2024年7月27日(土)午前7時40分頃 滋賀県米原市/米原駅

 さて新幹線乗車により、米原着が早まった。調べたところで特急は敦賀までしらさぎ51号があるほか、普通を乗り継ぐこともできる。


2.米原7:49発→長浜7:59着 普通4700M/長浜行き モハ223-2158
 Pシートで費用を使ったこともあり、敦賀まで普通を乗り継いでいくこととした。米原に入ってきたのは大阪方向から直通し、京都まで快速となっていた223系。前4両のみが長浜へ行き、後ろの8両は切り離される。


 ローカルムード漂う『北陸本線』も、JRで残っているのは米原から敦賀までになってしまった。田村も雰囲気のいい木造駅舎を残しつつ、駅前では広場の整備が進められているよう。


3.長浜8:02発→近江塩津8:26着 普通131M/近江塩津行き クモハ521-4
 長浜からは同一ホームでの乗り換えとなるも、移動は左右でなく前後。前方の短編成ホームにいたのは521系初期型で、このタイプのみがJRに残留している。2両なので弱冷房車はないとして、なんとか座ることはできそうだ。


 特に西日本では河毛など、駅を整備する際に公共施設を併設。待合所とすることが多いように思う。一方でワンマン化以降は無人改札にて、防犯カメラはあるとはいえ無人改札に回収箱しかない。ICカードは簡易端末があるため問題ないだろうが、大丈夫だろうか?


 木之本からは次第に山間へと進んでいく。並走する北陸自動車道は賤ケ岳のサービスエリアとなり、ある程度備えることとなりそう。


 近江塩津は階段を介しての乗り換えとなった。加えて通路が微妙にあり、地下となるような階段も常時濡れているので滑りやすく気を遣う。


4.近江塩津8:33発→敦賀8:46着 普通4843M/敦賀行き クモハ521-5
 乗り換える普通は湖西線から来ており、ホーム運用をやや難解なものとしている。同じく521系初期型の2両であり、ワンマン運転となっている。そこそこ座席は埋まっているようだ。


 この間はロングシート部分で軽く流す程度とし、敦賀の手前。新幹線の構造が現れると乗り換え専用ルートが分かれており、普通は引き続き従来の線路で駅へ進む。


 米原から普通3本を乗り継ぎ、合計57分で敦賀の4番線に到着。このホームのみ直流電車向けにホームが高くなり、521系も同等の高さに対応する。やや主設備から離れたこともあって、あまり使われないのが苦しいのか。


 新幹線開業後も貨物はこれまでのように在来線を走行するため、待機している様子も見られた。コンテナの中には1つほど高さの低いモノがあり、3色の線は名鉄のそれだろうと…。


 小浜線の125系も2024年時点ではそのまま運用されている。仮に新幹線が小浜ルートとなった場合、小浜線も『ハピラインふくい』の路線となるだろうか?


 駅が改良される以前は階段を下りて、トンネル状となっている通路しかなかったもの。新幹線開業後も通路は用いられており、壁面にレンガ模様の装飾がなされるなど茶色系に。以前の無機質な印象から脱している。


 敦賀の以前からあった、在来線口となる西口から改札を出よう。自動改札が導入されたのは比較的後年になり、ICカード導入の際であろう。最近では新幹線開業に合わせてか工事があり、仮の券売機のあった構造が残ったままだ。


 西口は『まちなみ口』と称されることとなった。新幹線開業の際に設けられた東口となる『やまなみ口』へは連絡バスがあるといい、乗り場の案内が出ている。もっとも肝心の時刻表がなく、使い勝手以前の問題だろうかと。


 敦賀の駅は橋上駅舎となる計画だったところ、新幹線開業の関連事項があったために変更となったらしい。そのため現在の駅舎が継続使用されることとなり、敦賀市が駅に交流施設『オルパーク』を設けている。


 隣接地にはTSURUGA POLT SQUARE『otta』(オッタ)があった。飲食や土産物の店が集まっているというようで、朝9時という時間ではどうだったか。その近隣にはホテルがいくつかある。


 とりあえず『オルパーク』の天井を見ながら休んでいこう。木材を多用した仕切り壁が、どこか温かみを覚えるものだ。

(A)やかんの麦茶650ml(コカ・コーラ) 税抜118円[軽]
 この『オルパーク』にはそば店があり、せっかくだからといただきたくもあったところ。時計を見て次の発車時刻が近くなり、注文することなく後にする。同じく入居していたコンビニで水分とパンを仕入れて終わった。
(開業記念!新幹線で能登の夏景色 つづく)