2024年2月12日(月)午後3時19分頃 富山県富山市/富山駅


7.金沢15:02発→長野16:09着 新幹線かがやき534号/上野行き W725-218
 富山は全ての新幹線便が停車することとなる。在来線ホームとの間に壁はなく、速度も低いことで障壁にならないことだろう。


 富山を出ると長野までノンストップとなる。市街地を抜け、平野部に富山市民球場アルペンスタジアムが構えている。日本海側にして規模の比較的大きな野球場であるため、もう少し活用されるのを想像している…。


 海が近づくも、完全に阻まれた。


 改めて開けたタイミングを見計らい、海の景色を収めなおそう。2019年11月に乗車した際は右に座ったため、左の海をよく見られなかった。


 黒部宇奈月温泉を通過。水田地帯と点在する家々,平野部を貫く北陸自動車道,風力発電のプロペラ、そして遠目に大海原をまとめてみる。


 新潟県に入り、古来から難所とされた険しき親不知の海岸線へ差し掛かる。新幹線は長大なトンネルで通過しており、付近にある"切れ間"から海とまち並みを望む。


 糸魚川が近づくと海も近づくと思わせ、見られたのはセメント工場だったり。


 糸魚川を通過してしばらくすると内陸へと進路を変え、トンネルが多くなる。山間の景色は早いうちに収めておいたほうがいいのだろう。やがては長大なトンネルも待ち構える。


 トンネルを抜け、上越妙高の付近はまたも雪景色が広がっていた。


 上越妙高を通過する際、先に金沢から出発していたはくたか568号を抜かす。ここからは東日本の管轄となるも、かがやきが通過するため西日本の乗務員は長野まで担当する。通過するとまた長いトンネルへ…。


 トンネルを抜けると、そこはまた雪の残る長野県。2019年11月に乗車した際唯一通過した飯山は、当然ながらまたも通過となった。


 そのままさらにトンネルへと入っていき、抜けるとまた周囲が開けて景色が広がってくる。そびえて囲う山々は雪をかぶり、何度見ても美しい。標高が高くなり、山々が近いのもそう思われる要素だろうか。


 長野までそろそろだろうか。周囲は農地の多いものから、住宅など建物の多い景色となってきている。


 長野には新幹線のみならず、古来から在来線の総合車両センターを構えている。車両は多種多彩に留置されていたところ、新幹線はまだ速度が高いためうまくタイミングを合わせられない。


 金沢から67分で長野に到着。最速達タイプだったとはいえ、距離にしてあっという間だ。長野の新幹線駅は2面4線式ホームとなり、待避線は折り返しで主に使用される。隣で待つあさま626号はドアが開かないまま。


 新幹線で上野行きという表記は、令和時代に珍しいのかもしれない。もっとも東日本の新幹線で、東京が2面4線で手狭という理由も大きいだろう。乗ってきた臨時のかがやき534号は、長野から多く乗車して発車。大宮まで無停車で突き進んでいく。


 長野の新幹線駅は線路が地上にほぼ接しているため、在来線にあるような橋上駅舎となる。在来線の駅へも乗り換え専用の中間改札を設けている。


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 新幹線らしくここからの長距離乗車に備えてか待合室が広く取られており、コンビニ売店が入っている。発車案内は旧来からの3色LED式であり、待合室にも設置されていた。ここでコーヒー飲料を1本仕入れておこう。
(つづく)