓口がある。主要駅にして数は少ないが、これで間に合っているのかもしれない。岩倉の券売機等は全て最新機種となっていた。


 東口から駅の外へ出よう。駅前広場からは主に小牧市へ向けてバスが発着するところ、道路が狭いのか主に中型車両となっていたらしい。駅前は再開発されたビルが構えており、3階以上は集合住宅となる。


 店は多くないながらも、コンビニや飲食など十分な種類を備えている。ビルの1階にもスーパーマーケットが入っており、モノには困らないだろう。2階は岩倉市の生涯学習センターとなる。


 西口については画を流用できるか。西口は以前から駅前広場が形成されており、岩倉市役所もこちらが近い。こちらからは主に一宮市へバスが出ており、大型車両が主力と思われる。


 ところで犬山の発車案内はそこそこ変わっている。階段には乗り換え案内の表示になるところ、各務原線方向は新鵜沼までと岐阜までが分かれて表示される。犬山線は新鵜沼までであり、2023年からはワンマン運転と共に系統も分かれることとなった。

 2024年には広見線もワンマン運転を開始。車両はワンマンに対応する9500系が主力となり、各務原線と共通となる。
(おわり)