2024年7月27日(土)午前9時35分頃 福井県敦賀市/敦賀駅

(現)JR新幹線特急券:敦賀→金沢 3170円
 いよいよ今回のメインイベントとなろう北陸新幹線へ。まずは新幹線駅への通路を通って行くこととなり、4月に続いて時間を図ろうとも考えていたところ。ストップウォッチがない。


 とりあえず時間も時間なので、橋上駅舎にならなかった通路へ。駅舎が1階にあり、2階が在来線ホーム。線路上の通路は3階にあり、新幹線駅へは4階以上に相当する位置となる。


 そのまま"魔王の居城"たる新幹線駅へ。大広間の階下は乗り換え専用ホームとなり、乗り換え客が合流して大勢に。通り抜ける間に中間改札があり、使用する券類を全て通過させよう。


5.敦賀9:46発→金沢10:43着 新幹線つるぎ8号/富山行き W726-519
 敦賀で発車を待つのは西日本の車両で、指定席と表記している緑色が濃いことから新しいと分かるだろう。乗り込む『つるぎ』は在来線連絡列車の役目が強くなり、自由席が2両にまで減ってしまった。


 それなりに座席が埋まり、敦賀を発車すると流れるは東日本タイプの自動放送。国道8号バイパスを見下ろしながら、長いトンネルへと突き進んでいく。在来線の北陸トンネルも10km超あり、なかなか線形もよく速度を出していた。


 トンネルを抜けると、そこは嶺北地方となる。敦賀とは地域の境目を早々に越えてしまったといえよう。


 越前たけふは今回開業した区間で唯一、新幹線単独の駅となる。左を指定したため駅の構図は見られないが、2面2線に通過線を持つ古の新幹線らしい配線という。駅前は開発がまだ進んでいないようだ。


 越前たけふから福井はトンネルこそあれど、しっかり景色を見られる。駅間距離そのものはあまりなく、九州と同様に駅を多く設ける路線だろうかと。


 福井は新幹線の駅として最小となる、通過線を持たない1面2線のホーム構成となる。左からは新幹線ホームを見られず、在来線ホームも遮られた。そのまま発車し、福井の市街地を後にする。


 福井からは農地の広がる平野部を進んでいく。こちらも在来線は3駅分なので、新幹線の駅間距離としては短い。


 芦原温泉は通過線のない相対式ホームを持つ。駅前にホテルが構えているのだが、温泉が引かれているのかはわからない。温泉地へはバスが出ているらしく、そちらへ向かうのもいいだろう。


 芦原温泉からは山を少しばかり越えており、新幹線も福井県から石川県へ。トンネルがちょうど境目になった形だろうか。在来線も第3セクター会社がIRいしかわ鉄道に…。


 加賀温泉は通過線を持つ2面2線式であり、停車する際に待避線へ入る。近辺にいくつかある温泉地への"玄関口"として命名された駅であり、加賀温泉という温泉は存在しない。さて駅からも見られる黄金の像は何だったか…?


 加賀温泉からは、こちらも平野部を進んでいく。小松が近づくと市街地らしい雰囲気となった。


 小松は通過線のない2面2線式ホームとなった。在来線の駅も以前から高架にあり、隣接地に増設された形だろうかと。ここまでは概ね、在来線の特急停車駅を新幹線駅にしている。


 小松から金沢にかけて、左を見ると遠目に海を眺められる。新幹線の駅が設けられなかった松任市も、松任海浜公園があるなど海のまちらしい。


 金沢が近づくと建物が多く、密集してくる。ビルなど高さも少々あり、北陸の中心都市という雰囲気。


 敦賀から通過する駅なく、途中待避もなく57分で金沢に到着。発着もある北陸新幹線の拠点であり、ホームは2面4線式となる。ホームの柱には部分的に金箔も貼られていた。


 反対側には東京から来た、かがやき505号が入っている。あちらは東日本の車両で、指定席と表記されるLEDの緑色が淡いことから初期編成らしい。
(開業記念!新幹線で能登の夏景色 つづく)