2024年4月13日(土)午後9時11分 名古屋市中村区/名古屋駅に到着
敦賀から在来線のみを乗り継ぎ、米原で待つ20分を合わせて121分。名古屋は2番線に到着し、ひとまずはここまでとなるだろう。1番線が使用しない期間、飲食店が期間限定で出店するようになった。
めぐ「…ちょっとパスかも。」
なぎ「…ま、数はあるだろ。別にラーメンじゃなくていいし。」
有名店同士がコラボレーションしたラーメンだったが券売機の不調らしく行列をなし、気になりつつも今回は断念。名古屋駅の飲食は『うまいもん通り』などあり、ジャンルだけは多彩にある。
涼子「あんまり遅くなっても、オーダーストップとかって30分。」
めぐ「わかってる。何がいいかな…?」
選んだのは『キッチンなごや』。味噌カツなど名古屋らしいメニューだったところ、オーダーストップは午後9時半とギリギリであった。
めぐ「じゃあ、早いとこ決めて食べよ。」
(A)でら旨味噌かつ丼(キッチンなごや) 1300円
今回は単なる味噌カツ丼でなく、カツにどて煮をかけた丼でオリジナリティを求めたい。味噌だれであってもどこかの味噌串カツなど、どて煮の味噌が合わさる事例は多かったり。相性の良さは約束されたも同然だ。
涼子「ああ、おちょぼさんの…。」
煮込まれた牛筋は柔らかくなり、濃厚な味に仕上がった。豚カツも味噌はあまり合わさらず、それこそ"どて丼"として食べることも可能。牛筋肉と豚カツを白米と同時というのは大正義間違いなし。
なぎ「これはこれでいいんだ。」
あい「…感想になってない。」
時間ギリギリにして、どて煮とカツの合わせ丼(+味噌汁)をご馳走様。どて丼はどて丼でメニューにあるので、参考までに…。
なぎ「ラストもラストで、これだけやったの久々かもな。」
涼子「本当、シャッフルなのにガッツリコースで…。」
エイプリールフール企画を念頭にしつつ、当日前後からは2週間ほど遅れて実行した今回。結果的に沿線の桜も美しく仕上がり、春らしい景色を見ることができた。そんな"シャッフル企画"にして、通算すると第19弾となった青空フリーパスの旅…。
めぐ「今日はありがと。」
なぎ「じゃあ、次はまた北陸…?だな?」
あい「…またお願い。」
…今回はJR東海の青空フリーパスを保持して回っている。時刻は午後10時になり、もう1発だけ仕掛けられるかもしれない。
涼子「…え、終わったんじゃないの?」
めぐ「いいじゃん。持ってるんだし、もうちょっと弥富ぐらい。」
14.名古屋22:04発→弥富22:29着 普通3357M/四日市行き モハ315-3508
もう少しだけ青空フリーの旅を続行する。名古屋から直接名鉄で終えるのでなく、弥富から回っていこう。この日前半に主導権を握った315系で、4両編成の3000番台だ。新車の匂いが未だ残る車内は、特に313系の中期型と比べてLED照明であるため明るいこと。
めぐ「前半MVPだったよ、この。」
涼子「たんまり乗ったの今日よね?こんな明るいんだ?」
オールロングシートの座席が埋まって、立ち客もそこそこなど混雑する車内。もっとも夜間帯に市街地から離れるだけあって降りていく流れにあり、蟹江を過ぎれば空きがかなり目立っている。
名古屋からは単線であるため交換待避を繰り返しつつ、25分で弥富に到着。もうこれ以上は限界だろうが、名鉄がなければ最悪折り返して名古屋に戻ればなんとかなるのかと。
めぐ「1本ぐらいはあるでしょ。」
涼子「本当、それならいいけど…。」
15.弥富22:48発→木田23:09着 普通/須ケ口行き 名鉄6556
名鉄尾西線は結構危なく、弥富発があと2本だけ残っていた。来たのは朝に乗った6500系と同様ながら、こちらは窓外に保護棒が取り付けられていない。ということで、JR東海の青空フリーパスはこれにて終了。
(M)名鉄運賃:弥富→木田 460円
今回は計画段階で久々に"らしい"モノを予想し、当日もまさしく"らしい"回り方ができただろう。JR東海の名古屋地区在来線に関連した、2024年ダイヤ改正後のあんなことこんなこと。さあ、次はどこへ行こうか。
涼子「ま…、ご一緒は当分いいかな?」
めぐ「こっちもごめん、あんま慣れないことするもんじゃないよね。」
涼子「そっちが決めたくせにそれ言う?」
めぐ「…じゃあ。北陸行くってのはいつものメンバーにする。」
(青空フリーパスの旅2024年春 おわり)
さく「…ということだね。」
もも「本当…、こういうの久々にやったんじゃない?敦賀以外。」
元々は名古屋近隣のフリー範囲がさほど広くなかった青空フリーパス。価格からすれば、実のところそこまで遠く向かわずとも、ある程度であれば単純往復でモトは取れたであろう。名古屋から武豊,中津川,名古屋,各務ケ原,米原と回れれば、本来十分だ。
一方で敦賀については、特に全席指定となった特急料金がお高く感じられた。今回は名鉄のミュースカイに例えたところ、やはり使い勝手もよろしくないだろう。新幹線同士を結ぶとしても、そもそもの乗車時間が短く終わってしまうのだ。
もも「30分そこらじゃねぇ…、ミュースカイがどれぐらいだったか。」
さく「どう…、28分ってなってるけど。」
ということで、第19弾となった『青空フリーパス』の旅はこれにておしまい。次に使う機会があれば通算第20弾の記念となろう。来る日までごきげんよう…。
(おわり)