2023年4月18日(火)午後1時12分 横浜市中区/運河パーク駅に到着


 およそ5分の乗車で『運河パーク』に到着。降り立てばそのまま出口へ進むこととなり、乗車券類の回収等もされていない。
さく「で…、帰る?」
めぐ「いや、せっかくだし。ちょっとは…。」
もも「そうよね?来て何もなしじゃさ?」


 一応ロープウェイの『駅』である以上、写真を収めるのは当然といえようか。運河パークの"駅舎"は2階建てであり、2階が乗降場となる。1階は乗車券などの売り場とトイレ、休憩所となる。
なぎ「これ本当…、駅か?」
もも「少なくとも普通の駅じゃないわよね。」


 今回はロープウェイの往復乗車と遊覧が目的であったのだが、せっかく来ている以上は少々でも周辺の散策をしておきたい。線路敷が遊歩道となっており、上をゲート状にまたぐようホテルらしき建物が構えている。
さく「絶対お高いよ、こういうとこって景色も。」
もも「そもそもネットカフェばっかりなのに、ホテルってのが。」
なぎ「まあ、こういうのは時間を買うようなもんだろ。」

 調べればやはり『ナビオス横浜』なるホテルであった。


 遊歩道はひとまず『万国橋』の交差点で途切れるような形となる。交差点からは赤レンガ倉庫と、さらにその先は横浜ベイブリッジが眺められる。


 交差点からデジカメをズームアップしてもう1枚。吊り橋(斜張橋)となるベイブリッジの構造体もまた、横浜みなとみらいのシンボルとして君臨してきた。
めぐ「もうちょっと時間あったら、赤レンガとかも見て…。」
もも「いつも見る見るって、中途半端に時間余らせんのがオチなのに。」


 この線路敷は日本で最初に建設された鉄道の一部であり、廃線となった後に遊歩道として整備。先にある鉄橋も併せて整備され、現在は『汽車道』と称されている。
さく「…この橋って、昔からあったのかな?」
なぎ「…ちょっと昔ぐらいに、モニュメントじゃないけど。そんな。」


 大観覧車『コスモクロック21』と、遊園地施設の『よこはまコスモワールド』。さらには商業施設が立地している。あまり多く触れておくと今後の行程にも影響してくるので、このあたりでお暇しようか…?
もも「結局いつものパターンに落ち着いちゃったし。」
さく「これ…、ブログとかやらなかったらさ。見に行けてたり?」
めぐ「…あるかもしれない。あとは時間かな?次もあるし。」


(S)W coffee カフェオレ165g(伊藤園) 120円[自]
 休憩所では外から飲食物の持ち込みを遠慮してほしいらしい。自動販売機はあるので、ならば買えばいいだけの話。コーヒー飲料とともに休憩とすれば、まさしく偽りなく"コーヒーブレイク"だ。
なぎ「そんな忙しそうに。」
めぐ「…写真とか多くなると、何だったか忘れちゃ意味なくなるじゃん?」

 メモ書きと"コーヒーブレイク"もそこそこにして、桜木町へ戻ろうか。


5.運河パーク→桜木町 YOKOHAMA AIR CABIN 復路
 復路も同じように乗車券記載のQRコードを読み取って入場する。循環するゴンドラは最大8人まで乗車でき、復路は"21"へ乗車。
さく「…やっぱり止まってないし、ロープウェーだね。」


 そして同じように対岸へ向けて飛び立った。ここからは往路で納められなかった景色を、できる限り見ていこう。最初に見られるのは大観覧車と遊園地、商業施設となる。さらには結婚式場もあった。
めぐ「なんかこういうのあるかも。」
もも「いや、わかんない。何があるのかないのか。」
めぐ「こう…、港のリゾートじゃないけど。」


 汽車道に架かる鉄橋のトラス構造を見下ろしながら、ロープウェイが止まってしまった。身体の不自由な方など乗り降りに時間を要する際、自動放送と共に運行が一時停止する仕組みらしい。
なぎ「止まるとなんか怖い。」
もも「いいけど揺らさないで。」


 そのまますぐに運行再開となった。続いて見られるのは『日本丸メモリアルパーク』であり、帆船『日本丸』が展示保存される。展示ドック共々、国の重要文化財に指定されているそうな…?
めぐ「…やっぱりもうちょっと時間欲しかったかな?」
もも「もうアンタ黙ってて。」
さく「こういうのって、よく見ないとわかんないよね。」


 同じように5分の乗車で桜木町に到着。各種操縦等はこちらから全て行っていた。降り立てばそのまま出口へ進むこととなり、こちらも乗車券類の回収等はされない。
もも「…何よ?また。」
さく「いや…、夢の出口は殺風景みたいな。」


 もう1度JRの駅を見て、桜木町を後にしよう。北改札からもロープウェイなどは近い位置にあった。
なぎ「普通に乗って、記念になったな。」
もも「ま、今度はちゃんとここ。目的地にすることね。」
さく「決めるかもだけど、それ知れるかな…?」


6.桜木町14:21発→横浜14:25着 快速4439K/八王子行き モハE232-6017
 1駅間の短い移動なので、京浜東北線の青帯(1000番台)でもよかったところ。桜木町を始発とする、横浜線の緑帯(6000番台)を再度選んで乗車。それはそうとE233系の側面行先案内だが、初期に投入された車両(1000番台など)はカラーLEDの劣化がかなり目立ってきている。
なぎ「…座るのか。」
めぐ「そりゃ、ちょっとでも落ち着けるし。」

 日本鉄道発祥の地らしく、『線路は続くよどこまでも』に乗せて発車する。横浜までの乗車時間は4分に過ぎない。
めぐ「こういうの好きなんだよね。」
さく「いいアレンジしてるね、…どこサビだっけ?」


(S)JR運賃:桜木町→横浜 146円
 ということで、都市型循環式ロープウェイの『YOKOHAMA AIR CABIN』は以上。ここから相鉄で西谷、新横浜から目黒を経て水道橋へと向かった。野球の話はともかく、相鉄の話を後日したいところか…。
(未来志向な都市型モノレールの話 おわり)


めぐ「ということで、横浜のエアキャビンはいかがでしたか?みなとみらいという立地もありまして、かなり都会的だったと思います。それこそやや強引に4月までですが、広島のスカイレールと合わせて乗ってみるのもいいかもしれません…。しないか、さすがに。」

 加えてみなとみらいは夜景も魅力であろう。日没を迎える頃からはライトアップがなされるので、エアキャビンから眺められる景色も変わってくる。機会があれば、ぜひ味わってほしい。ということで、今回はここまで。
(おわり)