2024年9月7日(土)午後3時37分 広島市南区/MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島


(現)かき氷(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島/はなおか) 450円
 5回裏に終わってから何か求めると、店の列はさほど成していない。日陰とはいえやはり暑いので、かき氷あたり買って食べようかと。シロップは各自かける方式だったため、何ならとオレンジ,グレープ,レモンを少々ずつかけていく。氷はそこまで細かくなく、味についても特にいうことはない。

 5回2失点の福谷から交代し、6回裏は齋藤綱記が登板。7回表、中日は2アウト1,3塁からカリステがレフトへのタイムリーヒットで1点を返す。九里は100球を超えたことから、ハーンへ交代。2アウト満塁にするも、代打の石川昂弥はゴロに終わった。


 7回裏に恒例となっていた風船飛ばしもすっかり復活した。条件としてはジェット風船をポンプで膨らませることが絶対であり、これまで主流であった口で膨らます行為は禁止される。7回裏は藤嶋健人がマウンドへ。


 0アウト1塁で代打に堂林翔太が登場。バントを決めるも得点には至らず。

 8回表は島内颯太郎が登板し、何かしそうにも思ったり思わなかったり。途中出場の辻本倫太郎がプロ初安打を記録し、2アウト2塁とするも川越誠司は見逃し三振。8回裏のマウンドは岩嵜翔。福岡ソフトバンク時代に見たことあっただろうか?


 9回は栗林良吏(愛知県愛西市出身)が登板。屋外のデーゲームながら、クローザーらしく専用の演出がなされて登場する。日も短くなってくるので、照明も灯り始まった。


 そのまま3人で締めくくった。


 試合時間は3時間7分と、比較的低いスコアの割には長くなっただろうか。チケットが完売していたことで、調べれば31495人の観衆となった。ビジョンのスコア部分も縮小するわ、位置は終了後に移るわ急がしい。


 お立ち台は3人が上がり、7回途中1失点で勝利投手となった九里亜蓮。4回に先制ホームランの坂倉将吾と、5回の追加点にして決勝打となった秋山翔吾。引き続き選手がマイクを手にもってインタビューを受ける。


 しばらくすると外野の寝ソベリアから、大判の"グランデ"を除いたクッションが外されていた。さすがに人工芝に置いたままでは、クッションそのものの劣化が進むのだろう。そのまま雨が降ろうものなら最悪だ。


 テラスシートの椅子にもカバーが掛けられる。もう少し休んだところで、球場から後にしようか。


 下層部に降り、改めて正面からのグラウンドを収めておく。完成時は日本に内外野総天然芝という野球フィールドはほとんどなく、導入前後も様々な試行錯誤などあったのだろう。


 場内でもう少し休もうと考えるうち、あったのが『ハートフルシート』だったりする。こちらの小グループ席は車椅子のまま直接入ることができ、区画そのものが広くとられている。


 メインゲートから退出しよう。駅へ向かう人々が多くを占めており、遠目に見ればなかなかゾロゾロ進む光景が圧巻だったりもする。大名行列ではない。


 メインゲートが3塁側の"開口部"というように、左右非対称の構造をした野球スタジアムであった。不思議と広島はアメリカ風の文化がなじんでおり、どこか日本らしくないところも少々感じられた。ひとまず今回、来られるうちに来られてよかったものだ。

 駅への復路も同じく線路沿いを進んでいく。立ち状態や歩きがそこそこ続いており、ここにきて下半身の違和感などできつくなってきた。座ることのできるようなところは途中にないようで、そちらも苦しい。


 なんとか耐えつつ、駅の手前まで来た。そのまま帰るのも芸はないだろうし、どこかで休んでいきたいところだ。実のところ、メモ書きも間に合っていない。
(赤き広島へ強行突破作戦!? つづく)