もも「で…、青空フリーの続きよね。」
さく「そう。青空フリーだったんだけど、また敦賀行ったって話に。」

 岐阜からは米原を経て、敦賀へと向かう一行。もっとも敦賀は2月に金沢へ出向いた際通っており、新幹線の開業した後となる近日にも再度旅行の構想がある。さあ、その心は?
もも「新幹線の駅とか見ようってんでしょ、どうせ。なんなら、しらさぎがーとかも。」
さく「それこそさ、特急じゃなきゃダメなのかってさんざん言ってるもん。」

 では、再スタート!

 

2024年4月13日(土)午後4時7分 岐阜県岐阜市/岐阜駅


 各務ケ原から17分ほどで岐阜に戻ってきた。到着した後は接続があるため、大垣行き新快速の発車がやや遅れる。乗ってきたキハ25は猪谷へ折り返すこととなるが、オールロングシートで長距離運用というのもなかなか鬼畜だ。
めぐ「やっぱりクロスが5両だけってのを…。」
涼子「トイレあるだけいいんじゃない?」


 続いて入ってくるのは特急しらさぎ11号。今回の改正で敦賀までの運行となったほか、全席指定になっている。JR東海の運行区間が長いまま移管させないことといい、JR西日本の意図を知りたくなる。
涼子「え、これじゃなくって?」
めぐ「これじゃなくって、米原から敦賀のを乗ろうかなって。」


10.岐阜(16:19)16:22発→米原17:09着 快速5515F/米原行き クモハ313-315
 少々遅れて来たのは前方に300番台の2両編成を連ねた、313系の8両。車内に入ればボックスシートを形成するよう区画が空いていたため、そちらに座っていくとしたい。
めぐ「…あれ、違ったっけ?」
なぎ「何、また何かしたのか?」
めぐ「いや、ちょっと時間間違えたのかなって。」


 岐阜からは快速も各駅に停車していく。揖斐川を渡る際は左に国道21号、右に国鉄の旧線をそれぞれ見ていく。国鉄の旧線となった橋は現在も残っており、車道としては狭苦しいため歩行者や自転車用として現在も渡ることが可能。
涼子「あ、それってテレビでやってた?」
めぐ「うん。反対側で見れないけど、それ。」


 大垣を出てしばらくし、下り本線と垂井支線が分岐する手前ぐらいか。東海環状自動車道の大垣西インターとなり、2025年中には山県まで結ばれるという。これまで"一般"と表記されていた通路が"サポート"とあるが、願わくばクレジットカード不要で手軽に利用できるETCがいい。
涼子「いいけど、原付だけじゃなくって大きいのとかの。」
めぐ「そうじゃなくって。特急のネット予約とかもカードなしじゃなしにって、そういうのやめてほしいの。…って話を。」


 関ケ原で下り本線と垂井支線が合流し、滋賀県へと進む。柏原から近江長岡にかけて沿線の桜が美しくなり、収めようとするも失敗。
あい「今日たくさんあるくせに。」
なぎ「入れれるとこたくさんあったろ。」


 左に『せんねん灸』の看板が出てくると、そろそろ米原。上下線が分かれている間に留置線などあり、北陸本線も間を通って合流する形。


 岐阜で少々遅れたため、所定の50分から少々短い時間で米原へ。2番線に到着するとそのまま回送となる。隣の3番線は新快速播州赤穂行きとなり、前8両が先に接続を待っている。後4両が北陸方向から到着すると連結し、姫路まで運行する。合計12両は前後とも223系であった。
なぎ「…乗らないよな?」
涼子「乗らないでしょ、18きっぷじゃないんだし。」


(現)JR往復乗車券:米原←→敦賀 1720円
 米原では改札を出て、今回使ってきたJR東海の青空フリーパスは一旦役目を終える。ここで時間を少々確保しており、敦賀までの往復で使用する券類を『みどりの券売機』で購入しよう。

(現)JR特急券:米原→敦賀 1290円
 敦賀までは50km以内で完結しており、これまでは自由席特急券もあったことから比較的手軽な行為として可能だったこと。それがこの度全席指定となったため、通常の手段で購入する場合は費用が大きく増加してしまった。
めぐ「特にこれさ…、短いからわざわざってのもあるの。じゃあいっそ快速って。」
あい「…名古屋だと結構あるのに。」


 敦賀からの特急しらさぎ60号が、米原の7番線に入ってきた。ここで敦賀へ直接折り返すことはせず、この681系6両編成は回送となる。そのまま時刻表を見れば"インターバル"が13分だったため、そのまま折り返しがどうなのか調べたかった次第だ。
めぐ「ちょうど時間的にできるかできないかぐらいで、たぶん。」
あい「快速だったらそのまま折り返そうって…、ね?」


 ということで米原始発、敦賀行きの特急しらさぎ59号は5番線から発車する。681系の6両編成は回送されて入ってきており、0番台なことからJR西日本生え抜きの編成となる。先ほどのしらさぎ60号は2000番台で、かつて北越急行の所属だった編成。
なぎ「これも結構…、そこもJRのとか色褪せてる。」
涼子「いつまで使うかわかんないから、快速だとかってわけ…。」
(つづく)