2024年7月27日(土)午後4時36分 石川県金沢市/金沢駅


 七尾から57分。穴水からは2本乗り継いで、合わせて139分で金沢に到着する。乗ってきた683系の特急は回送となった。


(現)JR新幹線乗継特急券:金沢→敦賀→岐阜 3980円
 在来線と新幹線の乗り換え改札を通っていこう。こちらはJRが管理するため、問題なく自動改札を通過できるだろう。金沢までの自由席特急券が回収され、乗車券と金沢から乗り継ぐ指定席特急券を取り忘れないこと。

(A)爽健美茶600ml(コカ・コーラ) 税抜128円[軽]
 水分の消化が早いので、新幹線駅のコンビニで仕入れておこう。


10.金沢16:54発→敦賀17:36着 新幹線つるぎ35号/敦賀行き W726-211
 復路の新幹線は変化をつけるべく、通過タイプの『つるぎ』にしてみた。往路と同じく、乗り込むは西日本の12両編成。車両番号から見て、この編成は2015年に金沢まで開業した際の編成らしい。


 指定された席が前方だったことから、埋まりかたがよくわからないまま金沢を発車。北陸の一大都市らしく、建物の多い金沢を後にする。


 やがて左の車窓から、山々が美しく眺められる。建物も次第に少なくなり、その姿をよりはっきりと…。


 小松を通過してもうしばらくすると、左に湖を見られる。これは木場潟といい、周辺に3つ点在する潟湖(加賀三湖)の1つという。さらに周辺から似つかわしくない建造物が現れ、こまつドームであった。


 加賀温泉は通過線が設けられており、そちらを通過していく。石川県から福井県へと進むべく、山間へと次第に分け入っていく。


 トンネルへと入った間に、ここまで購入していたパンを1個入れておこう。


 福井県へと入って少々し、芦原温泉を通過。福井にかけて山々を望みつつ、農地など緑多き平野部を進んでいく。


 市街地となればそろそろ福井だ。えちぜん鉄道は高架化される以前、仮線として新幹線の高架橋を先行使用していた。


 福井に停車し、左に隣接するのがえちぜん鉄道の駅となる。新幹線駅が1面2線になったこととも、少なからず関係しているらしい。かつて飯田線で活躍したJR東海の119系は、改造を経てえちぜん鉄道の主役にもなった。


 福井からは次第に山へと分け入っていく。青く晴れた夏空と白い雲、緑豊かな夏山の合わさった風景はまさに日本らしい夏。いつまでも見ていきたい。


 北陸自動車道は武生インターの近くに、越前たけふの新幹線駅が設けられた。こちらも通過線を通過したのだが…、加賀温泉とどちらがどちらに通過線を設けていたのだったか。実際は双方とも、双方に通過線を有する形であった。


 長いトンネルを抜ければ、敦賀はもうすぐ。北陸自動車道は長大なトンネルを避けるため、今庄から敦賀にかけて上下線の位置が離れていた。


 金沢から42分。穴水からは乗り継ぐこと3時間19分で、北陸新幹線の延伸開業した敦賀に到着。乗ってきた編成はそのまま回送となった。隣にいるかがやき516号はドアが開いておらず、発車もつるぎ36号より後となる。


 ストップウォッチを持参し忘れており、敦賀から乗り継ぐ特急も時間的には余裕がある。港町やら北前船やらイメージしたという新幹線駅を見つつ、4階に相当する大広間を抜けていこう。特急券は金沢から岐阜まで1枚となっているため、乗車券と合わせて2枚を自動改札で取り忘れないようにしよう。


 3階に相当する乗り換え専用ホームでは、サンダーバード36号がすぐに発車を迎える。683系4000番台の9両で、全編成ともリニューアル済みだ。


 乗り込むしらさぎ14号まではしばらく時間があるところ、34番線ではすでに入っておりドアも開いている。681系の6両で、JR西日本の生え抜きとなる0番台。いつまで、JR西日本が特急として走らせるのかと思わせる。
(つづく)