もも「はい、今回も始まりました…。ってここから何するか。」
さく「この前、シャッフルか何かエイプリールフールじゃないけど。」

 エイプリールフール企画かどうかはともかく、4月13日に『青空フリーパス』を使ったという話。JR東海の在来線名古屋周辺地区が、休日に1日フリーとなる企画乗車券だ。旅行班としてはこれまで18回実行に移し、エリア内を回ってきた。
もも「いいけど…、とうとう呼びもしなくなって。」
さく「いや?最初からシャッフルとか言ったじゃん。」


 改めて、4月13日旅行分は今までとやや構成を変えている。通常はめぐももなぎさくがメインメンバーとなり、旅行モノとしていた。今回は"B班"の涼子あいが参加し、ももさくが不在という構成だ。
もも「まあ…、いいんだけど?前にもこういうことしたっていうし。」
さく「最近はなかったんだよね。単独プレーは結構あったし、あとは2チーム同時で別行動とかも。」


 2020年以降は感染症対策もあり、このところは"イレギュラーなメンバー構成"を回避させていた。
もも「いいけど…、どうせ2次元キャラだし。設定次第でどうにでも。
さく「そういえばそうだよね、実年齢とか無視してさ。


 改めて、旅行班が長らくライフワークみたく重ねてきた『青空フリーパス』。名古屋近辺の在来線といいつつ、その範囲は下呂,鳥羽,紀伊長島,飯田,木曽平沢に及ぶなどなかなか広い。フリー範囲内の在来線において、特急券を購入すれば特急へも乗車可能となる。
もも「で、また激闘の歴史かなんかって振り返んのね。」
さく「まあ…、最初のほうってまだいなかったじゃん?ついでにさ。」


 青空フリーパスの旅。最初の出会いは2005年4月。当時はフリー範囲が狭く、伊勢鉄道も範囲外だったこともあり2040円(消費税5%)であった。実際に使った感覚としては、名鉄のフリー切符を使用する感覚に近かっただろう。
さく「あ、狭かったから狭い名鉄みたいに?」
もも「そうそう。もう大昔なるし、実年齢とか言わない。」


 2006年には大きな変化が現れた。それまで3570円(消費税5%)で併売していた『青空ワイドフリーパス』と統合し、フリー範囲が下呂,木曽平沢,飯田,鳥羽,紀伊長島など大規模なものとなった。伊勢鉄道も含まれるようになり、価格は2500円(消費税5%)となる。
さく「ここからはいたよ。で、今まで続く4人体制。」
もも「これもさ…?結構な昔ばなしったらないもん。」

 第7弾では南木曽まで達し、第8弾に下呂,鳥羽,大内山。第9弾では飯田に至り、重ねること10回目。2009年5月に伊勢奥津へ到達したことで、フリー範囲をほぼ制覇したこととなる。
もも「ま、これで終わらないのが…。」
さく「名松線も名松線だったんだよ。その秋ぐらいから長期で寸断っていうか。」


 2011年からも話は続く。伊勢神宮(内宮)への参拝を皮切りに、2周目の完全制覇を目指して7回。厳密には未到達だった紀伊長島,木曽平沢を含め、2016年10月に完全制覇を果たしたのだ。その間に消費税が8%となり、2014年から2570円となっている。
さく「紀伊長島以外は18きっぷもあったしさ、それで別に。」
もも「本当、そういう時都合いいんだもん。どうなってもいいように。」

 

 

 また2019年からは消費税が10%となり、現在の2620円となる。そして2023年1月、それ以来となる企画を復活させたということ。なお企画に含める形でJR西日本の区間も2009年以前の図へ記したが、当該分は運賃を別に支払っている。
もも「それでまーたやらかしたって。」
さく「なんかまた…、我慢できなかったんだと。」

 

 

 2023年10月からはエクスプレス会員用に、2006年3月以前の"旧青空フリー"よりやや狭い範囲がフリーな『名古屋おでかけきっぷ』が登場。インターネット予約限定にて、1500円で発売される。
もも「本当、会員とか躊躇なしに…。」
さく「あ、それ米原まで行けない。」


 ということで、通算すると第19弾となる今回。わざわざ初期のシリーズやら、初期のシリーズから派生した新商品。さらにエリア外の言及もあった。さらに2024年改正での事項もある…。そうなればどうだろうか?
もも「まあアレよ。グルグル回るタイプって、範囲狭いからでしょ。」
さく「範囲広かったらさ、遠く行きたくなるじゃん?」


 さあ、どうなったか…。
もも「で…、このパートもさ?わざわざ信楽まで来てすること?」
さく「まあ、こっちはこっちで抜け駆けもしたしさ。いいじゃん、たまにはこういうこと。」
(青空フリーパスの旅2024年春 次回からスタート!)