2024年9月7日(土)午前10時6分 広島市南区/ローソン広島南蟹屋二丁目店
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島の近くにあるローソンは赤色をした看板であり、実店舗を見たわけでないが『ローソンプラス』なる形態を思わせたりする。野球を応援すべくグッズも取り揃っており、ある意味では"プラス"かもしれない。
(現)い・ろ・は・す天然水340ml(コカ・コーラ) 109円
持参した麦茶は凍ったまま溶け残っており、入場前に少しでも溶かしておきたかった。常温の水を購入して使うとしようか。
まだ時間があるのでどこか休まれる場所を探せば、公園内にベンチがあった。直射日光はきつくあれど、ひとまずは大丈夫だろうかと…。
さて各所で持ち込み飲料の移し替えサービスが廃止され、残るのが広島だけになってしまった。こちらでも自らカップをとって瓶,缶,ペットボトルから移し替える方式となり、省力化が図られている。
(A)内野自由席(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島/広島東洋カープ) 1650円
午前11時になり、自由席の開場となった。外の入場口で検査を行ってから、チケットの"もぎり"を受ける。外の階段を上がっていく。なお今回はローソンチケットで店頭購入した際に値引き券を適用し、250円引きの価格で表記。
低層部のコンコースは3階に相当しており、飲食売店はこの広々としたフロアに多く並んでいる。全体を周回できるようになるほか、回遊しながらでも試合やグラウンド全景を見られるのが特徴だ。
高層部のコンコースは5階に相当する。こちらは構造上仕方ないとはいえなかなか狭苦しく、売店もあるので少々行き来にも苦心するか。
自由席は内野高層部の1塁側となる。旧広島市民球場時代に人気のあまりなかった席だったためか、新球場開場時に最も安く設定されることとなったようだ。そしてそのまま現在に至るのだろう。
位置が高いことで、内外野草天然芝のグラウンドも大きく見渡せる。加えて距離もあまり遠く感じられなかったのは、まさに"アッパーデッキ万能説"たる了見か。
全席種で最も安価であるためか、背もたれのない個別席。ひじ掛けに相当する分だけ、左右の間隔がやや取られている。カップホルダーは各座席の下に1つずつ設置。後に指定席化された区画を含めてこれが基本だ。
少々の休憩を経て、場内を見て回るとしよう。今回はサブバッグと共に2020年に購入したユニフォームを持参し、荷物と自席を"カモフラージュ"させることとした。もっとも背もたれがないため置物も安定しない。
ライトスタンド後方にある建物は、開場年となる2009年当時に存在していなかった。3階部分となるコンコースから直結し、グッズショップが入っている。4階部分となるスポーツクラブからも運動中に試合など眺められるものの、球場施設と直接行き来することはできない。
9月のデーゲームにして猛暑日が予報されたためか、氷の無料サービスがある。この氷は飲食用でないため留意したい。
ライトポール際にあるのが『びっくりテラス』である。登場時は団体で焼肉を楽しみながら観戦するということが、まさしく画期的なものであった。また内内野と外野の低層部は部分的に、高層部の構造体が屋根の役割を果たしている。
ライト外野席のセンター寄りは人工芝上のクッションで寝そべりながらという『寝ソベリア』や、小団体向けの『ユッタリーナ』がある。かつてはバスタブ形状にした『バスタベリア』があったものの、不評だったらしく現在の形になった。
ライトスタンド後方には『エディオンゾーン』なるものが設けられた。要するにドーム球場で見られる"看板"であり、ここまでホームランが飛ぶと賞金というものだ。さらに後方には倉庫型商業施設があり、やはり開場当時にはなかったものとなる。
(赤き広島へ強行突破作戦!? つづく)